« 前  

2015年7月21日(火)

  次 »
  • キューバと米国の54年ぶりの歴史的な国交回復を記念して、両国の数百人の高官がワシントンD.C.のキューバ大使館前に集まりました。キューバの国歌が流れ、3人のキューバ兵がキューバ国旗掲揚中に敬礼するなか、群衆からは歓声があがりました。ブルーノ・ロドリゲスは、キューバ革命以来初めて米国の首都ワシントンを訪れたキューバの外相になりました。ブルーノはその日のうちに、米国務省でジョン・ケリー国務長官と会談しました。ハバナにある米国大使館も7月20日に完全に再開しましたが、国旗掲揚式典はケリーが首都ハバナを訪問する8月14日に行われることになっています。7月20日早朝、米国と国交がある150以上の国の旗と共に、キューバの国旗が国務省に掲揚されました。キューバ人民権力全国議会の元議長であるリカルド・アラルコンから話を聞きます。

  • 7月20日、バーモント州選出のパトリック・レイヒー上院議員もワシントンD.C.のキューバ大使館再開に参加しました。彼は米国とキューバの秘密交渉で重要な役割を果たし、「キューバの5人」(Cuban Five)の釈放を助けました。レイヒー議員は2014年、「キューバの5人」のうちの1人のメンバーの妻の妊娠を助けたことが明らかになったことでメディアの見出しを飾りました。この子供の父親であるジェラルド・ヘルナンデスは、キューバとの関係緩和が進む中で捕虜交換の一環として2014年12月に釈放された、3人のキューバの元諜報員の1人です。ヘルナンデスは収監中、夫婦面会を許可されませんでしたが、彼の凍結精子を妻が待つパナマへ輸送して、その地で人工授精がおこなわれました。米国当局の許可を受けたこのプロセスは、キューバ政府が資金援助援助、実際の進行はレイヒー議員のスタッフによっておこなわれました。キューバ大使館からレイヒー議員と彼の妻マルセルに話を聞きます。

  • キューバと米国の数百人の高官が7月20日、50年以上ぶりのキューバ大使館再開を記念してワシントンD.C.に集まりました。連邦議会議員のラウル・グリハルバとバーバラ・リー、俳優のダニー・グローバー、元米外交官ウェイン・スミス、弁護士でWho Killed Che?: How the CIA Got Away with Murder(『誰がチェ・ゲバラを殺したか?: CIAが殺人罪を免れた過程』)の共著者であるマイケル・スミスとマイケル・ラトナー、「政策研究所」(the Institute for Policy Studies)のフィリス・ベニスとジェームス・アーリー、その他の人々に話を聞きます。

  • アフリカからのニュースです。チャドの元独裁者イッセン・ハブレの裁判が7月20日にセネガルで始まりましたが、7月21日にハブレの弁護士が裁判に現れなかったことを受けて45日延期されるという予期せぬ展開になりました。イッセン・ハブレは米国の元同盟者で、「アフリカのピノチェト」と呼ばれてきました。彼は1980年代に8年間政権の座にあった間に最大で4万人を殺害したことで起訴されています。ハブレは彼の犠牲者たちによる20年間の抗議行動の後に作られた特別裁判所で審理されています。裁判延期についての7月21日の声明文の中で、ヒューマン・ライツ・ウォッチの弁護士リード・ブロディは次のように述べました。「もちろん犠牲者たちは非常に失望しています。しかし彼らはこの裁判を起こすために25年間も闘ってきました。45日の延期が審判に向けての長い道のりを変えることなどありません」。デモクラシー・ナウ!は、裁判のためにセネガルに向かうリード・ブロディにニューヨークでインタビューしました。ブロディは1999年以来、イッセン・ハブレ政権の犠牲者たちと共に活動してきました。

Syndicate content