ロイヤルウェディングが黒人文化を祝福するものとして称賛された一方で、英国政府は黒人移民たちを標的にした敵対的な移民政策をめぐって引き続き批判の目にさらされています。4月には、英国で数十年暮らしてきた数千人のカリブ系移民たちへの差別と、彼らの英国への移住が第二次世界大戦後の合法的なものだったにもかかわらず国外退去の対象とされていることをめぐるスキャンダルが大きくなり、アンバー・ラッド内相が辞任しました。「ウィンドラッシュ世代」(Windrush generation)として知られる、こうした移民たちの多くは、旧英国領ら英国に移住したのち市民権をとることなくきました。2012年に成立した厳しい反移民法を受けて、こうした移民たちの多くは現在、立ち退きと失業、国外退去の可能性に直面しています。英国政府は60人以上が不当に国外退去になった可能性があると認めています。エスクワイヤ誌の編集者ガブリエル・ブルーニーに話を聞きます。