デイリーニュース

  • 民主党のジョージア州知事候補ステイシー・エイブラムスに聞く 米史上初のアフリカ系女性知事になる可能性も

    ジョージア州で歴史を作ったステイシー・エイブラムスをゲストに迎えます。エイブラムスは5月、アフリカ系米国人女性として全米で初めて、主要政党の州知事候補に指名されました。エイブラムスは元民主党州下院院内総務で、中道派として立候補したステイシー・エバンス元下院議員に勝利しました。エイブラムスは11月におこなわれる本選で共和党対抗馬との厳しい戦いに挑むこととなります。共和党候補は7月24日、ケイシー・ケーグル副知事とブライアン・ケンプ州務長官との決選投票で決まります。エイブラムスが本選で勝てば、南北戦争後のレコンストラクション(再建期)以来、ディープサウス(最南部)で生まれた初のアフリカ系米国人知事になります。「人々に害を与えるだけの右よりで保守的な政策に迎合しなくても選挙に勝つことはできます」とエイブラムスは語ります。公職に立候補したいという人に助言を与えるエイブラムスの新著Minority Leader: How to Lead from the Outside and Make Real Change(『少数派リーダー:外側からリードして本当の変化を起こす方法』)についても話し合います。

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    2018/6/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「いつも前向きな力にあふれていた」 パレスチナ人医療隊員ラザン・ナジャール イスラエル軍に殺される

    ガザの目撃者によると、6月1日、負傷したデモ隊の一人を助けるためにイスラエルとの境界に向かって走っていたパレスチナ人救急隊員ラザン・アル=ナジャール(21歳)をイスラエル軍兵士が射殺しました。3月末に非暴力抗議行動がガザで始まって以来、イスラエル兵に殺された人は少なくとも119人に上り、うち14人が子どもです。負傷者は1万3千人以上に達しました。「彼女が救急医療隊員であることは一目瞭然でした。これは明らかに殺人です。カメラの前で公然とおこなわれた犯罪です」と、ガザ地区最大の医療施設アル・シファ病院のメドハット・アッバス院長は語ります。ナジャールのいとこのダリア・アル=ナジャールは、ガザ危機への国際社会の反応には「本当にがっかりしている」と述べ、ナジャールが殺された日と同じ日に米国がパレスチナ人の保護を求める国連決議案に拒否権を発動したことを指摘、「米国は恥ずべき立場を取ることを決めたのです」と非難しました。

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    2018/6/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 市や州が巨大製薬会社を訴える 依存性の高いオピオイドを売りまくって稼いだ企業が対象

    ニューヨークのビル・デブラシオ市長は今年、オピオイド系処方薬の製造者と販売業者を提訴し、同市で進行中の命に関わるオピオイド蔓延に彼らが果たした役割をはっきりさせたいと発表しました。訴訟対象として名が挙がった企業には、パーデュー・ファーマ(Purdue Pharma)、ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)、マケッソン・コーポレーション(McKesson Corporation)などがあります。60以上の都市がオピオイドをめぐり巨大製薬会社に訴訟を起こしていると、ガーディアン紙が報じています。ニューヨークタイムズ紙の報道により、オピオイド系鎮痛剤オキシコンチンの製造企業は上市初年度の1996年からすでに同薬の依存性の高さを認識していたことが明らかになりました。今週ニューヨークタイムズ紙が掲載した司法省の部外秘の報告書によれば、パーデュー・ファーマ社幹部たちは、オキシコンチンの錠剤を粉砕して鼻から吸引することによって強烈な麻薬作用を得られることを知らされたにもかかわらず、他のオピオイド系鎮痛剤に比べて依存性が低いという販売促進を続けていました。しかしパーデュー・ファーマ社幹部たちは、上市の数年後まで同薬の乱用が広がっていることに気づかなかったと議会で証言していたのです。現在、薬の過剰摂取は50歳以下のアメリカ人の死因のトップになっています。

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    2018/6/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「ペインキラ」著者バリー・メイヤーが語る ウェストバージニア州がオピオイド蔓延の中心となった経緯

    ウェストバージニア州は、2016年にオピオイド関連死の割合が全国一を記録し、オピオイド蔓延の中心地となりました。オピオイドの乱用は過去20年間で20万人以上の命を奪っています。ウェストバージニア州では2017年に、薬物の過剰摂取が原因で死亡した人の数が過去最多を記録しました。2007年から2012年の間に、処方薬卸売業者の国内最大手3社はオキシコドンやハイドロコドンを含有する鎮痛剤をウェストバージニア州だけで約7億8000万錠を出荷しました。これは子ども含めて一人当たり433錠に相当します。これは、Pain Killer: An Empire of Deceit and the Origin of America’s Opioid Epidemic(『ペインキラー:詐欺の帝国とアメリカのオピオイド蔓延の根源』)の著者バリー・メイヤーによる情報です。本日は、オキシコンチン乱用に初めて全国的な注目を促したジャーナリストのバリー・メイヤーに話を聞きます。

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    2018/6/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 蔓延の根源:パーデュー・ファーマ社はオピオイド乱用を1996年に認識しながら隠蔽

    ニューヨークタイムズ紙の報道により、オキシコンチン(オピオイド系鎮痛剤オキシコドンの商品名)の製造業者は、上市の初年度である1996年から依存性の高さを認識していたことが発覚しました。ニューヨークタイムズ紙が今週掲載した司法省の部外秘の報告書によれば、パーデュー・ファーマ社幹部たちは、オキシコンチンの錠剤を粉砕して鼻から吸引することによって強烈な麻薬作用が得られると知らされていたにもかかわらず、他のオピオイド系鎮痛剤に比べて依存性が低いという販売促進活動を続けていました。パーデュー・ファーマ社幹部たちは、上市の数年後まで同薬の乱用が広がっていることに気づかなかったと議会で証言していたため、この報告書はとりわけ破壊力があります。現在、医薬品の過剰摂取は50歳未満の米国人の死因のトップになっています。トランプ大統領は5月29日にオピオイド依存に関連する数字は「減少傾向にある」と主張していましたが、最新の統計は、トランプ政権の最初の一年でオピオイド関連の死亡件数や過剰摂取は増えていたことを示しています。

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    2018/6/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 先住民族活動家:トルドー政権によるキンダー・モーガン・パイプライン購入は カナダの「大いなる後退」

    ジャスティン・トルドー首相は、物議を醸すキンダー・モーガン社のトランス・マウンテン・パイプラインをカナダ政府が購入すると発表、先住民による抗議活動が広がり、複数の裁判が行われているにも関わらず、同パイプラインを国家予算で拡大すると約束しました。建設が実現すれば、トランス・マウンテン・パイプラインが拡大し、アルベルタのタールサンドから抽出されブリティッシュ・コロンビア海岸側に送られる石油量は3倍になります。カナダ政府は同パイプラインを約35億米ドルに相当する45億カナダドルで購入しました。この決断にはカナダの先住民ファースト・ネーションの人々および、環境保護活動家からの抗議が広がり、彼らはパイプライン拡大でアルベルタのタールサンド地域の環境汚染が悪化し、先住民コミュニティを危機にさらし、温室効果ガス放出も増えると主張しています。カナダのエドモントンより、「先住民気候アクション」(Indigenous Climate Action)エリエル・デランジェー理事長に話を聞きます。デランジェーはアサバスカ・チペワイアン・ファースト・ネーションの一員です。

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    2018/5/31(Thu)
    記事番号: 
    3
  • パレスチナ ガザへの人権および医療援助を求めて イスラエルの海上封鎖に対抗 

    5月29日、イスラエルの軍艦4隻が、ガザへの海上封鎖を解こうと試みた小型船隊を阻止しました。この船隊に乗船していたのは、武器を持たない数十人の人々で、負傷したデモ参加者や海外での治療を必要としている癌患者なども含まれていました。今回の抗議活動は、国際水域で9人の活動家が死亡したトルコのマビィ・マルマラ号事件の8周年記念日に合わせて行われました。ガザからの小型船隊を組織したひとりラマダン・アル=ハエックと、イスラエル市民で「自由船隊」の一つ「アル=アウダ(帰還)」号に乗船していたゾハー・チェンバレン=レゲフに話を聞きます。この船隊は4月30日にノルウェーのベルゲン港を出航し、先日アムステルダム港に入港しました。7月にガザに到着する予定です。

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    2018/5/31(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ジョン・ボルトン 長年の反イスラム支持者でブッシュ政権時代の上級職員フレデリック・フレイツを国家安全保障の参謀に任命

    トランプ政権は、反イスラム・シンクタンクに上級職員として長年勤務した人物を、国家安全保障問題担当の大統領補佐官ジョン・ボルトンの首席補佐官に任命しました。この人物フレデリック・フレイツは、ボルトンがジョージ・W・ブッシュ政権の国務次官であった時期に彼のスタッフとして働いていましたが、その後シンクタンク「国家安全保障政策センター」(Center for Security Policy)に勤務していました。このシンクタンクはレーガン政権時代に国防省の職員だったフランク・ガフニーが創設した団体で、南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)は、反イスラム過激派組織に指定しています。ニューヨーク誌『デイリー・インテリジェンサー』コラムの共同編集者エリック・レビッツに話を聞きます。レビッツの最新記事は”Bolton Installs Anti-Muslim Wingnut as NSC Chief of Staff”(「ボルトン 反イスラムの奇人を国家安全保障会議(NSC)の首席補佐官に採用」)というタイトルです。

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    2018/5/31(Thu)
    記事番号: 
    1
  • トランプ陣営に送り込まれたFBIの情報提供者は 1980年の大統領選挙でCIAのスパイ工作を指揮しレーガンの勝利に貢献した人物

    共和党下院議員の重鎮の一人が、トランプ大統領による一連の攻撃からFBIを擁護しています。トランプ大統領は、証拠のないまま、FBIが2016年の大統領選挙の際、トランプ陣営にスパイを送り込んだとする主張を続けています。下院の強力な監視委員会の委員長であるトレイ・ガウディー下院議員は29日、大統領選挙に介入しようとするロシアの企てを調査するためにFBIが秘密の情報提供者としてステファン・ハルパーを送り込んだのは正当な活動だったと述べました。ハルパーは、ロナルド・レーガンが選出された1980年の選挙においてCIAのスパイ活動を仕切っていました。グレン・グリーンウォルドから詳しくききます。

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    2018/5/30(Wed)
    記事番号: 
    6
  • グレン・グリーンウォルドが ジュリアン・アサンジ エクアドル 報道の自由への脅威について語る

    CNN放送が伝えるところでは、ウィキリークスの創設者であり編集長であるジュリアン・アサンジは、過去6年間の亡命生活を送ってきたロンドンのエクアドル大使館から移動させられる危機に直面しています。同大使館から強制的に退去させられれば、英国当局に逮捕され米国に移送される危険があります。エクアドル政府は3月、アサンジのインターネットを遮断しました。エクアドルの前大統領ラファエル・コレアが『インターセプト』に語ったところによれば、エクアドル現政権はアサンジが訪問者と会うことも禁止しており、コレアはこれを戦術的な「拷問」だとしています。コレアは、エクアドルが「米国と正常な主権国家同士の関係を維持しておらず、服従しているだけ」と批判しています。アサンジに関するもうひとつのニュースは、民主党全国委員会が、2016年の大統領選挙でハッキングされた文書を公開したとして、4月にウィキリークスを提訴したことです。リオデジャネイロにいるグレン・グリーンウォルドから詳しくききます。彼は先月、『インターセプト』に”The DNC's lawsuit against WikiLeaks poses a serious threat to press freedom”(「民主党全国委員会によるウィキリークス提訴は、報道の自由に対する深刻な脅威である」)と題する記事を書きました。

    dailynews date: 
    2018/5/30(Wed)
    記事番号: 
    5

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