デイリーニュース

  • 「スティーブン・ミラーは移民政策の偽善者。おじである私には、よくわかる」とデイビッド・グロッサー

    ホワイトハウス上級顧問スティーブン・ミラーは、広範な批判を受けているトランプ政権の多くの移民政策の中心的考案者で、家族引き離し、ムスリム入国禁止、米国が受け入れる難民数の大幅削減などを立案してきました。現在、彼は、オバマケアや子どもの健康保険、フード・スタンプ[訳注:低所得者に向けた食料費補助制度の通称]など一連の公的扶助制度を利用したことがある移民の、米国の市民権やグリーン・カード(永住権)の取得を著しく困難にする政策を立案中です。スティーブン・ミラーの移民に敵対的な言辞や政策に、彼自身の親族からも批判の声があがっています。ステファンの叔父であるデイビッド・グロッサーは最近ポリティコ誌に、「スティーブン・ミラーは移民政策の偽善者。おじである私には、よくわかる」と題する記事を寄稿し、その中で、「もし甥の考える移民政策が1世紀前に実施されていたら、私たちの家族は地上から抹殺されていたことでしょう」と書いています。

    dailynews date: 
    2018/9/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領の国連演説 イランやベネズエラを脅迫 自画自賛に世界が失笑

    国連総会でのトランプ大統領の自らの業績への自画自賛が、世界のリーダーたちから失笑を買いました。トランプは北朝鮮を称賛し、ドイツを攻撃しました。イランに対する「混乱と死と破壊の種をまいている」という糾弾は、イランのハッサン・ロウハニ大統領から強い反発を受けました。「驚くべきは、この総会議場にいる経験豊かな外交専門家たちがトランプに失笑を浴びせたということではなく、彼が米国内でより大きな嘲笑を受けていないということです。ケーブルテレビのニュース番組はトランプをまじめに報道しています。彼はいつでもどこでも嘲笑を受けるべきです」と、歴史家でありEngaging the Muslim World.(『ムスリムの世界に取り組んで』)の著者であるフアン・コールは語ります。

    dailynews date: 
    2018/9/26(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ナオミ・クライン:ハリケーン「マリア」から1年後 プエルトリコの災害で自然なものは何もない

    ハリケーン「マリア」と「イルマ」によってプエルトリコで数千人が死亡し、米国史上最長の停電が引き起こされてから1年が経ちました。The Battle for Paradise: Puerto Rico Takes On the Disaster Capitalists(『楽園を求める闘い:災害を利用する資本家に立ち向かうプエルトリコ』)の著者で、インターセプト誌にThere’s Nothing Natural About Puerto Rico’s Disaster(「プエルトリコの災害で自然なものは何もない」)というタイトルの最新記事を書いたナオミ・クラインに話を聞きます。トランプ大統領は9月26日、ハーバード大学の研究が死者数は最大で4600人と試算しているにも関わらず、2つの嵐によって数千人が死んだのは事実ではないとツイッターで誤った主張をして多方面からの批判を受けました。一方、トランプ大統領は9月24日、トランプ政権の「マリア」への対応について厳しく批判しているサンフアンのカルメン・ユリン・クルス市長が在職している限り、プエルトリコの州への格上げは「絶対にさせない」と表明しました。

    dailynews date: 
    2018/9/25(Tue)
    記事番号: 
    3
  • マーシー・ウイーラー「ローゼンスタインの罷免は必ずしもモラー捜査の終わりの前兆ではない」

    2016年の大統領選におけるロシアの役割について、ロバート・モラー特別検察官による捜査をめぐる緊張が高まる中、ニュースサイトの「アクシオス」(Axios)がロッド・ローゼンスタイン司法副長官が9月第3週末に口頭で辞意を表明したと報じ大騒動になりました。9月第3週末、ローゼンスタインとジョン・ケリー大統領首席補佐官がホワイトハウスで会談、ニューヨークタイムズ紙が、ローゼンスタインがホワイトハウスでトランプの発言を密かに録音することを提案したうえにトランプを不適正で弾劾する憲法修正第25条を発動するための閣僚を探していた、と報じた数時間後のことでした。トランプはローゼンスタインは引き続き在職、9月27日に2人で会談する予定だと述べました。トランプ政権がモラーの捜査を終わらせる可能性があるという懸念に応え、マーシー・ウイーラーは「モラーがポール・マナフォートの証言を、ある程度まで得られた時点で、トランプが今回の捜査を完全に妨害するには遅すぎたと思います」と、言います。ウイーラーは、国家安全保障と市民の自由について取材する独立系ジャーナリストで、ウェブサイト「エンプティウィ―ル・ドット・ネット」(EmptyWheel.net)を運営しています。

    dailynews date: 
    2018/9/25(Tue)
    記事番号: 
    2
  • #MeToo 運動の創設者タラナ・バークが語るカバノーに対する性的暴行疑惑:「私たちは被害者を信じる」

    現在2人の女性が、トランプ大統領が指名した最高裁判事候補のブレット・カバノーを性的暴行で公に告発してます。また少なくとも128人が9月24日、彼の承認への抗議行動中に連邦議会議事堂前で逮捕されました。「ハッシュタグの拡散ではなく、こんな風に扱われるのはもう終わり、また1人被害者がこんな風に扱われることには我慢ならないと自ら街頭で訴える時がわれわれに来たのです」と、Me Too運動の創始者のタラナ・バークは言います。彼女は9月24日、性暴力の被害者たちと連携して職場・教室放棄を呼びかけました。国家安全保障と市民の自由について取材する独立系ジャーナリストのマーシー・ウイーラーにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/25(Tue)
    記事番号: 
    1
  • バーバラ・ランスビー博士:私たちはアニタ・ヒルへの中傷の教訓をカバノー公聴会で生かせるか

    ブレット・カバノーの最高裁判事指名をめぐり、クリスティン・ブラジー・フォード博士が27日に証言するというニュースを聞いた多くの人々が、1991年のアニタ・ヒルの公聴会での過ちを繰り返してはならないと上院議員に呼びかけています。アニタ・ヒルは1991年、当時の最高裁判事候補クラレンス・トーマスから職場で受けたセクハラについて、全員が白人男性の上院司法委員会で質問を受けました。証言から数週間後には、1600人近くの黒人フェミニストが「自らを守るアフリカ系アメリカ人女性」(African American Women in Defense of Ourselves)を組織、署名入りのマニフェストがニューヨーク・タイムズ紙に意見広告として掲載されました。マニフェスト立案者の一人、バーバラ・ランスビーに話を聞きます。ランスビーは歴史家で作家、活動家でもあり、イリノイ大学シカゴ校でアフリカ系アメリカ人研究、ジェンダー・女性学、歴史を教える教授です。

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    2018/9/24(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「サバイバーの声を聴け」 カバノーのレイプ未遂の告発者ブラジー・フォードの高校の卒業生1100人がFBIの捜査を要求

    15歳の時に17歳のカバノーから受けたレイプ未遂の被害を申し立てているクリスティン・ブラジー・フォードは、27日の上院司法委員会で証言することに同意しました。ブラジー・フォードが1984年に卒業したメリーランド州の進学校ホルトン・アームズ・スクールの卒業生1100人以上がカバノーに対する告発を支持する書簡に署名し、彼女の告発に感謝の意を表しました。書簡は次のようにつづっています。「就任すれば終生最高裁判事を務めることになるブレット・カバノーの承認について上院が適切な採決を行うには、徹底した独立調査が必要です。ブラジー・フォード博士の体験は、私たちがホルトンに通っていた時に聞いた話や経験したことと一致しています。私たちの多くもサバイバーなのです」。ホルトン・アームズ・スクールの卒業生で、ブラジー・フォードを支援するための書簡のキャンペーンを組織したアレクシス・ゴールドスタインが首都ワシントンから番組に加わります。ニュースサイト「リワイア」(Rewire)の代表で編集長ジョディ・ジェイコブソンにも聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/24(Mon)
    記事番号: 
    2
  • カバノーに第2の性的暴行申し立て 上院補佐役はそれを知って承認を急いだか

    最高裁判事候補のブレット・カバノーを性的不品行で告発する新たな女性が現れたのを受け、ダイアン・ファインスタイン上院議員はカバノーの指名承認手続きの即時延期を呼びかけました。イェール大学でカバノーのクラスメートだったデボラ・ラミレスは、大学寮の部屋で行われたパーティーで、カバノーが下半身を露出し彼女の顔に押しつけたと非難しています。ラミレスはニューヨーカー誌に公表を前提としてこの話を告白、現在FBIの捜査を求めています。ニューヨーカー誌によると、共和党上院議員の補佐役らはラミレスの主張を先週知った後、疑惑が公になる前にカバノーの指名を早めようとしました。クリスティン・ブラジー・フォード博士は15歳のときに当時17歳のカバノーにレイプされそうになったという申し立てについて27日の上院司法委員会で証言することに同意しています。カバノーはいずれの告発についても否認しています。ニュースサイト「リワイア」(Rewire)の代表で編集長のジョディ・ジェイコブソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/24(Mon)
    記事番号: 
    1
  • マイケル・ムーア「我々はヒトラーを権力の座に就かせた『良きドイツ人』のようになるのか」

    新作ドキュメンタリーFahrenheit 11/9(『華氏11/9』)のなかでマイケル・ムーアは、生存する最後のニュルンベルク裁判検事ベン・フェレンツを取材しています。フェレンツは、トランプ大統領の米国・メキシコ国境における家族分離政策や移民の子供たちの大規模収容を「人道に対する罪」だと述べています。ムーアは、ナチスドイツのヒトラーの台頭にも目を向け、アメリカ合衆国におけるトランプ台頭と比較しています。
    dailynews date: 
    2018/9/21(Fri)
    記事番号: 
    4
  • マイケル・ムーア「民主党が2016年にトランプ氏をもっと真剣に受け止めなかったのは致命的なミス」

    2016年7月、マイケル・ムーアは"Five Reasons Why Trump Will Win"(「トランプ氏が勝つ5つの理由」)という題でコラムを執筆しました。そのなかで、ムーアは「ドナルド・J・トランプ氏が11月に勝つだろう。この卑劣で、無知で、危険で、時々ピエロを演じ、常時反社会行為を繰り返す病質者が我々の次期大統領になる。『トランプ大統領』。思い切って言ってみよう。だって次の4年間そのことばを口にすることになるのだから」。ムーアはトランプが当選することになる5つの理由をあげました。①トランプが中西部に焦点をあてていること ②「怒れる白人の最後のあがき」 ③「ヒラリーが抱える問題点」 ④「意気消沈したバーニー・サンダース支持者の票のゆくえ」[訳注:予備選で敗退したサンダースの支持者が、意気消沈して大統領選でトランプや第三党候補に投票したり、投票をまったく見合わせる]、⑤そしてムーアが言うところの「ジェシー・ベンチュラ効果」すなわち体制を混乱させたいというだけの理由でトランプに投票する、の5つです。マイケル・ムーアにこの予測について、そして民主党がどうしてトランプをもっと真剣に受け止められなかったのか話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/21(Fri)
    記事番号: 
    3

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