デイリーニュース

  • 生体実験のための飼育:グレン・グリーンウォルドが犬を使う「良心を欠いた」米国動物実験業界を批判

    米国では動物実験が急増しています。農務省の報告によれば、2016年の一年だけで、6万1千頭の犬が米国内の実験で使用され、その他の動物も含めると82万頭が実験のために使用されました。調査報道サイトの『インターセプト』は、米国内で動物実験を唯一の目的として犬を飼育する、規制が少なく利益が大きい業界について大掛かりな調査を行いました。調査は、実験施設にビーグル犬を販売する三大企業の一つであるリドグラン・ファームズ社のおぞましい実態を明らかにしました。リオデジャネイロにいる『インターセプト』のグレン・グリンウォルドから詳しくききます。彼の徹底調査のタイトルは、"Bred to Suffer: Inside the Barbaric U.S. Industry of Dog Experimentation”(「苦しむために育てられる:米国の野蛮な犬実験産業の内幕」です。

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    2018/5/30(Wed)
    記事番号: 
    4
  • アマゾン社やホール・フード社に「ケージ・フリー」卵を納入する工業型農場への抗議で39人が逮捕

    29日、動物の権利擁護団体Direct Action Everywhere[「あらゆる場所で直接行動」の意]の数百人がカルフォルニア州ペタルマで鶏を飼育している工業型卵農場に向けて抗議デモを行いました。サンライズ・ファーム社が所有するこの施設は、アマゾン社やホール・フード社に平飼い飼育の鶏卵を納入しています。活動家によれば、彼らは37羽の鶏をこの飼育場から救出し、保護のため獣医のもとへ運びました。警察は不法侵入で39人を逮捕しました。ピューリツアー賞受賞歴のあるジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドから詳しく聞きます。彼は先週末、カルフォルニア州バークレーで開かれた動物解放会議(Animal Liberation Conference)で講演を行ったところです。

    dailynews date: 
    2018/5/30(Wed)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルド:ABC放送はなぜ アラブ人やパレスティナ人に対するロザンヌ・バーのヘイト・ツイートを問題にしなかったのか

    29日、ABC局は人気番組『ロザンヌ』の主演スター、ロザンヌ・バーのツイッターでの一連の人種差別発言を受け、番組の打ち切りを発表しました。ツイッターの中でロザンヌは、「VJは、ムスリム同胞団と『猿の惑星』との落とし子」と書いていました。VJとは、長年、オバマ前大統領の顧問をつとめた、アフリカ系アメリカ人女性、バレリー・ジャレットのことです。ロザンヌはまた、ユダヤ系の億万長者ジョージ・ソロスをナチの協力者だったと非難し、チェルシー・クリントンを攻撃しました。番組の打ち切り決定を行なったのは、アフリカ系アメリカ人として初めて主要テレビ局の社長となったチャニング・ダンジです。昨年放送が始まった1980年代のシチュエーション・コメディのリバイバル番組『ロザンヌ』は高視聴率を取り、トランプ大統領から絶賛され、ロザンヌは番組の成功を祝う電話を受けました。リオデジャネイロにいるグレン・グリーンウォルドから詳しくききます。

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    2018/5/30(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ハリケーン・カトリーナや9.11を超す死者数 ハリケーン・マリアによる死者は公式発表の70倍の4645人

    ハーバード大学の研究チームがハリケーン・マリアによるプエルトリコの死者数は公式集計64人の70倍にのぼる可能性があるという驚くべき調査結果を発表しました。医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(New England Journal of Medicine)に発表されたこの新研究によれば、死者数は最低4645人、おそらくは5740人にも上ります。トランプ大統領はこれまでのところこの研究結果に何の反応も示していません。しかし、トランプ大統領は昨年10月にプエルトリコを視察した際には、公式集計による死者数が少なかったことを誇らしげに語っていました。死者数が少なくとも4645人だとすると、ハリケーン・マリアは米国の歴史上二番目に多くの死者を出したハリケーンです。死者数が最大だったのは、1900年にテキサスで1万2千人が死亡したハリケーン・ガルベストンでした。ハーバード大学の研究は、「[停電や交通網の破壊などにより]医療が中断されたことがハリケーンから数カ月後も高い死亡率が維持された主要な要因であり、研究結果は広範に報告されている医療システムの中断と整合している。医療の中断は、現在、自然災害の際、罹患率と死亡率のいずれをも上昇させる大きな要因になってきている」としています。

    dailynews date: 
    2018/5/30(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「私たちを動物のように扱うな」:国境警備隊員がグアテマラの先住民女性を殺害したことで高まる怒り

    グアテマラでは、19歳の先住民の女性クローディア・ゴメス・ゴンサレスのために家族が正義を求めています。彼女は5月第4週、テキサス州の国境近くで、米国国境警備隊員によって頭部を撃たれて死亡しました。国境警備隊は当初、隊員の一人が「複数の人物から鈍器で攻撃を受けた」後に発砲が起こったと主張していました。この証言ではゴンザレスは「攻撃してきたひとり」とされていました。しかし警備隊はその後話を変え、隊員は「群衆が彼の口頭での命令を無視し、代わりに彼に向かって突進した」後に発砲したと述べました。しかし、発砲が起こった場所の近くに住む住人の一人は、隊員が何かを叫んだりするのは全く聞かなかったと述べました。テキサス州デル・リオにあるグアテマラ領事館は、「国境警備隊による暴力と過大な武力行使」と批判して、ゴンサレスの死の調査を求めています。ゴンサレスは死亡したとき、彼女のボーイフレンドと再会するためにバージニア州に向かう途中でした。アメリカ自由人権協会の「国境の権利センター」(Border Rights Center)の代表であるアストリッド・ドミニケスに、ヒューストンから話を聞きます。受賞歴のある調査報道ジャーナリストであるサラ・マクラグにも、ミズーリ州セントルイスから話を聞きます。

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    2018/5/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • アイルランドの中絶投票を受け 北アイルランドで高まる中絶の権利を求める声

    アイルランドの有権者たちは5月25日、同国の非常に厳しい中絶法を緩和させることに圧倒的な数の賛成票を投じ、リプロダクティブ・ライツ(女性の性と生殖に関する権利)に大勝利をもたらしました。女性と胎児に同等の権利を与えるアイルランドの憲法修正第8条を撤廃する国民投票で、投票に行った人々の3分の2が、賛成票を投じました。しかし5月25日の投票は、イギリスが統治する北アイルランドでの中絶の権利を変更することはありません。北アイルランドでは中絶手術を禁じる19世紀の法律が現在も残っています。アイルランドのダブリンから「賛成のための団結」(Together for Yes)の共同代表で、「中絶の権利運動」(Abortion Rights Campaign)の共同設立者であるグレイン・グリフィンに話を聞きます。「賛成のための団結」の選挙コーディネーターで、「アイルランド学生連盟」(Union of Students in Ireland)の元代表であるアニー・ホーイにも話を聞きます。

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    2018/5/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ほぼすべての中絶を禁止する法の撤廃 アイルランドの歴史的な投票を支援した2人の活動家にインタビュー

    「自由で安全で合法的」。2012年に始まったアイルランドの女性たちによる「中絶の権利運動」(Abortion Rights Campaign)のスローガンです。この運動は5月25日の歴史的多数の投票につながり、アイルランドの非常に厳しい中絶法を緩和させることになりました。1983年に制定された、女性と胎児に同等の権利を与えるアイルランドの憲法修正第8条を撤廃する国民投票では、投票に行った人の3分の2が賛成票を投じました。賛成票は、女性が妊娠12週間目までに中絶を求めることを可能にする法案も支持しています。これはこれから法制化されなければなりません。2012年にアイルランドの病院で流産の末死亡したインド人歯科医サビータ・ハラパナバルの事件は世間の注目をあつめ、今回の国民投票のきっかけのひとつとなりました。この病院の医師たちは、胎児の心音が聴こえるという理由で、ハラパナバルの再三の中絶の要求を拒否し、彼女は致命的な感染症にかかりました。アイルランドのダブリンから「賛成のための団結」(Together for Yes)の共同代表で、「中絶の権利運動」の共同設立者であるグレイン・グリフィンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/29(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 1968年を振り返る ソンミ村虐殺 キング牧師暗殺 コロンビア大の学生スト ケイトンズビルの9人

    メモリアル・デー(戦没者追悼記念日)の特別番組として、本日は現代米国史の節目となった1968年という年を振り返ってみましょう。この年には、マーティン・ルーサー・キング牧師とロバート・ケネディの暗殺、コロンビア大学からサンフランシスコ州立大学まで歴史的な盛り上がりをみせた学生のストライキ、ソ連によるチェコスロバキアの侵攻、シカゴで行われた民主党大会での抗議活動、ベトナム戦争の深刻化など、さまざまなできごとが続きました。本日は時間いっぱいを使って、ベトナムのソンミ村虐殺事件、キング牧師の暗殺、コロンビア大学の学生スト、「ケイトンズビル事件の9人」という鍵となった4つの事件をめぐり、デモクラシー・ナウ!の最近の放送を抜粋してお送りします。

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    2018/5/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 亡命キューバ人&CIA工作員ルイス・ポサダ・カリレス 長年のテロ活動にもかかわらず自由の身で米国で死去

    元アメリカ中央情報局(CIA)工作員の亡命キューバ人ルイス・ポサダ・カリレスが23日、マイアミ郊外で亡くなりました。享年90でした。ポサダ・カリレスは1976年に起きたクバーナ航空455便爆破事件を首謀した容疑者として最も知られています。何十年にわたり、キューバとベネズエラからテロ容疑者として身柄引き渡しの要請があったにもかかわらず、米国政府はポサダ・カリレスの送還を拒否していました。ポサダ・カリレスは後に、1997年にキューバで起きた一連のホテル爆破事件への関与を公然と認めました。2000年にはフィデル・カストロが演説をする予定だった公会堂の爆破を計画したとしてパナマシティで拘束されました。こうした犯罪歴にも関わらず、ルイス・ポサダ・カリレスは自由の身でフロリダで亡くなりました。ワシントンD.C.を拠点にするキューバ人弁護士ホセ・ペルティエラに話を聞きます。彼はルイス・ポサダ・カリレス送還要求の件でベネズエラ政府の代理人を務めており、2000年~2001年にはエリアン・ゴンザレスの代理人も務めました。

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    2018/5/25(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ビル・コスビーによるレイプ被害者 「黒人女性には告発を控えるよう不当な圧力がかかっている」

    25日に警察へ出頭したハービー・ワインスティーンは、女性2人に対する性的暴行の罪に問われています。ちょうど1カ月前には、エンターテインメント界のもう一人の大御所、コメディアンのビル・コスビーが世間の見守る中で転落しました。コスビーは、2004年にアンドレア・コスタンドに薬を飲ませ、性的暴行を加えたとして、3件の悪質な強制わいせつ罪で有罪判決を受けました。コスタンドはテンプル大学女子バスケットボールチームの元部長です。ワインスティーン同様、コスビーは多くの女性から性的暴行で訴えられており、その中には何十年も前に発生したものものあります。現在80歳になるコスビーは最長で禁固30年の刑を受ける可能性があり、量刑は今夏に申し渡される予定です。ロサンゼルスから視覚芸術家で俳優のリリ・バーナードに話を聞きます。彼女もビル・コスビーを訴えた一人で、1990年代前半に「ザ・コスビー・ショー」のゲスト出演の準備中にコスビーに薬を盛られ、レイプされたと主張しています。引き続き、ハービー・ワインスティーンによる性的暴行の被害者ルイーズ・ゴッドボールドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/25(Fri)
    記事番号: 
    3

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