デイリーニュース

  • 最高裁判決は数百万の国民への医療保険加入を保障するが 医療サービスへのアクセスやその質に問題が残る

    最高裁の医療保険改革法についての画期的な判決をめぐって3人のゲストに話し合ってもらいます。「国民医療保険制度を支持する医者たちの会」(Physicians for a National Health Program)のオリバー・フェイン医師は28日、この新法が米国の医療制度の危機を救うことにはならないとする声明に署名しました。ウェンデル・ポッターはかつては民間保険会社の重役でしたが、いまでは内部告発者として「公益擁護センター」(Center for Public Integrity)の上級アナリストです。ジョディ・ジェイコブソンは性と生殖医療に関する情報提供ウェブサイト「RH Reality Check」の編集長です。

    dailynews date: 
    2012/6/29(Fri)
    記事番号: 
    2
  • マイケル・ムーア: 最高裁によるオバマ医療保険改革法の合憲判決はシングルペイヤー方式への道を開く勝利

    米連邦最高裁が「オバマ・ケア」と呼ばれる医療費負担適正化法(Affordable Care Act)を支持し1960年代以来最大の医療制度改革への道を開きました。2007年のドキュメンタリー映画『シッコ』で米医療制度の数多くの欠陥を指摘した著名な映画監督マイケル・ムーアの反応を聞きます。「この法律にはいろいろと心配な点もありますが、我々にとっては本当に大きな勝利です」とムーアは言います。「我々はみんなが医療保険に加入出来るよう、全国民のための「メディケア」実現に向けて努力していかねばなりません。人々が病気になることで利益を得る民間企業の医療保険参入を許すべきではありません」

    dailynews date: 
    2012/6/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『エスケープ・ファイア』:医療保険制度に関する米最高裁の判決間近 非効率で費用が高騰し続ける米国の医療制度を取り上げた映画

    6月28日、米最高裁判所の「患者保護および医療費負担適正化法」(Patient Protection and Affordable Care Act)に関する歴史的な判決のニュースを全米が待ち受けています。ドキュメンタリ―映画の新作"Escape Fire: The Fight to Rescue American Healthcare." (『エスケープ・ファイア:米国のヘルスケアを救う闘い』) を通して我々の医療システムの状況を検証します。この映画は、医学、産業界、政府、ひいては軍部の上層部にいて医療制度の改革に取り組む人たちのドラマティックなヒューマン・ストーリーとなっています。オバマ大統領の医療保険制度改革法案に政治的な議論が飛び火する前の2009年にこの映画を撮影し始めた監督のマシュー・ハイネマンに番組に来てもらいます。

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    2012/6/28(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米司法長官の議会侮辱罪判定投票始まる一方 銃密輸おとり捜査についての共和党の主張を覆す新調査発表

    28日米下院では、失敗に終わったとして論争の的になっている武器密輸捜査をめぐり、米司法長官のエリック・ホルダーの議会侮辱罪を判定する投票が行われます。共和党の議員らはホルダーが、「ファースト・アンド・フューリオス("Fast and Furious")作戦」とコード名を付けられた、米国-メキシコの国境での武器密売のおとり調査について、文書を隠していたと糾弾しています。共和党の議員らは、数ヶ月にわたって、米国の捜査員が、メキシコの犯罪組織の上層部に接近するため、メキシコ麻薬組織への仲買人に銃を販売することを奨励したのではないかという疑惑を主張してきました。連邦捜査員は、その際2,500丁もの銃の行方がわからなくなりました。しかし、フォーチュン誌のキャサリン・エバンは6か月にわたる調査を行い、「連邦捜査員が意図的にメキシコの麻薬カルテルに銃が渡るように仕組んだことはなかった」という新たな結論を出しました。エバンが番組で調査結果を論じます。

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    2012/6/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • メキシコの投票ウォ―ル街占拠運動に刺激を受けた学生中心の運動が メキシコ市前市長に逆転勝ちをもたらすか?

    熾烈な麻薬戦争下のメキシコで、7月1日、新大統領を選出する選挙の投票が行われます。制度的革命党(Institutional Revolutionary Party)が政権を奪還するのでしょうか、それとも2006年の選挙で接戦で負けた前メキシコ市長のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールがウォ―ル街占拠運動に刺激を受けた「私は132番目の仲間だ」( Yo Soy 132)運動 に後押しされて逆転勝ちをさせることができるのでしょうか?メキシコの代表的な革新派全国紙、ラ・ホルナダの記者タニア・モリナとメキシカン・ロー・レビュー (the Mexican Law Review) の編集者で、メキシコ国立自治大学の教授のジョン・アカ―マンにメキシコ市で話を聞きます。

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    2012/6/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 350.orgのビル・マッキベンが語る コロラド州山火事 ハリケーン・デビー キーストーンXL リオ+20の失敗

    異常気象がコロラドの山火事やフロリダの記録的な雨量に拍車をかけています。オバマ政権はキーストーンXLパイプラインの南部セクションの建設承認に向けて動きました。反気候変動の草の根キャンペーン350.orgを創設した環境保護活動家で教育者、作家でもあるビル・マッキベンに話を聞きます。「今日のような気象をみると、地球温暖化時代の初期段階がどんな感じかよくわかります」とマッキベンは言います、「史上初めて、7月になる前に4つもの熱帯暴風雨が訪れることになってしまった。……コロラドでは州史上最悪の山火事が起きています。その前には州史上で最も暖かい天候が続きました。……これが、地球の温暖化が始まるときの──まだ「始まり」ですよ──様相です。この方向に進むのを遅らせるための足がかりさえ(国連のリオ+20サミットでは)なにも決まりませんでした」

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    2012/6/27(Wed)
    記事番号: 
    3

    Dark Money: Inside the Final Frontier of Unlimited Political Spending (Part 2)

  • 闇のカネ:無制限の政治資金の極北(パート2)

    マザー・ジョーンズ誌のアンディ・クロール記者と編集者のモニカ・ボーアラインに同誌のカバーストーリー“Follow the Dark Money”(闇のカネを追う)についてインタビューした第2部です。外部団体による何億ドルもの選挙運動支援支出のおかげで、2012年の大統領選挙は史上最高の金のかかるものになりそうです。ボーアラインとクロールが、シチズンズ・ユナイテッド判決の影の立役者ジェイムズ・ボップ弁護士の役割について、またカール・ローブやシェルダン・アデルソンらがこっそりとミット・ロムニーの選挙運動に出資していることについて、さらにはなぜオバマ大統領が無制限のスーパーPACによる献金受け入れを選択したのかについて論じます。「最高裁はシチズンズ・ユナイテッド判決によって、こう宣言したのです。選挙期間中に候補者の選対事務所に直接献金をするのでない限り、国が規制することはできない。なぜなら国民には自分の考えを自由に表現する権利があり、莫大な金を選挙運動につぎ込むのも個人の表現の一形式なのだから」とボーアラインは言います。

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    2012/6/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シチズンズ・ユナイテッド判決第二段? 最高裁がモンタナ州の企業選挙資金規制に違憲判決

    企業が選挙運動に資金を投じることを禁止した1世紀も続くモンタナ州法を、連邦最高裁が無効と判断しました。この裁判は、モンタナ州が自州の選挙に企業の資金があふれかえるのを防ぐため政治資金を規正する州法を発動したところ、訴訟を起こされたものです。訴えた右翼非営利団体は、この州法は、連邦選挙において企業が無制限に資金をつぎ込むことが出来るとした2010年のシチズンズ・ユナイテッド判決に違反していると主張しました。最高裁は25日、5対4と意見が割れたもののこの主張を認め、問題のモンタナ州法を無効としました。この判決はモンタナ州当局のあいだに党派を超えた反発をひき起こしています。アドボカシー団体Free Speech for People(民衆の言論の自由)の共同創設者兼理事長でVoter Action(投票者アクション)理事長のジョン・ボニファズに話を聞きます。「この100年以上にわたってモンタナ州は選挙における企業資金支出を禁止してきました」とボニファズは言います。「でも合衆国最高裁は同州に対し、そんな事実はどうでもいいと言ったのです。……この最高裁判決をくつがえすためには、憲法修正によって米国の主権者は企業ではなく国民だということをはっきりさせるべきです。

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    2012/6/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • シャリフ・アブドゥル・クドゥース:歴史的なエジプト選挙を凌駕する軍最高評議会の継続的支配

    ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ候補は、エジプト元首相アハメド・シャフィクを破り、エジプト初の民主的に選ばれた大統領になりました。歴史的な勝利にも関わらず、エジプトの軍最高評議会の支配の下で、モルシは大きな困難に直面することになりそうです。同評議会は最近、次期大統領の権限に新たな制限を課し、エジプトの国家予算と法律の主導権を握り続けようとしています。「この政権移行には欠陥があります」と、デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースは言います。「6月30日が権力の譲渡日になる予定ですが、本当の権力の譲り渡しでは全くないのです」。

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    2012/6/26(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 少年司法:原告の弁護士と被害者の父親 少年に一律に終身刑を課す制度の排除を歓迎

    米最高裁判所は6月26日、たとえ少年が殺人に関与している場合でも、州は一律に仮釈放無しの終身刑を課すことはできないとする画期的な判決を下しました。判事らは5対4で、少年らに対するこうした厳しい量刑は、残虐で異常な刑罰を禁止する米国憲法の修正8条に違反すると判断しました。「(我々は)この国で40年間にわたって、過度な刑罰と大量の投獄による、恐れと怒りの政策の犠牲になってきました」と、今回の画期的な訴訟を最高裁に起した少年事件弁護士のブライアン・スティーブンソンは言います。「この40年間に、投獄された人間の多くは子供でした。」1995年に14歳のギャングのメンバー、トニー・ヒックスによって当時20歳の息子タリクを殺されたアジム・カミサからも話を聞きます。カミサは、少年らに対する仮釈放なしの終身刑に反対する被害者の遺族を代表して、アミカス・クリエ意見書(法廷助言書)に共同署名しました。「子供の脳は14歳では形成されていません」と、カミサは言います。「ですから私は、こうした少年犯罪者にはたくさんの可能性があると思います。私たちが適切な環境を作り出せば、こうした少年たちは社会に戻ることができます。そして社会に戻るだけでなく、社会の一員として貢献することでしょう」。

    dailynews date: 
    2012/6/26(Tue)
    記事番号: 
    2

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