4週間近く隔離されている、解任されたエジプト大統領のムハンマド・モルシは7月30日、欧州連合(EU)特使のキャサリン・アシュトンとの面会を許可されました。軍用ヘリコプターで、未公表の場所でモルシを訪問したアシュトンは、モルシは“健康”だと言い、現在のエジプトの危機について伝えました。今回の面会前の7月27日には、カイロでのムスリム同砲団の集会にエジプト警察が発砲し、少なくとも72人が死亡し、100人以上が負傷しました。デモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースは、モルシの支持者に対する流血を伴う弾圧はエジプト国民を分裂させていると言います。「非常に親軍的な言動を見せているタハリール広場の人々とは一線を画し、自らを“第三広場”(The Third Square)と呼ぶ、非常に小さいながらも急成長している動きがあります。彼らは、親モルシ派とも一線を画しています」と、クドゥースは報告します。「彼らは、我々は軍と同砲団の双方に反対し、彼らのいうところの1月25日の革命の目標だったものを再構築しようとしている、と言っています」。