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2015年6月17日(水)

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  • ワシントン州の公民権運動家で教師のレイチェル・ドレザルが自身の人種を偽っていた事件が、全米での人種的アイデンティティをめぐる論議に火をつけました。ドレザルは、15日、白人である自身の人種を黒人だと偽っていたという報道のさなか、黒人地位向上委員会(NAACP)のスポケーン支部長を辞任しました。この騒ぎは、ドレザルの両親が、自分たちの娘は白人だと報道関係者に話し、彼女の子供の頃の写真を公開したことから始まりました。16日、ドレザルは沈黙を破り、自分は子供の頃から自身を黒人だと感じていたと述べました。本日は、4人のゲストにこの件を論じてもらいます。ステイシー・パットンは、『高等教育クロニクル』(The Chronicle of Higher Education)のシニア・エンタープライズ記者です。レイシー・シュワルツは、ドキュメンタリー映画Little White Lie (『小さな白い嘘』)のプロデューサー兼監督、リンダ・マーティン・アルコフは、ニューヨーク市立大学哲学教授で数冊の著書があります。ジェラニ・コブは、コネティカット大学の歴史学準教授でアフリカーナ研究所(Africana Studies Institute)所長です。

  • ドミニカ共和国は、ハイチ系のドミニカ人数十万人を法的な宙ぶらりん状態に追い込む、「民族追放」とも呼ばれる政策を実行しようとしています。合法的な国籍をもたない50万人近くの人々が今週、ハイチに向けて送り出される可能性がありますが、その中にはこれまでハイチに行ったこともなくハイチのことばも話せない人たちが含まれています。2013年、ドミニカ共和国憲法裁判所が、ドミニカ共和国内でハイチ移民から生まれた人たちは、1929年にさかのぼって市民権を剥奪されるという判決を出し、これにより大勢の人たちが市民権を失うはめになりました。17日は、在留許可をもたない人たちにとって、ドミニカ共和国内での在住を登録するかどうかを決める最終受付日にあたり、登録しなければ大量国外追放のリスクを負うことになります。とはいうものの、許可証を申請した25万人のドミニカ系ハイチ人のうち、許可証を与えられた人はわずか300人だといわれています。多くが自分は生まれながらにしてドミニカ国民であり、国民としてのすべての権利を受ける権利があるとし、外国人登録に抵抗しています。ドミニカ政府当局は、バスを大量に準備し、ハイチ国境近くに処理センターをいくつも設置しており、大量手入れへの恐れが広まっています。数十万人から国籍を奪おうとするドミニカ共和国の決定に対し、国際的に激しい抗議が起こっています。高名なハイチ系米国人小説家エドウィージ・ダンティカに話を聞きます。

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