デイリーニュース

  • ソトマイヨールの記録検証 司法判断で偏向という共和党の主張と矛盾

    ソトマイヨール判事が第2巡回裁判所の判事として10年間に出した1994件の憲法関連判決を徹底的に検証した結果、彼女は同僚判事の中で一貫して主流派だったことがわかりました。ニューヨーク大学法科大学院ブレナン・センターの調べでは、ソトマイヨールの憲法関連の判決事例では、彼女は98.2%の割合で多数派と同じ判決をしたということです。この調査を担当した弁護士のモニカ・ヨーンに話を聞きます。またワシントンで指名承認公聴会を取材しているデモクラシー・ナウ!のフアン・ゴンザレスにも登場してもらいます。
    dailynews date: 
    2009/7/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 米最高裁判事に指名のソトマイヨール 過去の発言に関し共和党の批判に答える

    オバマ大統領が最高裁判事に指名したソニア・ソトマイヨールの指名承認公聴会はワシントンの連邦議会で14日も続きました。 民主党の上院議員たちは17年間におよぶソトマイヨールの連邦判事経験を賞賛しましたが、共和党側は過去の一連の講演や演説における彼女の発言に関し繰り返し厳しい質問で責め立てました。公聴会からその一部をお伝えしましょう。
    dailynews date: 
    2009/7/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「投資家を満足させるためには病人は見捨てる」:保険会社重役から内部告発者に転じたウェンデル・ポッター、医療業界を暴く

    米連邦議会では医療保険制度改革に関する論議が高まっていますが、最大手保険会社元重役でいまでは保険業界の秘密を暴露する側に回った人物に、時間いっぱい話を聞きます。ウェンデル・ポッターは、米国最大手の医療保険会社のひとつであるシグナ社で社内外広報の責任者でした。ポッターに、彼が業界のスポークスマンから内部告発者に転じた経緯について聞きます。また、医療業界の大規模な広報・ロビー活動の仕組み、マイケル・ムーアの映画「シッコ」の信憑性を失わせるためのキャンペーン、そしてシングルペイヤー方式(国が単一の支払い元となって運営する国民健康保険制度)をはじめ、保険業界が目下一番の敵とみなしているその他の公的保険オプション制度潰しについても話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/7/16(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 共和党 ソトマイヨール最高裁判事の指名承認は妨害しない

    最高裁判所判事に指名されたソニア・ソトマイヨール判事の議会による承認手続きは、最終日の質疑を終えて迅速に完了する見通しです。16日、上院司法委員会の共和党有力議員ジェフ・セッションズが、ソトマイヨール判事の指名承認投票に議事妨害を行なうつもりはないと語りました。ソトマイヨール判事は締めくくりの言葉で、これまで自分が下してきた法的判断に個人的見解は入り込んでいないと述べました。デモクラシー・ナウ!のフアン・ゴンザレスが今週行なわれた承認公聴会について総括します。
    dailynews date: 
    2009/7/19(Sun)
    記事番号: 
    2
  • 本物の医療保険制度改革のために ハワード・ディーンの処方箋

    米連邦下院の歳入委員会が17日、国の医療保険制度を立て直し保険適用を拡大する法案を承認しました。賛成23対反対18で、委員会はオバマ大統領の医療保険制度改革の青写真の重要部分を支持しました。そこには新たな政府医療保険の創設、雇用者による従業員への健康保険の提供もしくは健康保険加入費用の一部の負担の義務化が含まれています。下院委員会はまた、この保険改革の財源の一部に当てるため、年収35万ドル以上の世帯に付加税を課すことにも同意しました。一方でつい先ほど、保守派である米国医師会も「現状のままでよいはずがない」としてこの下院法案への支持を発表しました。今日はこの時間をハワード・ディーンとともにお送りしましょう。彼は医師であり、バーモント州知事を6期務めてから2004年には民主党の大統領予備選候補にもなり、その後は民主党全国委員会の前委員長も務めました。ディーンの提案する手法はオバマ大統領の医療保険制度改革を受け入れながらも、改革法案は「アメリカ国民に公的医療保険制度──本物の公的制度──という選択肢が与えられない限り可決する価値はない」と論 じています。
    dailynews date: 
    2009/7/19(Sun)
    記事番号: 
    1
  • 全米最大の公民権運動団体NAACPが創立100周年を迎える

    前週、全米で最も歴史があり、また最大規模の公民権運動団体であるNAACP(全米黒人地位向上協会)の創立100周年記念式典が開催されました。式典の最大の注目は、16日夜にハーレムで行われたオバマ大統領の演説でした。就任後初の人種問題に関する重要な演説に多くの聴衆が集まりました。番組では長年 NAACP代表を務めているジュリアン・ボンドと、歴史家でLift Every Voice: The NAACP and the Making of the Civil Rights Movement(『すべての声に耳を傾けて:NAACPと公民権運動の成立』)の著者でもあるパトリシア・サリバンをゲストに迎えて、NAACPの歴史と今後の展望について話を聞きました。
    dailynews date: 
    2009/7/20(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ウォルター・クロンカイトが死去、メディア統合や戦争を批判した著名な米CBSキャスター

    米CBSの伝説的なキャスターであるウォルター・クロンカイトが17日、ニューヨークの自宅で亡くなりました。92歳でした。1962年に放送が開始され、1981年まで20年近くにわたりクロンカイトがキャスターを務めた「CBSイブニングニュース」は、お茶の間の多くの視聴者を獲得した夜の人気番組となりました。クロンカイトの仕事や業績をたたえるニュースが米全土で放送されていますが、彼のニュースで最も重要な瞬間であったと多くの人が考えている事柄について、主要メディアではほとんど報道されていません。それは1968年の2月、ベトナムから帰国した直後のクロンカイトがベトナム戦争に対する疑問を番組で表明し、米国の世論を一変させる役割を果たした点です。
    dailynews date: 
    2009/7/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • フランク・マコート(1930‐2009):故人の弟が語る『アンジェラの灰』で描かれた貧困の少年時代

    7月19日に78歳で死亡したフランク・マコートの生涯を振り返ります。マコートはピュリツァー賞受賞の自伝『アンジェラの灰』でよく知られた作家です。同書は、マコートが「よくぞ生き延びることができた」と語ったブルックリンとアイルランドでの極貧の少年時代を綴った作品で、彼がニューヨーク市で高校教師を30年務めた後に出版されました。教師時代の回想録は後にTeacher Man(『ティーチャー・マン』)として発表されました。フランク・マコートの弟で、俳優、作家であるマラシー・マコートから話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/7/21(Tue)
    記事番号: 
    4
  • オバマが医療保険制度改革を推進する中、下院委員会はクシニッチ法案を承認しシングルペイヤー方式選択への道を温存

    米国議会では民主党指導者らが、政府が運営する健康保険の創設に導く法案への反対を仄めかしている「保守派」民主党議員を味方に引き入れるため、医療保険制度改革法案の中の高額所得者への追加増税の内容を変更する提案をしています。オハイオ州選出の民主党左派デニス・クシニッチ下院議員から話を聞きます。下院委員会は最近、個々の州がシングルペイヤー方式を採用することを認めるクシニッチの修正案を承認しました。
    dailynews date: 
    2009/7/21(Tue)
    記事番号: 
    3
  • グアテマラのアルベンス大統領からホンジュラスのセラヤ大統領まで:ラテンアメリカにおけるチキータ社の影響

    ジャーナリストのニコラス・コズロフは、「今から2週間前に、民主的に選出されたマヌエル・セラヤ政権をホンジュラスの軍部が転覆させたとき、チキータ・バナナ社の重役たちは安堵のため息をついただろう」と記しています。というのも「このシンシナティを拠点とするフルーツ会社は、今年の初めに、ドール社と一緒になって、最低賃金を60%引き上げたセラヤ政権を批判した」からです。コズロフから、中米におけるチキータ社の「長くて、汚点だらけの」政治史について話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/7/21(Tue)
    記事番号: 
    2

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