9/11同時多発テロ後で最も注目されてきた裁判の1つで、ホセ・パディーヤ被告が有罪となりました。16日、マイアミの陪審員たちはパディーヤと他の2被告にボスニア・コソボ・チェチェンでの殺人共謀罪と殺人のための物質的支援の罪で有罪の評決を出しました。パディーヤは逮捕当初、ブッシュ大統領に「敵の戦闘員」と名指しされ、放射性物質をまき散らすダーティー・ボム(汚い爆弾)を米国内で爆破させる計画を練っていたとされていました。逮捕後、彼はすべての権利を剥奪され、サウスカロライナの海軍刑務所に移送されて43カ月にもわたって極度の隔離状況下で拘禁され続けました。ブッシュ政権は弁護士との接見も2年にわたって禁止していたのです。最高裁への異議申し立てを受けてブッシュ大統領はパディーヤを「汚い爆弾」計画とは関係のない、はるかに量刑の軽い刑事事件で訴追しました。被告弁護団や専門家は、隔離拘禁と尋問が彼に重篤な精神的損傷を与えたと言っています。パディーヤの弁護人アンドリュー・パテルは今回の有罪評決を「とんでもない悲劇」と呼び、控訴を予定しています。パテル弁護士に話を聞きました。