« 前  

2014年8月27日(水)

  次 »
  • イスラエルとパレスチナが無期限の停戦に合意し、イスラエルは50日にわたるガザ地区の攻撃を終えました。パレスチナの保健当局によれば、犠牲者のほとんどは市民で、490人の子供を含む2139人がイスラエルの攻撃で殺害されたということです。イスラエルの死者数は64人の兵士と6人の市民です。この停戦交渉はカイロでエジプト政府の仲介で行われ、26日火曜日の夜に執行されました。この合意は、交戦の即時終了と、封鎖されていたガザのイスラエルとエジプト間の通路を開けること、そして地中海の漁業水域領地の拡大が要求されています。ガザから受賞歴のあるパレスチナ人記者のムハマド・オマールに中継で話を聞きます。「様々な地域に住むガザの人々が、普通の生活を取り戻そうとしています。しかしこの地域のダメージは想像以上です」とオマールはいいます。「何千もの家屋、130以上のモスクと140以上の学校が、完全にまたは部分的に破壊されました」

  • 「インターセプト」(The Intercept) は新しい記事で、米国家安全保障局(NSA)が密かにグーグルに似た検索エンジンを使って、20以上の政府機関に情報を提供していることを明らかにしました。エドワード・スノーデンが暴露した証拠によれば、NSAは長年、麻薬取締局やFBIなどの国内の法執行機関にそのデータを直接提供し利用可能にしてきたということです。「ICReach」として知られるこの検索ツールは、外国人と法を犯していない何百万のアメリカ市民についての情報を含んでいます。その記録の数は8500億以上、天の川の星の数の2倍以上です。この記事を執筆したインターセプトの記者、ライアン・ギャラガーに話を聞きます。また米国軍が全従業員にインターセプトの記事を読むことを禁止し、職場のコンピューターでインターセプトのウェブサイトをブロックし始めたことについても聞きます。このサイトが機密情報を公にしたというのが理由だと報道されています。「マニングやスノーデンの時代に、こんな方針は全く時代遅れです」とギャラガーは言います。「トップシークレットの機密にアクセスする権限を持つ諜報アナリストが、公共のニュース報道を読めないということが起こり得るのです」

  • 警官がマイケル・ブラウンを殺害したことで、ファーガソンとセントルイス近郊での人種格差に世界中から注目が集まっていますが、住民が警察に対し深い不信感をいだく理由を、最新の報告書が説明しています。この報告によると、セントルイス近辺の郡の歳入の大部分が交通違反や小さな違反行為への罰金であり、それらはアフリカ系アメリカ人の住民を不均衡に標的にしているということです。実際、ファーガソンでは、罰金と手数料が市の2番目に大きな収入源で、2014年会計年度では270万ドルに上ると予想されています。「アーチ・シティー弁護人」事務局長であり、この新しい報告書の共同著者でもあるトーマス・ハーヴィーに話を聞きます。この記事は広く引用され、25日のニューヨーク・タイムズ紙では去年ファーガソンが1世帯につき平均3つの令状を出したという驚異的なグラフも載せました。これは町大きさで比較すると、州最大の数です。「私が弁護人を始めたその日から、依頼人たちが言っていたのは、この罰金や令状は、市民の安全のためではなく、お金を集めるためだということです」とハーヴェイは述べます。また、警察による厭がらせと違反状の発行について、月曜セントルイスで行われたマイケル・ブラウンの葬儀に列を作った地元住民のうちの一人、ジョージ・フィールズから話を聞きます。

Syndicate content