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2014年6月30日(月)

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  • エドワード・スノーデンによる米政府監視の暴露は、彼が国家安全保障局(NSA)内部告発者として名乗りを上げてから1年以上経った今でもドイツを揺るがしています。スノーデンの告発による報告書は、アンゲラ・メルケル首相の携帯電話を始めとするNSAによるドイツへの広大なスパイ活動を明らかにしています。先週、独政府は、省間の連絡に使用する政府のベルリン・ボン間ネットワークのインフラを2010年から提供していた米通信会社ベライゾン・コミュニケーションズとの契約を解消しました。一方で、独連邦議会はNSAとドイツの秘密情報機関によるスパイ活動についての審理が引き続き行われています。独国会議員の中にはスノーデンの亡命を許可するようメルケル政権に要請している者もいます。スノーデンの欧州での弁護士で欧州憲法人権センター(ECCHR)の創設者で事務局長のウルフガング・カレックに話を聞きます。

  • 6か月前の日曜日、エジプト当局は、世界的なテレビネットワークのアルジャジーラの記者たちが利用していたカイロ市内のホテルを強制捜査しました。ジャーナリストのピーター・グレステ、モハメッド・ファハミ、バハール・モハメッドは12月29日に拘束され、 それ以降拘置されています。先週には、政府にテロリスト組織に指定されたムスリム同胞団を支援する「虚偽のニュースを広めた」として、彼らに禁固7年から10年の有罪判決が下されました。この判決は報道の自由を支持する世界の人びとや記者らに衝撃を与えました。そしてこれはアルジャジーラ記者に限ったことではありません。米非営利団体「ジャーナリスト保護委員会」によると、現在エジプト当局は他にも少なくとも11人の記者を拘束しています。「我々はエジプトから客観的で正確な報道を行っています。裁判では、彼らが情報を改ざんしたり不法集団を支持したりしたという証拠は一つも出てきませんでした。これは真っ赤な嘘なのです。判決は本当にショックなものでした」と、アルジャジーラ英語放送の報道ディレクター、サラ・ネグムは話しています。

  • 異議を唱える人へのエジプト政権弾圧に関連した動きで、今月、エジプトで最も有名な風刺家が番組の放送中止を発表しました。バセム・ユセフの放送は、ジョン・スチュワートの「ザ・デイリー・ショー」の様にエジプトや中東政治をコミカルに取り上げていました。この番組は非常に高い人気を誇り、毎回3000万人もの人が視聴しています。ユセフは、検閲にかけられて自分の命を危険にさらすよりも、番組を打ち切りたいと語っています。ユセフは彼が受けている圧力について曖昧に説明していますが、軍事政権が放送続行を不可能にしたことを示唆しています。ドイチェ・ヴェレ・グローバル・メディア・フォーラムで演説し、番組を打ち切るという決断は新しい始まりととらえることも可能だと述べました。「我々は全ての世代に外にでて自分たちのやり方で自分を表現するよう触発した。風刺とコメディーは恐怖に対する数少ない解毒剤の1つです。自分の考え方や判断を自由にします。だから、脅威なのです」とヨーセフは語ります。

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