デイリーニュース

  • ジョン・ボルトンがアフガニスタンでの米国の拷問の捜査に絡み国際刑事裁判所の判事たちを威嚇

    トランプ大統領の国家安全保障問題担当補佐官ジョン・ボルトンは、アフガニスタンで米軍が犯したとされる戦争犯罪について国際刑事裁判所(ICC)の判事が捜査を進めるなら彼らに対して米国は制裁を行うと警告しました。ICCの報告書は2016年、進行中の戦争において、米軍がアフガニスタンで少なくとも61人の囚人を拷問したとして非難しました。この報告書はさらに、米中央情報局(CIA)がアフガニスタン、ポーランド、ルーマニア、リトアニアのCIAの刑務所で、少なくとも27人の囚人にレイプを含む拷問をしたと糾弾しています。ボルトンは9月10日、「フェデラリスト協会」(Federalist Society)での講演で、「我々はICCを自滅させるだろう。結局のところ、どう見てもICCはすでに我々にとって死んだも同然だ」と述べました。アメリカ自由人権協会の人権プログラムの代表であるジャミル・ダクウォーに話を聞きます。

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    2018/9/11(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 気候変動の影響で巨大化するハリケーン「フローレンス」 南北カロライナ両州とバージニア州で150万人が避難 

    ハリケーン「フローレンス」が引き続き勢力を強め米東海岸に迫る中、バージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州の沿岸部で150万人以上に避難命令が出されています。この非常に強いカテゴリー4の嵐は、9月13日または14日に上陸し、上陸後も豪雨と強風が数日続く可能性があると予想されています。沿岸部全域の人々は大規模な洪水と、国立ハリケーンセンターが「生命を脅かす」と表現している高潮に備えています。専門家たちは、被害は壊滅的になる可能性があると警告しています。

    dailynews date: 
    2018/9/11(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米最高裁判事承認公聴会 カバノーは偽証で弾劾されるべきか 元上院議員補佐官が盗まれた民主党メモについて語る

    指名承認公聴会を終えた最高裁判事候補のブレット・カバノーが偽証罪の告発に直面しています。先週の公聴会でカバノーに質問したパトリック・レイヒー民主党上院議員(バーモント州選出)は、カバノーが連邦判事になる際の2004年と2006年の公聴会で上院司法委員会に対して嘘をついたことを指摘しました。当時ジョージ・W・ブッシュ大統領の顧問だったカバノーが、共和党の判事候補への反論戦略を詳述した民主党の内部ファイルは見ていないとこれらの公聴会で証言したことを受けたものです。パトリック・レイヒー上院議員の元補佐官リサ・グレーブスに話を聞きます。グレーブスは、“I Wrote Some of the Stolen Memos That Brett Kavanaugh Lied to the Senate About”(「上院でブレット・カバノーが嘘をついた『盗まれたメモ』の一部を書いたのは私です」)と題した記事を発表しています。グレーブスは、上院司法委員会の高官指名担当主任顧問、司法省の司法副次官補を務めました。現在は、企業の民主主義に対する影響を調査する団体「ドキュメンテッド(Documented)」の共同代表を務めています。

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    2018/9/10(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「気候のために立ち上がれ」 サンフランシスコで数万人がデモ 化石燃料なしの世界を呼びかけ

    世界各地90カ国以上で8日、気候変動に対する緊急行動を求める抗議活動がおこなわれ、数十万人が参加しました。サンフランシスコでも、”Rise for Climate, Jobs and Justice”(気候と仕事、正義のために立ち上がれ)と名付けられたデモ行進に3万人が参加しました。米西海岸でおこなわれた気候変動デモとしては史上最大とみられます。カリフォルニア州知事ジェリー・ブラウンが音頭を取る「グローバル気候行動サミット」(Global Climate Action Summit)がまもなくサンフランシスコで開幕します。デモクラシー・ナウ!がサンフランシスコの街頭からデモの様子をお届けします。

    dailynews date: 
    2018/9/10(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 人道危機に瀕するイドリブ シリア軍 反体制派拠点への侵攻の構え

    ロシア、イラン、トルコの首脳たちは9月7日テヘランで会合し、シリア軍が反体制派の拠点イドリブに総攻撃をかけようとする事態について協議します。ロシアとイランはシリアの現政権と親密ですが、トルコはシリアの反体制勢力の重要な支援者です。一方、米国は9月7日シリアの危機に関する国連安全保障理事会の会合の議長を務める予定です。国連はイドリブへの攻撃は人道危機に繋がる可能性があると警告します。また、シリア担当国連特使ステファン・ド・ミツラは、テヘランでの話し合いが失敗に終われば、80万名もの市民が避難民となる恐れがあり、300万のイドリブ住民の間にパニックが広まると指摘しています。他方でワシントンポスト紙によると、トランプ米大統領はイラン勢力をシリアから排除する作戦の一環として、シリア国内での米軍の活動を無期限に延期する新戦略に合意した模様です。ベイルート在住で受賞暦のあるジャーナリストのラニア・アブゼイドに話を聞きます。No Turning Back. Life, Loss, and Hope in Wartime Syria(『後戻りはできない。シリア内戦における生活、喪失、そして希望』)の著者で、2011年に反体制蜂起が起きて以来、シリアから沢山の記事を書いてきました。

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    2018/9/7(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 移民の子供400人以上が親から引き離されたまま トランプ政権は無期限拘束を画策

    トランプ政権は、裁判所が命じた移民の子供の収容終了期限を解除させようとしています。政権の提案は、20日を超える子供の収監を禁じた1997の連邦裁判所の和解「フローレス合意」を破棄し、移民家族の無期限こう留を可能にするものです。裁判所がトランプ政権に対し、すべての引き離された移民家族を再会させるよう命じて設定した実施期限から一カ月以上が過ぎたのに、400人以上の子供が親から引き離されたままです。米国自由人権協会によると、連邦裁判所が6月26日に家族再会の期限を定める前に、移民関税捜査局(ICE)の職員は引き離された子供たちの親の数百人に連絡する電話番号を入手できていたのに、意図的にその電話番号を数カ月にわたり伏せていたらしいのです。収容された子供たちの親探しに率先して活動している団体ジャスティス・イン・モーション(Justice In Motion)の創設者キャスリーン・キャロン事務局長に話を聞きます。

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    2018/9/7(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ロー対ウェイド判決の危機:カバノー判事は妊娠中絶権は未決着との考え 資料開示で明らかに

    米最高裁判事に指名されたブレット・カバノーの承認公聴会は6日、一連の劇的な展開を迎えました。民主党上院議員たちが、カバノーがジョージ・W・ブッシュ政権のスタッフとして作成した秘密文書を公開し始めました。またニューヨークタイムズ紙も同日に大型記事を掲載し、カバノーはホワイトハウス秘書官だった2003年に、妊娠中絶の権利を保障したロー対ウェイド事件の最高裁判決を「法的な決着」とは思わない旨を記していたことを明らかにしました。「必ずしも全ての法学者がロー判決を最高裁レベルの法的な決着としているとは言い切れない。最高裁はいつでも判例を覆すことが可能であり、3名の現職最高裁判事がその意思を持っているからだ」。このような新事実の暴露は、トランプ政権がカバノーの履歴に関する10万ページ以上の記録を大統領特権を盾に非開示にしている中で起こりました。「法令に基づく公民権のための弁護士委員会」(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表で事務局長のクリステン・クラークに話を聞きます。

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    2018/9/7(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「美しい瞬間」:植民地時代の法を覆し 同性間の性行為を合法化したインド裁判所を アルンダティ・ロイが賞賛

    インド最高裁が、双方合意の上での同性間性行為を犯罪とする法律を撤廃したことは、LGBTQIグループにとって大きな勝利となりました。これまでほとんど執行されなかったとはいえ、1860年代に英国の植民地政府が制定したこの法律は、インド刑法の一部でアナルセックスを犯罪とし終身刑の可能性もあるもので、今回の判決はその部分を無効としました。ニューデリーを拠点とする、活動家としても作家としても高い評価を得るアルンダティ・ロイに話を聞きます。ロイは1997年に処女作『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞しました。

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    2018/9/6(Thu)
    記事番号: 
    4
  • アルンダティ・ロイ:モディ首相が反対派弾圧を広める中 米国はインド軍との関係を強めている

    9月6日、マイク・ポンペイオ国務長官とジム・マティス国防長官は、両国の軍事および貿易関係の強化について話し合うため、インドのニューデリーを訪問します。インドは世界最大の武器輸入国です。この訪問の前週、インド政府は著名な人権保護活動家、弁護士、詩人など、モディ政権の批判者を標的とした手入れを行い、少なくとも5人が逮捕されています。今回の逮捕は、総選挙を来年に控え反対派の口を封じようとする、モディ政権の広範囲な計画の一部であると反対派は主張しています。賞に輝く作家で活動家のアルンダティ・ロイに話を聞きます。ロイは1997年に処女作『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞しました。最新作はThe Ministry of Utmost Happiness(『『至福を司るもの』)です。

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    2018/9/6(Thu)
    記事番号: 
    3
  • NYタイムズ論説を寄稿した匿名のトランプ政権高官への返答 「あなたは抵抗運動の一員ではない」

    ニューヨークタイムズ紙が9月5日、トランプ政権の高官を名乗る匿名の論説を掲載したことで、ホワイトハウスは忠誠心のない大統領側近をあぶり出そうと躍起になっています。この論説によれば、トランプ政権内部では大統領が衝動的で最悪の行動をとることを抑えようとする「静かなる抵抗」が進行中だということです。この前代未聞の匿名論説で、この政権高官は「政権内の多くの上級職員は内部で、大統領の計画の一部と、彼の性格の最悪の部分を抑えようと努力している」と書いています。「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)」のビンス・ウォーレン理事長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/6(Thu)
    記事番号: 
    2

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