デイリーニュース

  • ブラッドリー・マニング:「自由な社会で暮らすためには ときに高い対価を払わなければならない」

    米陸軍ブラッドリー・マニング上等兵は8月21日、イラクとアフガニスタンでの戦争、及び米国の外交政策に関する70万点以上の機密文書とビデオをウィキリークスに漏らした罪で、禁固35年の判決を言い渡され、軍より不名誉除隊されました。この判決は、過去にメディアに情報を漏らしたどの国家公務員に対する処罰よりも、大幅に長いものです。7年ほど経てば、マニングは仮釈放される可能性もあります。判決を言い渡された直後に発表した声明で、マニングはオバマ大統領に恩赦を求めました。「機密情報を公開しようと決めたのは、祖国への愛と人々への義務感からでした」と、弁護士のデビッド・クームズが読み上げたマニングの声明にはあります。「恩赦を却下された場合は、自由な社会で暮らすためには、ときに高い対価を払わなければならないのだと考えながら服役します」

    dailynews date: 
    2013/8/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 【速報】ブラッドリー・マニングに禁固35年の判決

    米陸軍の内部告発者ブラッドリー・マニング上等兵にウィキリークスへの機密文書漏洩罪で禁固35年の判決が言い渡されました。スパイ行為、窃盗、不正行為で7月に有罪を宣告され、最高で禁固90年の可能性もありました。35年という判決は自動的に刑事控訴軍事法廷に持ち込まれ、マニングは量刑の短縮を求めることができます。2010年5月に逮捕されて以来すでに1293日を刑務所で過ごしていますのでその分は量刑分から差し引かれることになります。

    dailynews date: 
    2013/8/21(Wed)
    記事番号: 
    9
  • ワシントン大行進とキング師の最も有名な演説から50年 語られざる歴史

    雇用と自由のためのワシントン大行進が行われたのは1963年です。その50周年まであと1週間ですが、数日後の今週土曜24日にはこれを記念した大規模なマーチが予定されています。この時間は、これまで忘れられてきた歴史を掘り起こしてみることにします。1963年8月28日、25万人以上がアフリカ系アメリカ人の直面する差別と失業と経済的不平等に抗議してこの国の首都に結集しました。今では多くの人々がこの大行進を公民権運動における重要な転換点だったと認めています。この大行進の背景にある、語られることのなかった歴史を振り返り、マーティン・ルーサー・キング師の有名な「私には夢がある」の演説が、彼の政治的遺産と同様、多くの人に誤って理解されたままになっていることについて考えます。「あの演説と大行進の理解のされ方は、星条旗にくるみ込むようなものです。数あるアメリカ精神の具現の一例として見られているようですが、実際には、あれは大規模な、多人種による反体制行動だったのです」と言うのは The Speech: The Story Behind Dr. Martin Luther King Jr.'s Dream (『あの演説:マーティン・ルーサー・キング師の「夢」の背後にあった物語』)の著者ゲーリー・ヤングです。「当時の権力者たちは心底これ(大行進)をやらせたくなかった。

    dailynews date: 
    2013/8/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 英国のメディア弾圧:グリーンウォルドのパートナーを拘束し、ガーディアン紙にスノーデンのファイルを破棄するよう強制

    オバマ政権は、国家安全保障局(NSA)の大規模なスパイ活動を暴露したガーディアン紙のジャナーリスト、グレン・グリーンウォルドのパートナーであるデビッド・ミランダをイギリス当局者らが拘束するという事前通告を受けていたことを認めました。ミランダは8月18日、英国テロリズム法第7条に基づいて、罪状なしで拘束できる最大時間である9時間、ロンドンのヒースロー空港で拘束されました。ミランダは、拘束について英国内務省に対して訴訟を起こすと発表しました。一方、ガーディアン紙は、英政府が同紙に対して、スノーデンの機密文書を破棄するか、それらを英当局者らに渡さない限り法的措置をとると脅しをかけてきたことを明らかにしました。「要するに、いま危機に瀕しているのは、人間が威厳を保つ能力、ジャーナリストが情報源に対して誠実でいられる可能性、そして自由な民主主義という概念全体です。」と、コンピュータ・セキュリティのリサーチャーで、空港で何度も拘束されて尋問されたことのあるジェイコブ・アッペルボームは言います。

    dailynews date: 
    2013/8/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • マット・タイビ:学生ローンバブルが若者世代に負わせる負債と経済への脅威

    オバマ大統領は、ごく最近、連邦政府の補助金を受けている学生ローンの金利を、2015年まで、比較的低く抑える法案に署名しました。ローリング・ストーン誌の政治記者マット・タイビに、米国の大学の高い学費と、それを支払うための学生ローンを連邦政府が伸張させているという事実が経済に与える大きな脅威について話を聞きます。タイビは、新たな記事"Ripping Off Young America: The College-Loan Scandal"(『搾取される米国の若者:大学ローン・スキャンダル』)の中で、次のように記しています。「学生ローンの適正ではない金利は、米国の高等教育の暗い秘密です。ローンの費用そのものより、問題なのは、その元金です。つまりインフレ率の2、3倍の高騰を見せている、あきれるほどに高い学費です。この高騰は、2008年以前の数年間に急騰した住宅価格の動きに不気味なほどに似通よった上昇傾向を見せています。真実に近づいてみて明らかになるのは、ここ数年にわたって若者世代に対して体系的に行われてきた、恥ずべきで弾圧的な暴虐です。」タイビは、連邦政府は次の10年間で、学生の借り手たちに何の抜け道を与えることなく、学生ローンで1850億ドルを捻出しようとしていると言います。「ギャンブラーですら、破産宣告をするこことができます。

    dailynews date: 
    2013/8/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ウィスコンシン州知事への抗議「連帯の歌の集い」 取材したプログレッシブ誌編集者が拘束される

    ウィスコンシン州の共和党知事スコット・ウォーカーに抗議して州議会議事堂で続いている「連帯の歌の集い」(Solidarity Sing Along)で、これまでに200人以上が拘束されました。15日には、プログレッシブ誌の編集者で発行者のマシュー・ロスチャイルドが抗議行動の取材中に身柄を拘束されました。大広間で歌ったとして拘束されたデモ参加者を写真撮影したロスチャイルドは、微罪と身柄拘束への抵抗の容疑をかけられました。

    dailynews date: 
    2013/8/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アーダフ・スエイフ:流血のエジプトで「我々は『革命』の言論が消えないよう努めている」

    エジプトのかつての独裁者ホスニ・ムバラクが今週釈放される可能性があるとの報道が出る中、高名なエジプト人作家アーダフ・スエイフに話を聞きます。2011年のタハリール広場の有力支持者だったスエイフは、エジプトの革命の現状と深刻化する分裂について話します。「我々が経験した最も残念なことは、かつて革命とされ、進歩的でリベラルとされた一連の流れが完全に軍と警察に支えられ、承認され、軍と警察をけしかけ、 そして徹底的に容赦なく、ムスリム同胞団とイスラム主義者を悪者扱いしています。これが暴力の激化が起きた原因の1つだと私は思います。あたかもみんなが期待されている役割どおりにふるまっているかのようです」とカイロからスイエフは語ります。また、デモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースと中東研究と情報プロジェクト(Middle East Research and Information Project)理事長のクリス・テンシングに話をききます。

    dailynews date: 
    2013/8/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アブドゥル・クドゥース:近代エジプトで最も血塗られた時期 「新たな恐怖が毎日訪れる」

    エジプトは、その近代史で最も残忍な時代の中、大規模な暴力が続いています。エジプト軍が5日前にムスリム同胞団のデモ隊野営地を襲撃して以降、約900人が死亡しています。16日に行われたムスリム同胞団によるデモ「怒りの日」(Day of Rage)では少なくとも173人が死亡、また続く17日にも79人が死亡しました。この暴力で警官と兵士90人近くが死亡しましたが、犠牲者の大半は、ムスリム同胞団と追放されたモルシ大統領のイスラム教支持者らです。18日には、看守の証言によると移送中に脱走しようとした囚人少なくとも36人がカイロで死亡しました。しかしムスリム同胞団は、国の治安部隊が「冷血な殺人を行った」と責め、国際的な調査を要求しています。そして19日未明、シナイ北部で武装集団の襲撃により、少なくとも24人の警官が死亡したと報告されています。「新たな恐怖は毎日のように訪れています。エジプト国民が今まで想像したこともないような悪夢のような光景がここにはあります」と、デモクラシー・ナウ!特派員のシャリフ・アブゥル・クドゥースはカイロから報告します。「多くの人が知っているカイロではありません。両者が状況の激化を宣言したため、今後状況が悪化するのは確実です」

    dailynews date: 
    2013/8/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 8歳の少年が工作員? 少年が忍ばせた追跡チップで米無人機がイエメン男性を爆殺

    米国が8歳の少年を使って、アルカイダの工作員とされる男性のポケットに追跡チップを仕込み、その男性をミサイルで爆殺したという報道がありました。少年はイエメンの米国協力者にそそのかされて、父親がわりのアドナン・アルカーディのポケットに追跡チップを潜ませました。ほどなくして米国の無人機がアルカーディの位置をつきとめ、ミサイルで爆殺しました。この殺害は昨年11月、オバマ大統領が再選されて24時間のうちに起きました。この事件について、アトランティック誌に”Did an 8-Year-Old Spy for America?”(8歳の少年がアメリカの工作員?)という記事を発表したグレゴリー・ジョンセンに話を聞きます。

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    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    5
  • クローリー元国務省報道官「米国はモルシ追放をクーデターと呼ぶべき」

    オバマ大統領は15日、ムスリム同胞団に対するエジプト軍部の流血の弾圧を非難し、来月に予定されていたエジプトとの共同軍事演習を取りやめると発表しました。しかし大半が軍事用途である年15億5千万ドルにのぼる米国の援助の打ち切りには触れず、またモハメド・モルシ追放をクーデターと呼ぶことも避け続けています。オバマ政権で2009年から2011年まで国務省報道官を務めたP. J. クローリーに感想を聞きます。またブラッドリー・マニングについても話を聞きます。2011年に辞職する前、クローリーは学生たちに次のように語っていました。「ブラッドリー・マニングに対する国防省の対応は馬鹿げており、非生産的で愚かなことだ」。

    dailynews date: 
    2013/8/16(Fri)
    記事番号: 
    4

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