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2014年6月19日(木)

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  • 米プロフットボールリーグ(NFL)ワシントン・レッドスキンズのチーム名変更を求める運動が広まりを見せていますが、このほど予想外の勝利を収めました。米特許庁は、同チーム名とロゴは米先住民への蔑称にあたるとし、レッドスキンズの商標を取り消しました。この決定は、レッドスキンズにチーム名変更を強制するものではありませんが、第三者によるチーム名とロゴの使用を法的に保護するのは、今よりも難しくなる可能性があります。同チームが不服申し立てを行っている期間は、商標は維持されると報道されています。しかし米先住民や「レッドスキンズ」ブランドを批判する人々は、チーム・オーナーのダン・シュナイダーが最終的にチーム名変更に追いやられることになる兆しだと、この行政判断に大喜びしています。2人のゲストをお招きしました。ナバホ族活動家で、同訴訟の原告でもあるアマンダ・ブラックホースと、スポーツライターのデイブ・ザイリンです。

  • 6月18日、ブラジルでは2014年ワールドカップ期間中の最大規模の抗議行動があり、数千人がデモ行進を行いました。「ホームレス労働者運動」のメンバーが、サンパウロの主要高速道路を封鎖し、ワールドカップのための巨大な支出に抗議し、手ごろな価格の住宅を増やすよう求めました。やはりワールドカップ開催中の都市ポルトアレグレでは、警察が催涙ガスとスタン擲弾を、国際サッカー連盟FIFAへの抗議活動を行うデモ参加者に対し使用しました。平和的抗議活動に対し、軍事装備に身を固めた警察機動隊の人数は大幅に上回っていました。今週、米国のジョー・バイデン副大統領がブラジルを訪問し、ワールドカップの米国・ガーナ戦(2-1で米国が勝利)を観戦すると同時に、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領との関係修復も図りました。米国家安全保障局(NSA)によるブラジルでの盗聴活動が暴露され、ルセフ大統領の私用の携帯電話の盗聴も明らかになって、関係がぎくしゃくしていました。ブラジルでは2016年にリオデジャネイロでオリンピックの開催も予定されており、ふたたび大勢の人々が立ち退きを迫られています。リオのマラカニャ・スタジアムより、Brazil’s Dance with the Devil: The World Cup, the Olympics, and the Fight for Democracy(『悪魔と踊るブラジル:ワールドカップ、オリンピックと民主主義への闘い』)の著者でスポーツライターのデイブ・ザイリンに話を聞きます。

  • イラク政府がスンニ派軍事勢力に対する空爆を米国に要請し、危機が深まる中で、イランの役割をみていきます。6月18日イラク政府は、先週より同国の広範囲な一帯を手中に収めた軍事勢力に対する空爆を、米国に対し正式に要請しました。英インディペンデント紙は、オバマ政権がイラク政府高官に対し、米国の軍事介入はマリキ首相の退陣が条件であると回答したと報じています。マリキ首相はシーア派で、イラクの宗派間対立を悪化させたと、多方面から批判されています。イラクおよびシリアの危機は、サウジアラビアがスンニ派軍事勢力を支援しているとマリキ政権が批判し始めイランとサウジアラビアの代理戦争に発展していると、多数のアナリストが指摘しています。同紛争に外国は関わるべきではないという6月18日のサウジアラビアの発言は、イランに向けられた警告と見られています。これはイランのハサン・ロウハニ大統領が、イラク内でスンニ派軍事勢力がイラク内のシーア派の聖地を脅かすなら、イランはその保護に「躊躇しない」と発言したことを受けたものです。オバマ政権は、軍事勢力の侵攻を止めるためにイランとの協力も視野に入れるとの立場を堅持しています。この問題についてはウィーンで開かれた核開発をめぐる協議でも、二国間で短い話し合いがもたれました。ワシントンとテヘランは協力してイラク政府の応援に乗り出すのでしょうか?「全米イラン系米国人協会」 (National Iranian American Council)の調査部長レザ・マラシに話を聞きます。

  • 貧困国の公的債務返済をめぐる「今世紀の最大の裁判」について見ていきます。米最高裁は今週、15億ドル超の負債を巡るアルゼンチン側の上告を退け、「ハゲタカ・ファンド」の搾取的な行動に正当性を与えたとの批判を受けています。この裁判は、10年以上前の同国の通貨危機の後、アルゼンチンの負債を安値で買い上げたヘッジファンドに関するものです。アルゼンチンが対外債務支払い停止を宣言した後、債権者の大半は元本の削減に応じました。しかしNMLキャピタル(NML Capital)その他の企業は、この取引を拒否し、全額返済を求めました。6月16日の判決により、アルゼンチンに対しヘッジファンドへの支払いを命じた下級裁判所の判決が有効になります。アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領は、これらの企業の行動は「たかり」だと言っています。「ジュビリーUSAネットワーク」(Jubilee USA Network)事務局長エリック・レコンプトに話を聞きます。

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