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2015年3月16日(月)

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  • 建物をなぎ倒し、道路や橋を洗い流す壊滅的なカテゴリー5のサイクロンで、南太平洋の島国バヌアツの人口の約半分が、家をなくしました。援助機関によるとサイクロン「パム」により少なくとも8人が死亡しており、遠隔地まで救助が届くに連れて死者数は増えると見込まれています。バヌアツは人口約25万人、80以上の島で成り立っています。災害救助当局と支援団体のスタッフらは今もなお、時速185マイル以上の猛烈な風の直撃を受けた離島と連絡をとろうと努めています。本日は、支援団体オックスファームの元バヌアツ担当者のアレックス・マシソンに話を聞きます。

  • サイクロン「パム」による南太平洋の島国バヌアツの壊滅的な被害を受け、350.org共同創設者のビル・マッキベンはこの暴風雨と地球温暖化を関連付け、また、化石燃料関連の資産を売り払うよう投資家を説得する、急速に広がる投資撤収運動を支持する新たな決定を国連の気候変動枠組条約が行ったことについて言及します。本日、オックスフォード大は化石燃料の調査・採掘に携わる上位200社への投資の撤収の是非を問う投票を行う予定で、同大学卒業生、寄贈者そして学生らが行く末を見守っています。マッキベンはまた、カリフォルニアの水資源が来年には枯渇する恐れがあるとのNASAの発表についても話します。一方、環境保護論者で元モルディブ大統領のモハメド・ナシードは、在任中に判事の一人の逮捕を命じたことに対し、禁固13年の有罪判決を言い渡されました。ナシードは島しょ国のモルディブに迫る気候変動の脅威を多くの人に知ってもらおうと、2009年に海中で閣議を開いたことで知られています。マッキベンは、Eaarth: Making a Life on a Tough New Planet(『アァース:私たちが暮らす過酷な新惑星』)をはじめとする数々の本を執筆しています。350.orgはブログでバヌアツの最新状況を更新し続けています。

  • 本日は、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジが在英エクアドル大使館内に政治亡命してから1000日目となります。今回初めて、スウェーデンの検察当局は、ロンドンで事情徴収を受けるようアサンジに要請し、アサンジが大使館を出られる可能性を作りました。アサンジは、性的暴行で起訴されたことは一度もありませんが、スウェーデン当局による逮捕状が米国への送還につながることを恐れ、2012年から大使館内にこもっています。アサンジの弁護士ミカエル・ラトナーは、検察官との面会の結果、アサンジが不起訴となる可能性があると述べ、また仮にアサンジがこれらの嫌疑で有罪になっても「(アサンジは)その刑期をすでに務めている…なのでこの事件全体が彼を大使館にとどめさせるための実質的に偽りの手段となっている」と話しています。ラトナーに話を聞きます。

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