デイリーニュース

  • ロシア疑惑はさておき 北朝鮮への核戦争挑発は米大統領弾劾もの

    米国と北朝鮮との緊張が8日、一気に高まりました。トランプ大統領が、北朝鮮に対し「炎と怒り」を解き放つと威嚇し、核戦争開始の用意があると仄めかしたためです。数時間後、北朝鮮は、西太平洋の米領グアムを攻撃すると応酬しました。グアムには16万3千人の住民がおり、主要な米軍基地も存在します。ベテランの調査報道ジャーナリスト、アラン・ネアンに詳細を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/8/9(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 爆破されたミネソタ州モスク 代表がソマリア人コミュニティへの憎悪と暴力を煽ったことでトランプを非難

    マーク・デイトン知事は、ミネソタ州ブルーミントンのダー・アルファローク・イスラムセンター(Dar Al-Farooq Islamic Center)で起こった8月5日の攻撃をテロとして非難しました。人々が朝の祈りのために集まった午前5時頃、爆弾がモスクの事務所の窓から投げ込まれました。負傷者は出ませんでしたが、爆発で事務所が破損しました。連邦捜査局(FBI)が捜査を引き受けましたが、ドナルド・トランプ大統領は爆発以来25のツイートを発信しているにも関わらず、この攻撃についてはコメントしていません。トランプが選出されて以来、イスラム教徒とモスクに対するイスラム嫌悪の攻撃が増加しています。ダー・アルファローク・イスラムセンターの代表モハメド・オマールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/8/8(Tue)
    記事番号: 
    3
  • かつて投獄されたCIAの内部告発者ジョン・キリアコウ「ジェフ・セッションズはオバマの漏えい戦争を拡大している」

    ジェフ・セッションズ司法長官は、連邦捜査局(FBI)が報道機関への情報漏えいの可能性を捜査することに焦点を当てた新たなチームを作ったと発表しました。セッションズは8月4日の記者会見で、トランプ大統領が就任して以来、漏えい捜査は3倍の規模になったと述べました。いくつもの人権擁護団体が、セッションズの発言を非難しています。アメリカ自由人権協会(ACLU)のベン・ワイズナーは「漏えいの弾圧は、報道の自由と民主主義全体への弾圧です」と述べました。ブッシュ時代の拷問プログラムを暴露し、拷問関連で唯一収監された政府職員で、中央情報局(CIA)の元アナリスト、ジョン・キリアコウに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/8/8(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 連邦政府の上級職員がトランプによる気候科学者への抑圧を内部告発

    トランプ政権は、政府の科学者たちが気候変動に取り組んだり語ったりするのを止めさせようとしているのでしょうか? ニュース報道によると、ライアン・ジンキが内務長官になって以来、内務省の50人もの上級職員が異動になっています。内務省上級職員のジョエル・クレメントに話を聞きます。彼は最近まで、気候変動が北極圏のアラスカ先住民コミュニティにもたらす危険性を専門分野としてきました。しかし、彼は最近、何の説明も受けずに内務省内の無関係の仕事に異動となりました。彼は現在、石油およびガス会社の使用料の小切手を徴収しています。クレメントは、彼が気候変動について率直に発言したことで標的にされたと信じています。彼は、ワシントンポスト紙で自身の考えを公表しました。彼の記事のタイトルは、"I’m a scientist. I’m blowing the whistle on the Trump administration"(「私は科学者。私はトランプ政権を内部告発する」)です。

    dailynews date: 
    2017/8/8(Tue)
    記事番号: 
    1
  • シャーロッツビル副市長が南軍司令官立像の売却と黒人住民への補償基金設立を推進

    バージニア州シャーロッツビルでは、南北戦争時の南部連合軍司令官ロバート・E・リー将軍の像を中心街の公園から撤去する計画があります。12日土曜日には、これ抗議する白人ナショナリストの集会が開かれることになっており、市は警戒を強めています。このUnite the Right(右派団結)イベントには、集会への反対者も含め、数千人が集まると予測されています。白人ナショナリストのリチャード・スペンサーは、今年に入ってから、同じような抗議行動を組織しています。市当局は、イベントを中止させる方策を緊急に模索していると報じられています。南部貧困法律センター(SPLC)によると、白人至上主義者を自称する犯人によってサウスカロライナ州チャールストンの教会で9人の黒人信徒が殺された2015年の事件以降、公費で賄われている南部連合のシンボルが少なくとも60件、撤去または改称されています。シャーロッツビルの副市長ウェス・ベラミーに話を聞きます。ベラミーは、シャーロッツビル市議会に最年少で選出され、市のロバート・E・リー将軍像への反対運動を率いてきました。

    dailynews date: 
    2017/8/7(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 法律違反の税金滞納による住宅差し押さえと闘う黒人住民 再開発進むデトロイトで

    デトロイトでは市内の不動産物件の4件に1件が2011年から2015年までの間に財産税滞納のために差し押さえになっていたことが最近の研究でわかりました。デトロイトのダウンタウンで「ジェントリフィケーション」(貧困地域の再開発による高級化)が進む中、アフリカ系米国人の家族を中心とした長期にわたってデトロイトに住んでいた何千人もの人々が差し押さえで家を失っています。イリノイ工科大学シカゴ・ケント・ロー・スクールの教授、ベルナデット・アトゥアヘネに詳しく聞きます。アトゥアヘネは、上述の研究Stategraft(『ステイトグラフト(国家収賄)』)の共著者です。

    dailynews date: 
    2017/8/7(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ヒューストン市警察長:警察の暴力へのトランプの擁護は「警察官は野蛮人」という見方を強めるだけ

    ドナルド・トランプ大統領は、ニューヨークのロングアイランドで警察官に向けておこなった演説のなかで、警察の暴力を公に擁護したとみられる発言をし、全米各地の警察長から批判を浴び続けています。ギャング組織の構成員の取り締まりについて、警察官は容疑者に対して過剰な暴力を使う資格があるとの考えを示唆しました。ヒューストン市警察長のアート・アセベドに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2017/8/7(Mon)
    記事番号: 
    2
  • テキサス州の移民排斥法に立ち向かうヒューストン市のラティーノ系警察長に聞く

    テキサス州では、「在留資格を見せよ」("show me your papers")と呼ばれる新たな法が、9月1日から施行されますが、この法律は施行される前から市民の安全を脅かしていると指摘されています。上院法案第4号は、地方の法執行機関の職員が連邦政府の移民取締官との協力を制限することをA級軽犯罪とするものです。この法律は、移民税関捜査局からの勾留請求に警察が応えることを求め、また警察が勾留中の誰に対しても在留資格を問うことを許すものです。法執行機関の幹部たちによれば、この移民取り締まりはすでに、ラテン系住民の犯罪被害報告の減少につながっています。早ければ今週中に、上院法案第4号を違憲を理由に保留とするか否かの判断が出ることになっています。ヒューストン市初のラティーノ系警察長、アート・アセベドに話を聞きます。アセベドによると、ラティーノ系住民のレイプ被害の通報はすでに減り始めています。非ラティーノ系住民のレイプ被害の通報は増加しているのにです。デモクラシー・ナウ!の通信員を務めるルネ・フェルツ記者にも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/8/7(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「私が大統領だったら」:メキシコ系米国人バンドのラス・カフェテラス「越境と食の正義」の問題を提起

    ロサンゼルスを拠点にしているメキシコ系アメリカ人バンドのラス・カフェテラスがデモクラシー・ナウ!のスタジオでインタビューに応じ、生演奏も披露します。このバンドは、ロサンゼルス・タイムズで「パンク、ヒップホップ、ビートミュージック、クンピア、ロックをごちゃまぜにした独特のロサンゼルス・バンド」と評されました。今年、自身のヒット曲"If I was President"(私が大統領だったら)を含むニューアルバムTastes Like L.A.(『L.A.みたいな味』)をリリースしました。「左派では、私たちが反対していることをいつも話しています」とこのバンドを作った2人のうちの1人ヘクター・フロレスは話します。「自分たちが何のために活動しているのか真剣に問い直し、新たに想像しなおしたいのです。なぜなら、今こそ、その目的を推し進めるべき時がきているからです」とデニス・カルロスは話します。

    dailynews date: 
    2017/8/4(Fri)
    記事番号: 
    0
  • 国境軍備を強化 トランプ大統領が国土安全保障省長官ジョン・ケリーを大統領首席補佐官に指名

    ドナルド・トランプ大統領は2日、米国が受け入れる移民の数を半減させる提案を快諾しました。ここ半世紀以上の間で最大の移民法の改正となるかもしれません。RAISE法案(雇用活性化のための移民法改革法案)は、英語を話せる者、学士より上の学位を取得した者、職務能力を証明できる者の申請を優遇する「能力主義の移民制度」をめざしています。この発表は、トランプ大統領に解任された大統領首席補佐官ラインス・プリーバスの後任に元国土安全保障省長官のジョン・ケリー退役大将が就任すると同時に行われました。エミー賞を2度受賞したジャーナリスト、ジョン・カルロス・フレイに話を聞きます。彼の新しい調査は、ABCの番組『20/20』と提携して行われた"Life and Death at the Border"(「国境の生と死」)です。

    dailynews date: 
    2017/8/4(Fri)
    記事番号: 
    2

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