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2016年4月20日(水)

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  • 19 日、ニューヨーク州の予備選で共和党のドナルド・トランプと民主党のヒラリー・クリントンがそれぞれ決定的勝利を収め、大統領選候補指名に近づきました。共和党では、トランプが 95人中 89 人の代議員を獲得する見通しです。民主党では、前ニューヨーク州上院議員ヒラリー・クリントンが得票率 58 %対42%でバーニー・サンダース上院議員を制しました。サンダースは大多数の郡で勝利しましたが、ニューヨーク都市圏ではクリントンが大勝しました。元マンハッタン区長のバージニア・フィールズと、経済政策研究センターのエコノミスト、マーク・ワイスブロットに話を聞きます。

  • 19 日に行われたニューヨークの予備選は、混乱が目立ちました。特にブルックリンでは、自分の名前が選挙人名簿から削除されていることが投票所で判明したり、自分の投票所で投票できなかった有権者の数が何万人にもおよびました。ニューヨーク市選挙管理委員会は、 2015 年 11 月以降、ブルックリンの 12 万 5 千人以上の有権者の名前が選挙人名簿から削除されたと認めました。また、投票所のスタッフが投票機を操作できなかった、つじつまの合わない情報を伝えた、別の投票所に行くよう有権者に誤った指示を出したなどの報告もあります。ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は、「有権者と投票権監視人たちから、ブルックリンの選挙人名簿者には多数の誤りがみられ、中には建物ごと、あるいは 区画ごとまるまる有権者の名が排除されていた例もあったという報告が入っている」と発表しました。「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law) の全米議長兼事務局長のクリステン・クラークに話を聞きます。

  • 17 日、ブラジルの下院はジルマ・ルセフ大統領の弾劾に向けた手続きを開始するか否かを問う採決を行ない、367 対 137 で可決しました。5 月初旬、ブラジルの上院は政府会計の粉飾に関わった容疑でルセフを裁判にかけるか、可否を問う採決を行います。19 日、ルセフは、弾劾をめざす動きは「クーデター」であり「原罪」に当たると表明しました。ブラジルは大規模な汚職スキャンダルの渦中にありますが、ジルマ・ルセフ自身が不正な収賄で告発されているわけではありません。しかし、ブラジル議会の 318 人の議員が捜査を受けたり告発されており、中には、ルセフの弾劾を支持している議員も多数、含まれています。弾劾追求の先頭を切っているのはブラジルの下院議長エドゥアルド・クーニャで、スイスの銀行口座に 500 万ドルを隠匿していたとして告発されています。一方、ニュースサイトの「インターセプト」の報道によると、ブラジル野党のリーダーが米国の首都ワシントンに赴き、米国高官やロビイスト達と密談を行っています。中道右派のブラジル社会民主党( PSDB)のアエシオ・ヌベス上院議員は、米上院外交委員会委員長で有力メンバーでもあるテネシー州選出の共和党議員ボブ・コーカーはじめ有力者たちと会談し、ブラジルの状況について話し合っていると報じられています。また、ヌベスは、ワシントン のロビイスト組織「オルブライト・ストーンブリッジ・グループ」が主催した昼食会にも参加した模様です。同グループは、クリントン政権で国務長官を務めたマデレーン・オルブライトと元ケロッグ社 CEO のカルロス・グティエレスが共同で会長を務めています。ブラジルにいるインターセプトのアンドリュー・フィッシュマンと、経済政策研究センターの共同代表であるマーク・ワイスブロットに話を聞きます。

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