デイリーニュース

  • トランプがイラン核合意から離脱 イスラエルは戦争を吹っ掛けるか

    シリアでイスラエルとイランの間の緊張が高まっています。イスラエルは10日(木)、シリア国内のイランの施設数十箇所を爆撃しました。イスラエルによる攻撃としては2011年にシリア騒乱が始まって以来最大のものです。イスラエル当局によれば、この攻撃は占拠中のゴラン高原に駐屯するイスラエル軍に対しイラン軍が20発のロケット弾を発射したことへの報復です。ロケット弾の攻撃がイランによっておこなわれた証拠をイスラエルは提示していませんが、イランは「越えてはならない一線を越えた」とベンジャミン・ネタニヤフ首相は話しています。11日未明、イラン外相はイランによるロケット弾攻撃は「完全なでっちあげで根拠がない」としています。一方で、イランではなくイスラエルが今週の対立激化に火をつけたという更なる証拠が浮上しています。ニューヨーク・タイムズ紙は、9日に行われたイスラエルによるミサイル攻撃がシリア側のゴラン高原の村を直撃したと報じました。イギリスに拠点を置くNGシリア人権監視団もまた、イスラエルが8日にダマスカス近郊でミサイル攻撃を行い、イラン人8人を含む少なくとも15人が死亡したと伝えています。この攻撃が行われたのは、トランプ大統領が米国はイランの核合意から離脱すると表明してから数時間後でした。

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    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • シリア戦時下で過ごした青春:マルワン・ヒシャム著 モリー・クラブアップル画の回想録

    イスラエルはシリアにあるイラン軍の施設数十か所を攻撃しました。これは2011年にシリアで始まった闘争以来、イスラエルによる最大規模の攻撃となりました。今回の空爆前日には、イスラエルは同国が1967年以来占拠するシリアのゴラン高原に配置されたイスラエル軍に対して、シリア国内に配置されたイラン軍がミサイル20発を発射したと非難しました。本日の放送の後半はシリアでの戦争について、シリア出身のジャーナリストとニューヨークを拠点とするアーティストに話を伺います。彼らは、数年来一緒に仕事をしてきました。マルワン・ヒシャム記者はシリアのラッカ出身のシリア人ジャーナリストで、現在はトルコに亡命しており、トルコを拠点に活動しています。彼はは2011年に行われた、バシャール・アル=アサド大統領反対の当初のデモに参加してからジャーナリストになりました。ヒシャムの新作は、賞にも輝くアーティストで挿絵も担当したモリー・クラブアップルが共著者です。二人がコラボレーションを始めた2014年には、ヒシャムはまだ自称イスラム国(ISIS)占領下にあったラッカに住んでいました。ヒシャムはISIS統治下の生活を写真に撮りクラブアップルに送信、彼女がそれをイラストにしました。

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    2018/5/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ジェレミー・スケイヒル:拷問の責任を問わなかったオバマが ハスペルのCIA長官就任への道を開いた

    5月9日、ワシントンではトランプ大統領がCIA長官に指名したジーナ・ハスペルが、CIAの尋問プログラム再開はしないと発言しました。これは彼女が初の女性CIA長官となるための上院情報委員会の承認公聴会でなされました。しかし、同じ公聴会でハスペルは9・11テロ後の「拷問」を含むCIAの囚人への処遇がモラルに反すると思うかという質問への回答をことごとく避けました。CIAで33年の経験をもつハスペルは、タイにあるCIAの秘密ブラック・サイトの2002年の管理責任者であり、そこでは囚人1人が水責めその他の拷問を受けました。彼女はそのブラック・サイトで撮影された拷問ビデオを密かに破棄した責任者でもありました。少なくとも2人の共和党上院議員、ランド・ポールとジョン・マケインがハスペルの就任に反対を表明、マケインは「彼女が拷問という手法を監督する立場にあったのは憂慮すべきであるのに加え、拷問はモラルに反するとの明言を避ける人間はCIA長官になる資格はない」と発言しています。しかし、ウエストバージニア州選出の民主党上院議員ジョー・マンチンが、ハスペル承認を支持するとすでに発表していることから、ハスペルは承認される可能性があります。調査報道サイト『ジ・インターセプト』の共同創設者で週刊ポッドキャスト『インターセプテット』の司会者でもあるジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

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    2018/5/10(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 予備選挙の日: ウェスト・バージニア州でブランケンシップが落選 オハイオ州で消費者保護監視者が勝利 インディアナ州でペンス副大統領の兄が勝利

    8日、ウェスト・バージニア、オハイオ、インディアナ、ノース・カロライナ各州で、多くの重要な予備選を決する投票が行われました。ウェスト・バージニア州では、注目を集めた連邦上院議員選挙の共和党予備選で同州司法長官パトリック・モリセーが、エヴァン・ジェンキンス連邦下院議員と元炭鉱王ドン・ブランケンシップを破り、上院議員候補となりました。ブランケンシップは、29人の鉱夫が死亡した2010年のアッパー・ビッグ・ブランチ炭鉱事故の後、罪を問われ1年間刑に服しました。ブランケンシップは、上院の多数党院内総務のミッチ・マコーネルと彼の「中国家族(訳註:マコーネルの妻で現運輸長官のイレーン・チャオの両親は台湾から移住。父親はその後、海運業で財をなした)」を攻撃する意見広告を出し厳しい批判を受けていました。モリセーは11月に、民主党保守派の現職上院議員ジョー・マンチンと議席を争います。オハイオ州では、民主党の州知事予備選挙で、リチャード・コードレイが前連邦下院議員デニス・クシニッチを破りました。コードレイは、アメリカ合衆国消費者金融保護局の初代局長を務めました。コードレイは11月、現知事ジョン・ケーシックの引退後の知事職をマイク・デワインと争います。インディアナ州では、マイク・ペンス副大統領の兄のグレッグ・ペンスが、同州東部の下院議員共和党予備選で勝利しました。

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    2018/5/9(Wed)
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    4
  • メディア・ベンジャミン 平和運動はイランや北朝鮮の外交を支援する活動の強化を

    トランプ大統領は8日、前任者オバマ前大統領が尽力した2015年の歴史的なイラン核合意から米国は離脱すると発表しました。同日、トランプ政権の新国務長官マイク・ポンペオはトランプ大統領と北朝鮮の指導者、金正恩との歴史的直接会談の最終調整を行なうため、北朝鮮に飛びました。トランプ大統領、イラン核合意、核兵器の拡散や核戦争の回避について、コードピンクの共同創設者メディア・ベンジャミンから詳しく聞きます。ベンジャミンは、Inside Iran: The Real History and Politics of the Islamic Republic of Iran (『イランの内幕:イランのイスラム共和国の歴史と政治の真実』)の著者で、北朝鮮への平和代表団「ウィメン・クロスDMZ」(Women Cross DMZ)にも参加しています。

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    2018/5/9(Wed)
    記事番号: 
    3
  • トリタ・パルシ:私は ブラック・キューブのターゲットにされた イラン核合意の擁護者への汚名攻撃

    全米イラン系アメリカ人会議(National Ira汚名るトリタ・パルシは、イラン核合意を擁護したことで、イスラエルの民間諜報会社「ブラック・キューブ」のターゲットにされたと話しています。この会社は、イラン核合意の交渉にあたったオバマ政権の高官に対する「汚名作戦」キャンペーンを画策する目的で雇われました。英ガーディアン紙は、トランプの側近がブラック・キューブを雇ったと報じていますが、ニューヨーク・タイムズ紙は、雇い主が誰だったかはまだ不明としています。ブラック・キューブが汚名を着せて評判を落とそうと狙った調査対象者には、オバマ政権で国家安全保障政策の副補佐官であったベンジャミン・ローズや、ジョー・バイデン副大統領の安全保障政策の顧問であったコーリン・カールが含まれています。ブラック・キューブは、モサド(イスラエル諜報特務庁)などイスラエルの情報機関の元職員で構成される会社です。ハリウッドの映画プロデューサーだったハーヴェイ・ワインスタインが、レイプやセクハラを重ねてきたことを暴露されそうになった時、記事の発行を止めるために雇ったのも、この会社でした。

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    2018/5/9(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領 イラン核合意から米国を離脱 イランとの戦争の脅威が格段にエスカレート

    トランプ大統領がイラン核合意からの米国の離脱とイランへの制裁の再開を表明してから一日が経ち、欧州諸国はイランとの歴史的な核合意を保守すべく、奔走しています。2015年の核合意は、米国と5大国及びイランとの間で結ばれました。オバマ前大統領は、トランプ大統領の離脱決定を重大な誤りと呼び、今後中東で新たな戦争を引き起こしかねないと警告しました。これに対してイランのハッサン・ロウハニ大統領は、イランは当面、核合意の順守を続け、新たな核合意を結ぶ意向はないとしています。2人のゲストから詳しく話を聞きます。トリタ・パルシは、全米イラン系アメリカ人会議(National Iranian American Council)の創設者兼代表で、近著にLosing an Enemy: Obama, Iran, and the Triumph of Diplomacy(『敵を失う:オバマ、イラン、そして外交の勝利』)があります。

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    2018/5/9(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 全米各地で新聞報道部を破壊している金融ヘッジファンドにジャーナリストたちが立ち向かう

    全米第2の新聞チェーン、デジタル・ファースト・メディア(Digital First Media)と同社を管理するニューヨークを拠点とするヘッジファンド、オールデン・グローバル・キャピタル(Alden Global Capital)による検閲と人員削減に反対し、ジャーナリストによる組織的な抵抗運動が高まりを見せています。デジタル・ファーストが所有する米国各地の新聞社の記者たちは、ここニューヨーク市のオールデン・グローバル・キャピタルのオフィス前で、同ヘッジファンドに対し、新聞業に投資するか、さもなくば売却するよう求めてデモをする予定です。同ヘッジファンドは、高利益率を維持するために、所有する新聞社の予算と人員を大幅に削減することで知られています。デジタル・ファースト・メディアは2010年以来、オークランド・トリビューン紙、サンノゼ・マーキュリー紙、セントポール・パイオニア・プレス紙を含む全米中の新聞社の予算と人員を削減してきました。デジタル・ファースト・メディアは、最近の数カ月で、デンバー・ポスト紙の報道部の人員を30%削減しました。一方、未公開株式会社である親会社のヘッジファンドは、2017年に約1億6000万ドルの利益を報告しました。これは17%の営業利益率で、他の新聞社に比べて、はるかに高いものです。

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    2018/5/8(Tue)
    記事番号: 
    3
  • メイク・トラブル:セシル・リチャーズが語る彼女の人生の物語、リプロダクティブ・ライツ、女性が主導するアクティビズム

    トランプ大統領の就任式に抗議するウィメンズ・マーチ、全米の赤い州(共和党支持者が多い州)に広がる教師たちのストライキの波、#MeToo運動など、女性たちは、トランプ政権のやり方や性をめぐる根強い暴力そして米国社会の白人至上主義に抵抗する、高まる政治社会的運動の最前線に立ってきました。12年間務めた米国家族計画連盟の代表を引退したばかりのセシル・リチャーズに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は最近、新たな回顧録Make Trouble: Standing Up, Speaking Out, and Finding the Courage to Lead(『メイク・トラブル:立ち向かうこと、声を上げること、導く勇気をみつけること』)を出版しました。

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    2018/5/8(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アイオワ州の中絶法から中絶クリニックへの暴力の増加まで セシル・リチャーズ女性の健康への攻撃を語る

    アイオワ州知事は5月4日、全米で最も厳しい中絶制限法案に署名しました。この新たな法律は、中絶を求めるすべての女性に、腹部の超音波検査を受けることを義務付けるものです。この法律は、胎児の心音が確認されれば中絶を禁止します。胎児の心音が確認されるのは大抵の場合、多くの女性が妊娠したことすら気付かない妊娠6週目からです。一方、サウスカロライナ州では、同州の最大97%の中絶を禁止する共和党の中絶禁止法を無効化するために、民主党議員たちが議事妨害を使いました。一方、連邦控訴裁判所は4月、当時インディアナ州知事だったマイク・ペンス副大統領が2016年に署名したインディアナ州の中絶法は違憲だという判決を下しました。この法律は、胎児が障害を持って生まれてくる可能性がある場合も含め、女性が中絶を求める資格を制限するものでした。全米における女性のリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)への攻撃について、セシル・リチャーズにさらに詳しく話を聞きます。彼女は、12年間務めた米国家族計画連盟の代表を引退したばかりです。彼女は最近、新たな回顧録Make Trouble: Standing Up, Speaking Out, and Finding the Courage to Lead(『メイク・トラブル:立ち向かうこと、声を上げること、導く勇気をみつけること』)を出版しました。

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    2018/5/8(Tue)
    記事番号: 
    1

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