デイリーニュース

  • 営利目的の刑務所:ケーシック知事の下で、公立刑務所を民営化する実験室になったオハイオ州

    オハイオ州は、公立刑務所を民間企業に売却した最初の州として他州と一線を画しています。これは2011年、ジョン・ケーシック知事が「エリー湖矯正施設」(Lake Erie Correctional Institution)を「コレクションズ・コーポーレション・オブ・アメリカ」(Corrections Corporation of America)に売却するのを監督したときに行われました。この売却は、州の支出削減の方法のひとつとして推進されましたが、オハイオ州のアメリカ自由人権協会(ACLU)によると、この計画は裏目に出たといいます。オハイオ州ACLUのシニア政策ディレクターであるマイク・ブリックナーに話を聞きます。同団体は、報告書とPrisons for Profit(『営利目的の刑務所』)という題名の短編ドキュメンタリー映画を公開しました。

    dailynews date: 
    2016/2/23(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 2016年の大統領選は電子投票機の力を借りて盗まれる可能性があるのか?

    オハイオ州コロンバスのハーベイ・ワッサーマンは、電子投票機を声高に批判し続けています。彼はWhat Happened in Ohio: A Documentary Record of Theft and Fraud in the 2004 Election(『オハイオで起こったこと:2004年の選挙での盗用と不正行為の実録』)という本を共同執筆しました。彼の新刊の題名はThe Strip & Flip Selection of 2016: Five Jim Crows & Electronic Election Theft(『2016年選挙における選挙権はく奪と票の書き換え:5つの黒人抑圧法と電子選挙での票盗み』)です。来たる大統領選における彼の懸念について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/2/23(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ニナ・ターナーが語るクリントンからサンダースへの支援変更:彼は公民権の「不変の推進者」であり続けている

    ヒラリー・クリントンとバーニー・サンダースは、サウスカロライナ州の予備選を前に選挙活動をしています。オハイオ州の元上委員議員・ニナ・ターナーに話を聞きます。彼女は2015年11月、クリントンからサンダースに支持を変えたことで大きく報じられました。ターナーは現在、バーモント州上院議員であるサンダースの全米代理人の1人です。

    dailynews date: 
    2016/2/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「素晴らしいパートナーシップ」:オハイオ州の元民主党州議員が殺人事件の後のケーシックの警察改革を称賛

    元オハイオ州上院議員のニナ・ターナーは、共和党の大統領候補でオハイオ州知事のジョン・ケーシックと、リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)やその他の多くの問題で意見を異にしていますが、警察改革についての彼の実績は称賛しています。ケーシックは警察活動の特別委員会を組織し、法執行機関における殺傷能力のある武器の使用と職員採用に全州的基準を要請した行政命令に署名しました。この改革は、オハイオ州で12歳のタミール・ライスとジョン・クロフォードが警察によって射殺されたことを受けて行われました。ライスとクロフォードは、店内で売られていた空気銃を持っていたことでウォルマートの中で射殺されました。ターナーは、この殺人事件の結果として警察改革を進めたケーシック知事の特別委員会の共同議長を務めました。

    dailynews date: 
    2016/2/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「共和党よ、私の下着の中から出て行け」:オハイオ州元上院議員のニナ・ターナーが語るケーシック知事の中絶反対歴

    共和党の大統領候補でオハイオ州知事のジョン・ケーシックは2月21日、同州の「家族計画」(Planned Parenthood)への資金流入を妨害するのを目的とした法案に署名しました。この法律は、同組織を明確に名指していないものの、オハイオ州の衛生局が直接中絶を提供する組織、またはそのサービスを提供する人間と協力している組織と契約することを禁じています。この法律によって、「家族計画」は州および連邦からの資金援助130万ドルを失います。「家族計画」はその基金によって、乳がん検診や性感染症の検査、女性への暴力を阻止するためのプログラムを含む多くのサービスを支えています。州と連邦法はすでに、レイプと近親相姦、それと母親の命に関わる場合を除いて、市民の税金で中絶に資金提供することを禁じています。元オハイオ州上院議員で、GOP—Get Out of My Panties(『共和党よ、私の下着の中から出て行け』)という中絶反対政策に抗議するTシャツを着ていたことのあるニナ・ターナーに話を聞きます。「より小さな政府について全米中で話している共和党にうんざりしています。しかし、彼らは、女性の子宮の問題にまで立ち入ることができるくらい大きな政府を欲しているのです」。

    dailynews date: 
    2016/2/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 独占インタビュー 「アンゴラ・スリー」のアルバート・ウッドフォックス 43年の独房生活の後に釈放

    アルバート・ウッドフォックスが釈放後、初めて報道インタビューに応じます。元ブラックパンサー党員のウッドフォックスは米国で最長となる43年間を独房で過ごしました。その大半は、一日23時間を約5㎡の独房で過ごすという生活でした。ウッドフォックスは2月19日、40年以上前の看守殺害および加重窃盗の容疑に対し不抗争の申し立てを行い、釈放されました。19日の和解以前に彼の有罪判決は3回覆されています。ウッドフォックスは、凶器を使った強盗の罪でアンゴラのルイジアナ州立刑務所で5年間の刑期を務めていた1972年、同刑務所の囚人ハーマン・ウォラスと共に、看守のブレント・ミラーを刺したとして訴追されました。しかし二人は、ブラックパンサー党の支部を組織し同刑務所における受刑者の過酷な状況を訴えていたため標的になったとして、無実を主張してきました。同刑務所は奴隷制時代の綿花農場の跡地に建てられていました。ウッドフォックス、ハーマン・ウォレス、ロバート・キングの三人は「アンゴラ・スリー」として知られるようになりました。アムネスティ・インターナショナルなど人権団体は数十年にわたって、三人を釈放するようキャンペーンを行ってきました。ウッドフォックスは釈放された「アンゴラ・スリー」の最後の1人です。ウッドフォックスとロバート・キングに聞きます。

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    2016/2/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • デモクラシー・ナウ!の20周年: 権力に擦り寄らない独立報道番組の足跡を振り返る

    20年前の今日、1996年2月19日、ニューハンプシャーでの予備選前日にデモクラシー・ナウ!の放送が開始しました。最初はラジオ番組として始まり、ほんのわずかな数の局で放送されていました。5年後になってテレビ放送に拡大しました。5000回以上も放送を重ねた今日では、1400のテレビ局やラジオ局で番組が放送されます。20周年を記念して今日は過去の放送のダイジェストをお届けします。第1回目の放送、エイミー・グッドマンとジェレミー・スケイヒルが現地取材した調査報道Drilling and Killing: Chevron and Nigeria’s Oil Dictatorship(『掘削と殺人 シェブロン社とナイジェリアの石油独裁』)、クリントン大統領がエイミーを「敵対的でけんか腰」と非難する場面、米国が後ろ盾の2004年のハイチのクーデターについての報道、フアン・ゴンザレスとルー・ドブスの討論、2008年大統領選挙の共和党全国大会の取材で、エイミーと番組プロデューサーのふたり、シャリフ・アブゥル・クドゥースとニコール・サラザールが逮捕された事件、そしてトロイ・デイビスが処刑されたジョージア州立刑務所の敷地内からの生中継など、見所満載です。

    dailynews date: 
    2016/2/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 標的はトランスジェンダーの子ども サウスダコタ州でトランスフォビックな学校トイレ法案が通過

    サウスダコタ州はもうじき、トランスジェンダーの学生が自己のジェンダー認識に合わせたトイレの使用を禁止する最初の州となる可能性があります。2月16日、サウスダコタ州議会上院は、公立学校で生徒が利用するトイレや更衣室は「生物的な性別が同じ生徒だけが使用するものとする」ことを義務付ける法案を通過させました。同法案は「生物的な性別」を「その人物の染色体および誕生時の生体的構造によって決定される、男性または女性という生理的状態」 と定義しています。この法案提案者は生徒の保護が目的だとしていますが、米自由人権協会(ACLU)を含む反対派は、それでなくてもいじめ被害にあう可能 性の高いトランスジェンダーの子どもを、排斥するものだとしています。ACLUの専任弁護士チェイス・ストレンジオに話を聞きます。チェイスが先日、サウ スダコタ州議員らに送った書簡には、「私が現在、サウスダコタの学校に通っていたら、成人まで生き残る可能性は低いでしょう」とも記されています。

    dailynews date: 
    2016/2/18(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 地中にとどめよ:作家テリー・テンペスト・ウィリアムズ ユタ州で1750エーカーの土地の石油と天然ガス採掘権を落札

    ユタ州では、連邦政府による石油と天然ガス採掘権の入札会場で、100人以上の抗議者が自然発生的に合唱をはじめて進行を妨げ、ついには強制退去させられる事件が起こりました。作家で活動家のテリー・テンペスト・ウィリアムズは入札者19番として登録し、1750エーカー土地の採掘権を落札し、この土地からの化石燃料採掘を阻止しました。土地管理局職員から、「エネルギー開発のための正当な入札ですか」と確認されたテンペスト・ウィリアムズは、「エネルギーの定義は色々あります。私たちのエネルギー開発は、運動にエネルギーを与えることなのです」と答えました。ソルトレークシティーより、テリー・テンペスト・ウィリアムズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/2/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「政府はまだ隠している」 ブッシュ政権時代の拷問写真の入手を目指し闘いつづける米自由人権協会

    2月になって、米国防総省は200枚近い米軍関係者によるイラクとアフガニスタンでの囚人虐待関連の写真を公開しました。しかし、いまだ公開を拒否している写真は1800枚に上ります。米自由人権協会(ACLU)は、ブッシュ政権の拷問プログラムに関連する写真の公開を求め、12年近く闘いつづけてきました。今回、公開された写真の中には、打撲傷のあざや、創傷を負った身体部分のクローズアップや、目隠しをされ縛られた囚人の姿などがありました。公開されなかった写真には、更に酷いものが写っているとみられています。ACLUの弁護士アレックス・アブドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/2/18(Thu)
    記事番号: 
    2

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