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2014年8月13日(水)

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  • イラクでは北部で「イラクとシリアのイスラム国」(ISIS)武力勢力に対する爆撃が続き、バグダッドは政治危機で麻痺してますが、米国はそこに更に130部隊を送りこみました。新著The Jihadis Return: ISIS and the New Sunni Uprising (『ジハードの復活:ISISおよび新スンニ派の蜂起』)の著者であり、経験豊富な中東特派員のパトリック・コウバーンに話を聞きます。コウバーンはバグダッドでの権力闘争、オバマ大統領によるシリアの反政府派支援「失敗」がISISの拡大を促したというヒラリー・クリントンの主張、現在米国が行っている空爆と石油資源の関係、そしてイラクが「ここ10年に見てきたよりもさらに悪化した、一触即発の危機の時代に突入した」のではないかという懸念について語ります。

  • ピューリツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドを迎え、イラクの現状について話を聞きます。デジタル・マガジン「インターセプト」の最近記事「米国のイラク『人道的爆撃』:大統領の冗長な祭儀」では、グリーンウォルドはイラクでの過去20年以上におよぶ米軍軍事活動に関連したニュースの見出しを批評します。グリーンウォルドは、1991年のニューヨーク・タイムズ紙の見出し、「米国と同盟国、イラクへの空爆開始:バグダッド爆撃とクエート標的:『軍事力以外に選択肢はない』ブッシュが宣告」や、2003年のCNNの見出し「ブレア、サッダーム・フセインをヒットラーと例える」を取り上げています。また、最近の記事からは、ウェッブニュースのデイリー・ビーストの「国務省の高官『ISISはアルカイダより悪い』と発言」というタイトルを取り上げています。

  • 今月初めウェブマガジン『インターセプト』は、米国とイスラエル両国の諜報機関の深い関係を示す、エドワード・スノーデンによって暴露された文書を掲載しました。ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドは、最近の記事の中で、国家安全保障局(NSA)とイスラエル同等組織が、「双方が合意した地理的標的」に対して「非常に深い技術的、分析的関係」を結んでいたことが記述されている2013年の文書を引用しました。この協力関係には「日々の分析的かつ技術的な通信とともに生情報の交換」を補助するための「専用通信回線」が含まれています。

  • グレン・グリーンウォルドのウェブマガジン『インターセプト』の最新記事の見出しは、「公共ラジオ局NPRはNSA暴露ニュースに恐怖感を与えようというCIAによる言説を番組に潜ませている」というものです。グリーンウォルドは、8月のはじめにモーニング・エディションというラジオ番組で放送された、NPRの対テロ活動を取材する特派員ディナ・テンプル・=ラストンによる報告を取り上げて批判しています。テンプル=ラストンは番組で、NSAの内部告発者エドワード・スノーデンが、テロリスに、より洗練した暗号プログラム作りを思いつかせることで国家の安全に害を与えた「明らかな証拠がある」とする、レコーデッド・フューチャーという電子技術会社の主張を取り上げました。グリーンウォルドは、NPRがその会社がCIAの資金で運営されていることに言及しなかったことは間違いだったと述べます。「これは完全な、議論の余地のないジャーナリズムの背任行為であり虚偽です。」と非難します。「NPRは何百万という人々をこのレポートで誤った方向に導きました」。

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