さまざまな年齢の人々、市民や移民の語りが聞こえてきます。祖母が子供のころの思い出を孫に語り、若い男性がガールフレンドにプロポーズし、兵士が戦争の体験を語り、父親が亡き家族の一員を思い返す・・・これらは、ごく普通のアメリカ人によって語られたものです。現在、こういった語りが何千と録音され、永久に保管されています。
3年前、数々の賞を受賞しているラジオ作家のデーブ・アイセイは、全米規模の社会史プロジェクト「物語り隊(StoryCorps)」を立ち上げました。現在、それは、米国議会図書館に寄贈されたオラール・ヒストリー(口述史)によるドキュメンタリー・プロジェクトとして最大規模のものになりつつあります。