エジプトのカイロで前週末、イスラム教徒とキリスト教徒による衝突があり、12人が死亡、180人以上が負傷しました。エジプト軍は衝突発生後190人を拘束し、軍事裁判にかけると述べています。7日の衝突は数百人の保守派サラフィスト系のイスラム教徒が、カイロのインババ地区にあるコプト派聖メナ教会の前に集結したことから始まりました。集まったイスラム教徒たちは、イスラム教徒と結婚して改宗を望んでいたキリスト教徒女性が、彼女の意志に反して同教会に拘束されているとの数ヶ月前からの疑惑に抗議していたと報じられています。この女性はキリスト教テレビ局のインタビューで、この疑惑を自ら否定しています。コプト派は、エジプトの人口の約10パーセントを占めています。デモクラシー・ナウの記者で長年のシニアプロデューサーでもあるシャリフ・アブドゥル・クドゥースが、カイロから電話で番組に参加します。「多くの国民、特にコプト派の信者がわからないのは、暴力発生時に軍が現場にいたにもかかわらず、その最悪の事態が起きたときに軍が静観し、介入しなかった、その理由です」