デイリーニュース

  • 米国支援 終わりの見えないイエメン戦争 結婚式爆撃で花嫁を含む20人以上が死亡

    イエメン北部では22日、サウジアラビア率いる同盟軍により結婚式会場が空爆され、少なくとも20人が死亡しました。死者のほとんどは、結婚式で設けられたテントのひとつに集まっていた女性と子どもたちでした。死者には花嫁も含まれています。救護隊員や住民によると、30人の子どもを含む46人以上が負傷しました。イエメンの結婚式への攻撃は、4月3週目の週末に起きたイエメンの民間人が殺害された、少なくとも3件の空爆の一つです。ハッジャ州の空爆では5人家族が死亡、21日には戦闘機がタイズ市近くでバスを爆撃し、20人の民間人が死亡しました。アントニオ・グテレス国連事務総長は4月初め、イエメンは世界最悪の人道危機に陥ったと述べました。ハーバード大学博士課程の学生でイエメン人のシリーン・アル=アデイミに話を聞きます。

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    2018/4/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 1968年 コロンビア大学紛争で果たした黒人学生の役割 軍国主義と人種差別に抗った学生たち

    ちょうど50年前の1968年4月23日、ニューヨークのコロンビア大学キャンパスで学生数百人が反乱を開始しました。学生たちはロウ記念図書館棟にある学長室など5棟の建物を占拠し、何日も立てこもりました。学生たちは大学が軍事研究に参加していること、ハーレム地区の公園に大学の体育館を建てようとしていることに抗議しました。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが暗殺されて3週間前も経っていませんでした。4月30日には700人以上が逮捕され、この1968年コロンビア大学紛争はニューヨーク市史に残る大量逮捕を引き起こしました。学生ストが全米に広まるきっかけにもなりました。本日はその歴史的瞬間を振り返ります。ゲストは「アフリカ系アメリカ人学生協会」(Student Afro-American Society)の元リーダーレイモンド・ブラウン、当時バーナード・カレッジの学生で「民主主義社会を求める学生連合」(Students for Democratic Society、SDS)のメンバーとして抗議に参加したナンシー・ビーバーマン、SDSでコロンビア大学支部長を務めたマーク・ラッド、新刊A Time to Stir: Columbia ’68.『騒乱の時 コロンビア68』)を編集したポール・クローニンです。

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    2018/4/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アースデイ2018 プラスチックによる海洋汚染、土壌汚染、体内汚染を撲滅

    10億以上の人が23日のアースデイを祝います。2018年のテーマは、「2020年のアースデイまでにビニール袋による環境汚染をなくす」です。毎年、約3億トンのプラスチックが販売され、そのうち約90%が最終的にごみ投棄場や海、そして私たちの体内に行きつきます。焦点の一部は、どこにでもあるように見えるプラスチックの小さなかけら、マイクロプラスチックです。5Gyre(5還流)研究所のマーカス・エリクセンに話を聞きます。エリクセンはプラスチックによる海洋汚染を調査するため世界中で20の探査旅行をおこないました。#BreakFreeFromPlastics (プラスチックからの解放)運動のプリシラ・ヴィラにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ディルマ・ルセフ「ブラジル極右の台頭は独裁政権後勝ち取った民衆主義を脅かす」

    ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ元ブラジル大統領の投獄は今年の大統領選を震撼させました。ルーラは最有力候補でしたが、釈放されなければ、出馬を禁じられる可能性が高いです。支持率2番手は極右の元軍人の大尉のジャイール・ボウソナロです。ディルマ・ルセフ元ブラジル大統領に極右の台頭と先日起きたブラジル人の人権活動家でリオ市議のマリエル・フランコ暗殺について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ディルマ・ルセフ「ルラ投獄はブラジルの民主主義を蝕むクーデターの一部」

    ブラジルではルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ元大統領の投獄に対する抗議が続いています。4月1週目、大いに物議をかもしている汚職の有罪判決によるルラの12年の禁固刑が開始しました。ルラは2016年大統領選の最有力候補でした。ルラの支持者は、彼の投獄は、2016年のルラの同胞ジルマ・ルセフ大統領弾劾に始まったクーデターの続きだと主張します。ルラとルセフは左派労働者党のメンバーです。2003年にルラが初当選して以来、労働者党の手助けによって何百万人ものブラジル人が貧困から抜け出しました。3月には、ルラは収監前の最後のテレビインタビューの1つとしてモクラシーナウ!に出演しました。4月3週目はじめ、ルラの最近の控訴をブラジルの連邦第4地方裁判所が棄却し、彼は更なる逆境に立たされました。一方でm何百人ものルラの支持者が、ルラが勾留されているブラジル南部の都市クリチーバ刑務所の外に野営しています。ディルマ・ルセフ元ブラジル大統領に話を聞きます。2016年の彼女の弾劾によって労働者党政権は約14年で終止符を打ちました。ルセフは元政治犯で、1960年代に米政府が支援するブラジルの独裁政権に対する地下抵抗運動に参加していました。1970年から1972年まで投獄され、その間繰り返し拷問を受けました。彼女は2010年に大統領に選出され、2014年に再選出されました。

    dailynews date: 
    2018/4/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 衝撃的調査で 米国の黒人母子は生死に関わる危機に瀕していることが明らかに

    4月17日は初めての試み「黒人の母親の健康週間」の最終日でした。このキャンペーンを企画実行したのは「黒人の母も大事連合(Black Mamas Matter Alliance)」です。この活動は、米国における黒人の母親の健康問題について認識と運動を広めるためにはじまりました。米国は世界富裕国35カ国中、乳児死亡率で32位と悪い方にランクしています。黒人の乳児は白人の乳児に比べ死亡率が2倍となっており、この差は奴隷制度が廃止される15年前の1850年よりも大きくなっています。米国では毎年推定700~900人の妊婦が死亡、そして25年前に比べ妊婦死亡率が上がった13カ国に米国も含まれています。疾病対策センター(CDC)によれば、黒人女性は白人女性に比べ妊娠に関連した原因で死亡する確率が3~4倍高くなっています。この統計は新たなニューヨークタイムズ・マガジンによる衝撃的な調査報道記事Why America’s Black Mothers and Babies Are in a Life-or-Death Crisis(「米国の黒人母子が生死に関わる危機に瀕している理由」)に掲載されました。同記事によれば更に衝撃的なのは、一般的に知られている研究とは異なり、教育や収入レベルが上がっても安全は保障されないということです。

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    2018/4/19(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 元グアンタナモ囚人モアザン・ベッグ 拷問および米管理下の刑務所がいかにISIS誕生の一端を担ったか

    トランプ大統領は未だグアンタナモ湾基地内の収容所の閉鎖を拒否していますが、ここに拘束された経験のあるモアザン・ベッグに話を聞きます。ベッグは米政府の「特別拘束引き渡し」プログラムで裁判なしで2002~05年まで、当初はカンダハールで、その後約1年間のバグラム空軍基地拘束を経てグアンタナモに移送されました。

    dailynews date: 
    2018/4/19(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ラシード・ハリディ:シリアの代理戦争終結が 犠牲者を出す紛争解決への鍵だ

    コロンビア大学のラシード・ハリディ教授が、シリアの内戦が、ロシア、イラン、米国、イスラエル、トルコ、そして湾岸諸国を含む数カ国が絡む代理戦争となった経緯を語ります。

    dailynews date: 
    2018/4/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • モアザン・ベッグがシリアを語る:「前例のない」大虐殺回避のためにイドリブ周辺に飛行禁止区域設定が必要だ

    シリアでは国際化学兵器監査官が、4月はじめに化学ガス攻撃で数十人が殺害された疑いがあるドゥーマの街に入ろうと未だ試みています。化学兵器禁止機関(OPCW)の監査官らは14日にダマスカスに到着したもののドゥーマにはたどり着けず、シリアおよびロシア当局が同地への接近を阻んでいると非難しています。4月13日には米国、フランスおよびイギリスが化学兵器貯蔵施設および研究センターの2箇所に空爆を行いました。米先導の攻撃に答えるかたちでロシアは、シリアに対し最新式の防衛システムを提供すると発表、この動きは米国とイスラエルの怒りを招くと見られています。イスラエルは2011年以来、シリアに対し150回以上の空爆を行っています。つい先週もイスラエルは、シリア軍基地のイラン式対空防衛システムを空爆しました。ロンドンからモアザン・ベッグに話を聞きます。ベッグはかつてグアンタナモ収容所で拘束されていました。彼は米政府により司法手続きなしで2002~05年まで、当初はカンダハールで、その後約1年間のバグラム空軍基地拘束を経てグアンタナモに移送されました。2011年と12年にベグはシリアに向かい、米および英による「特別拘束引き渡し」プログラムの報告について調査し、またアサド政権による拘束を経験した人々にインタビューを行いました。

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    2018/4/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ラシード・ハリディ:イスラエルの警備組織は パレスチナの非暴力運動を恐れている

    イスラエルが1948年の建国から70周年記念を迎える準備をはじめる中、パレスチナの人々はイスラエルによるパレスチナ占領への反対デモを今週も行っています。ガザにあるパレスチナの保健省によれば、イスラエル建国の際にパレスチナ人が大量に追放された事件を記念して開始された「返還を求める大行進(Great March of Return)」以来3週間でイスラエル軍はパレスチナのデモ参加者33人を殺害しました。パレスチナ当局の推定によれば、4300人近くのパレスチナ人が平和的デモ中に負傷、その多くは実弾ないしゴムで覆われた鋼鉄弾で撃たれました。ガザ当局はまた、イスラエルはわざとジャーナリストや医療関係者を標的にしていると非難しています。デモがはじまって以来、ジャーナリストのヤセル・ムルタジャが殺害された他、記者66人が負傷しました。加えて救急医44人が負傷、救急車19台が標的にされたと報道されています。抗議運動はイスラエルの公式独立記念日である5月15日までつづけられる予定です。パレスチナ人はこの日を「ナクバ(破局)の日」としています。コロンビア大学のアラブ学エドワード・サイード記念教授のラシード・ハリディに話を聞きます。ハリディは複数の著書があり、最新作はBrokers of Deceit: How the U.S.

    dailynews date: 
    2018/4/19(Thu)
    記事番号: 
    1

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