共和党のウィスコンシン州知事スコット・ウォーカーに反対する人々が、州投票による知事のリコールを要求する100万人以上の署名を提出しました。その100万人強の署名は、必要数54万のほぼ2倍で、米国歴史上最大のリコール要求になりました。ウォーカー知事は、ほとんどの公務員の団体交渉権を取り上げる問題の法律を押し通したことで、非難を浴びています。この100万人の署名は「前回、2010年の選挙で投票した人、と言うことは合理的に考えて、リコール選挙に投票に行く選挙民のほぼ半数と言うことになります」と、ネイション誌のジョン・ニコラスは言います。「ワシントンの共和党指導部の緊縮経済政策を採り入れて公務員を犠牲にした財政改革をもくろみ、彼らの組合を破壊しようとし、学校予算の削減を試み、それに成功したことで、(ウォーカーは)選挙に直面せざるを得なくなるのです。われわれは経済問題のもっとも根幹について住民投票をするということになります。」