フロリダ州が受けている不況の影響は非常に深刻です。同州の失業率は1976年以来最悪で、住民のほぼ10人に1人が職を失っている状況です。差し押さえ比率も米国で2番目に高いフロリダは、金融危機の発端となった州の一つであると考えられています。南フロリダ大学のゲイリー・モルミノ教授に話を聞きました。『Land of Sunshine, State of Dreams: A Social History of Modern Florida(陽光そそぐ大地、夢の州:現代フロリダの社会史)』の著者である同教授は、フロリダ州の経済を巨大な「ネズミ講」であると語っています。