デイリーニュース

  • ソルトレイクシティ五輪の収賄スキャンダルの主要人物らがロムニーの大統領選を支援

    共和党の大統領候補ミット・ロムニーは選挙遊説の中で、2002年のユタ州での冬季オリンピックで、大規模な収賄スキャンダルが生じた後に引き継いで果たした世話役としての任務をたびたび自画自賛しています。長年の調査報道記者ウエイン・バレットは、一連の新しい記事の中で、ロムニーは自らが導入した新倫理規定を侵害した可能性があることを明らかにしています。ロムニーは現在も、その時の収賄スキャンダルと関係があった多くの主要人物たちから選挙献金を受け取り続けています。ニューズウィーク/デイリー・ビーストへの寄稿者でザ・ネイション・インスティチュートのフェローであるバレットが調査結果を語ります。

    dailynews date: 
    2012/7/31(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ロンドンオリンピックの裏での逮捕、検閲、企業提携で崩れる五輪の親善イメージ

    NBCはロンドンオリンピックの模様を逐一放送していますが、その舞台裏とオリンピック競技場の外で起きていることはほとんど注目されていません。ロンドン警察は7月27日、オリンピックの開会式の最中に月例の自転車市民運動クリティカル・マスに参加した182人を逮捕しました。一方、数千人のファンが観戦チケットは完売だと告げられたにも関わらず、主としてスポーツ連盟や企業スポンサーのために確保された特等席はガラ空きで、一般市民の怒りの声が高まっています。多くの地元住民にとってオリンピック観戦は高嶺の花ですが、2012年のオリンピックは英国の納税者に170億ドルもの負担を課すと見込まれています。おまけに、英国市民らは、国際オリンピック委員会の要請を受けて英政府が施行した徹底的な検閲法の対象とされています。一方、活動家らたちは、オリンピックの数多くのスポンサー企業の中に、ダウケミカル社やBP社など、世界平和と親善というオリンピックの理想にそぐわないと批判される人権問題を起こした記録をもつ企業が含まれていることに激怒しています。学者で米国サッカーチームの元メンバーであるジュールズ・ボイコフにロンドンから話を聞きます。彼は、反対運動とオリンピックに関する本の調査のために4月から英国に滞在しています。「オリンピックは活動家たちに絶好の機会を提供しています」と、ボイコフは言います。

    dailynews date: 
    2012/7/31(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 『アメリカン・ドリームの裏切り』、ピューリッツァー賞受賞のバーレット&スティールが新著を語る

    受賞経験のあるドナルド・バーレット、ジェームズ・スティールの調査報道チームが、ベストセラーとなった『アメリカの没落』の続編、The Betrayal of the American Dream(『アメリカン・ドリームの裏切り』)を発表しました。税金の負担先をめぐり共和党と民主党が対立している中、バーレットとスティールは、米国の中流階級が長年、税制のみならず金融規制、貿易赤字、年金などをめぐる政策により犠牲になってきたと主張します。新著では、新たな支配層エリートたちを利するために中流階級の人々がいかにして組織的に貧困に陥らされ、将来性が阻まれてきたかが歴史的にまとめられています。バーレットとスティールは40年間以上にわたり共同作業を続け、2人でピューリッツァー賞、ナショナル・マガジン・アワードをそれぞれ2度受賞しています。本日はこの2人を迎え、中流階級への攻撃、税金の搾取、規制緩和、ボーイングやアップルなどの企業による米国の仕事の国外への外注、引退の終焉について番組の時間いっぱいを使ってききました。「人々は永遠に働き続けざるをえません。でもどんな仕事があるでしょう?いくら払ってもらえるでしょう?しかも職場では大きな圧力がかけられます。65歳から75歳まで人々が働き続けなければならないとしたら、どうやって仕事を得られるでしょう?」とスティールは言います。

    dailynews date: 
    2012/7/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • カノン・ビヤムギシャ HIV感染を告白した最初のアフリカ人宗教指導者

    ワシントンDCの国際エイズ会議に出席しているカノン・ギデオン・ビヤムギシャ師に話を聞きます。彼はウガンダの高名な教会指導者で、1992年に自身のHIV感染を公けに告白した最初のアフリカ人宗教指導者ともなりました。以来、彼はエイズ牧師として、この病気にまつわる汚名の払拭を自分の使命として取り組んできました。ビヤムギシャ師が自身の歴史的決断と、ウガンダでいまも続くLGBTQ(性的少数者)差別について語ります。

    dailynews date: 
    2012/7/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ベルリン・ペイシェント:史上初めてHIV感染が「治癒」した男性

    研究者たちがHIV/AIDSの治癒の可能性を求める中、ここでは医学界で「ベルリン・ペイシェント(ベルリンの患者)」として知られるティモシー・レイ・ブラウンの驚くべき話に目を向けましょう。彼は世界で初めてHIV感染から治癒した人物だと考えられています。「HIV感染がわかったのは1995年でした。死ぬほど怖かった。というのもあの当時はエイズは死の病気だったからです。それに抗エイズ薬はAZTしかなかった時代でしたから」とブラウンは振り返ります。10年後、彼は白血病も発症していると診断されました。当時ベルリンに住んでいたブラウンはゲロ・ヒュッターというドイツ人医師にかかり、その医師がHIVと白血病の両方を治すための実験的な治療法を考案したのです。この方法が功を奏し、ブラウンはエイズ発見後30年以上の歴史の中で初めて治癒した人物になりました。ブラウンの事例は治療法を探す世界中の研究者を鼓舞しています。「問題は、『治癒』という単語が長い間エイズコミュニティの多くの人々にとって口にしてはいけない四文字言葉であるということです。これまで、結局実際のところはうまく行かなかった希望というのが続いてきましたからね」とエイズ研究者のジェフリー・ローレンス博士は言います。ブラウンはすべての人のためのエイズ治療法を探すための財団を立ち上げたところです。

    dailynews date: 
    2012/7/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • スティーブン・ルイス:戦争や銀行救済に数兆ドルもつぎ込み エイズ対策にはスズメの涙

    世界最大の国際エイズ会議が今日、ワシントンDCで閉幕します。米国主催の開催は22年ぶり。というのもオバマ政権が撤廃するまで20年にわたってHIV感染者の米国入国が制限されていたからです。エイズフリー・ワールドの共同創設者で共同代表のスティーブン・ルイスに話を聞きます。彼は2001年から2006年まで国連事務総長アフリカHIV/AIDS問題特命公使を務めました。彼はカナダの国連大使だった人物です。ルイスはエイズとの戦いにはもっと多くの資金が必要なのだと警告します。「私たちは(世界的な公衆衛生のために)テーブルからパン屑や小銭のおこぼれをかき集めているというのに、他の道理に外れた目的のためには国際的に巨額のおカネが使われているのです。そういうことも終わりにしなければならない」とルイスは言います。「世界エイズ結核マラリア対策基金が財政難にあります。資金拠出国の多くが誓約どおりの金額を出さないからです。したがって次回の補助金も切り詰めざるを得なかった。これはそれぞれの国のレベルでは危機的な影響を与えます。薬が手に入らなければ人は死ぬ。じつに厳格な等式なのです」。

    dailynews date: 
    2012/7/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「ビザなしなんて恐くない」 アルパイオ保安官がアリゾナの訴訟で戦うなか 4人の移民、滞在許可を持たない事実を公表

    7月第4週、マリコパ郡の保安官ジョー・アルパイオは、アリゾナ州で在留資格の無い移民(undocumented immigrants)を標的にして彼が人種的なプロファイリングを行ったとして告訴されている公民権裁判で、6時間にわたって証言台に立ちました。「アメリカ自由人権協会」(American Civil Liberties Union)と「メキシコ系米国人法的擁護基金」 (Mexican American Legal Defense Fund)は、有効なビザや身分証明書があるにも関わらず、拘留を目的とした交通違反取り締りの標的にされた住民を代表して訴訟を起こしました。アルパイオ保安官が証言している間に、裁判所の外では、4人の在留資格の無い移民が交差点を封鎖して逮捕され、入国管理施設の係官により拘置所に入れられました。このうちの少なくとも一人が国外退去に直面しています。「民衆でなくアルパイオを逮捕せよ」運動とプエンテ・アリゾナの代表カルロス・ガルシアに話を聞きます。7月の後半に、彼は在留資格の無い移民活動家と共に、「ビザなしなんて恐くない(No Papers No Fear)」バス・ツアーに参加します。ツアーの最終目的地はは、ノース・キャロライナで開かれる民主党全国大会です。

    dailynews date: 
    2012/7/26(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ロンドンの厳重封鎖:教授で前米代表選手、ジュール・ボイコフがオリンピックの検閲と軍事化について語る

    英国は、夏のオリンピックが始まるだいぶ前から、平時においては史上最大の治安作戦に取り組んできました。現在、およそ2万人の武装部隊が治安を担っていて、その規模はアフガニスタンに現在駐留している英国部隊の数の2倍です。オリンピック大会は英国の納税者に、170億ドルという莫大な負担を強いると試算されています。同時にオリンピック公園の近くに住む英国人は、国際オリンピック委員会の要請を受けた英政府が施行する広範囲にわたる検閲規則の対象とされています。一方、活動家たちは、オリンピックのスポンサーの長いリストの中にダウ・ケミカルやBPのような会社が名前を連ねていることに憤慨しています。これらの企業が人権保護に関して過去に行ってきたことは、世界の平和と親善というオリンピックの理念と矛盾していると言うのです。反対運動とオリンピックについての本を現在書いている教授で著述家のジュール・ボイコフに話を聞きます。彼は1989年から1991年まで国際競技で米国のオリンピックのサッカー・チームに在籍しました。

    dailynews date: 
    2012/7/26(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 『グロッグ』の著者ポール・バレットが語る:オーロラ市銃乱射事件は米国の銃規制の失敗を示す最近の悲劇

    オーロラ市銃乱射事件の容疑者ジェームス・ホームズが、事件の起きる一週間以上前に、自分の計画する虐殺を詳細に記していたことを、コロラド州の警察が明らかにしました。ホームズが送り、コロラド大学の郵送物センターで回収された未開封の小包には、多くの人々を殺害するイラストやノートが含まれていたのです。ホームズの家から押収された武器の中には、40口径のピストル2丁と、グロックG22一丁とグロッグG23一丁、スミス・アンド・ウェッソンM&P 223口径の半自動式のライフル一丁、戦闘用レミントン870エクスプレス12ゲージ散弾銃一丁がありました。GLOCK: The Rise of America’s Gun(『グロッグ:米国の銃の興隆』)という本の著者であるポール・バレットに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/7/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 億万長者の寄付でオバマ大統領の再選を阻もうとするカール・ローブの密かな企みの内側

    かつて“ブッシュの頭脳”として知られたカール・ローブは、11月の米大統領選でオバマ大統領を破り共和党のワシントン支配を取りことを目指し、テレビ、ラジオやオンラインでの中傷キャンペーン広告を展開するため数億ドルを集めることを目的とした2つの団体の設立を手助けをしました。2つの団体とは、「アメリカン・クロスロード」(American Crossroads)と「クロスロードGPS」 (Crossroads GPS)です。「アメリカン・クロスロード」は援助資金供与者の名が公開されますが、「クロスロードGPS」は「社会福祉」組織とされ、 援助資金供与は匿名でなされます。2つの団体は同じオフィスで運営され、同じ職員の多くを共有し、何百万ドルもかけて同じような中傷キャンペーン広告を放送しています。Karl Rove: He’s Back, Big Time(『カール・ローブ:復活だ、楽しくやろうぜ』)という記事を26日に出した、ブルームバーグ・ビジネスウィークのアシスタント・マネージング・エディターのポール・バレットに番組に参加してもらいます。

    dailynews date: 
    2012/7/26(Thu)
    記事番号: 
    1

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