デイリーニュース

  • 上院議員たちがトランプに辞任要求 トランプの性的不品行を訴える元ミス・アメリカ出場者にインタビュー

    トランプ大統領が女性に性的嫌がらせや性的暴行をした疑惑をめぐり、現在5人の上院議員たちが彼に辞任することを求めています。また、民主党の「女性ワーキング・グループ」(Women’s Working Group )に所属する56人の下院議員たちが、この疑惑をめぐる議会の調査を求めています。こうした動きと前後して、12月11日、トランプに受けた性的嫌がらせを公的に告発している16人のうちの3人の女性がニューヨークで記者会見を開き、議会に行動を取るよう求めました。そのうちの1人に話を聞きます。サマンサ・ホルビーは、トランプ経営時代の「ミス・アメリカ」コンテストにノースカロライナ州代表として出場しました。また、「米国家族計画連盟」(Planned Parenthood Federation of America)と「家族計画行動基金」(Planned Parenthood Action Fund)の代表であるセシル・リチャーズにも話を聞き、団体ブレーブ・ニュー・フィルムズ(Brave New Films)制作のドキュメンタリー映画16 Women and Donald Trump(『16人の女性とドナルド・トランプ』)からの抜粋を放送します。

    dailynews date: 
    2017/12/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • カリフォルニア州史上最悪の冬の山火事 有害な大気の中で働く農場労働者に懸念高まる

    カリフォルニア州では先週末、干ばつによって山火事が加速し、南部沿岸部の都市の方向に炎が燃え盛りました。火事は23万エーカーの土地を焼き尽くし、約20万人が避難を余儀なくされています。少なくとも一人の女性がこれまでに死亡しました。山火事はすでに、カリフォルニア州の観測史上5番目の規模に達しています。気候専門家は冬火事の激しさについて、気候変動との関連を指摘しています。当局は、煙と発癌性のある灰が有害な大気を発生させているとして屋内退避を勧告しています。しかし多くの農場では作業を続けており、農場労働者が適切な装備を付けずに危険な状況で労働しているのではないかとの懸念が高まっています。防護マスクを無料配布しているボランティアたちは、収穫作業者が安全な装備を求めているにもかかわらず、先週いくつかの農場から追い出されたと語っています。「持続可能な経済のためのセントラルコースト統一連盟」(Central Coast Alliance United for a Sustainable Economy)の政策・広報代表ルーカス・ズッカーに聞きます。ズッカー自身、山火事のため先週避難しました。危険な大気の中で作業を続けなければならない農業労働者に防護マスクを配布する活動を助けています。

    dailynews date: 
    2017/12/11(Mon)
    記事番号: 
    4
  • NAACP代表:ロイ・ムーアは人種的宗教的恐怖を利用してアラバマの白人有権者を動かそうとしている

    アラバマ州では、12日におこなわれるジェフ・セッションズの司法長官就任に伴う上院補欠選挙がますます接戦の様子を示すなか、辞退を拒むロイ・ムーア共和党候補に対する批判が高まっています。ムーアは同州最高裁長官を2度にわたって解任されています。2003年、アラバマ州司法ビルの円形ホールに設置したモーゼの十戒の記念碑を撤去するのを拒否したために解任されました。再選後の2016年にも、連邦最高裁判所の同性婚の法制化の判決に逆らうよう州判事に命じたことで解任されました。トランプが支持する、オバマ大統領の出生をめぐる人種差別的で信憑性に乏しい「国籍陰謀論」の支持者でもあります。同性愛を獣姦に例えたこともあります。さらに、ミネソタ州選出のキース・エリソン下院議員はイスラム経典を使った議会宣誓を許されるべきではなかったと主張し、クルアーンを『わが闘争』に例えました。2011年には、第10条以降の憲法修正条項をすべて撤廃することを提案、そこには奴隷制度の禁止や、女性やアフリカ系米国人に投票権を与える修正条項などが含まれます。全米黒人地位向上協会(NAACP)の代表でCEOのデリック・ジョンソンと、ミシシッピ州ジャクソン市長でベテラン活動家のチョクウェ・アンタル・ルムンバに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/12/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • トランプの出席をめぐり黒人指導者が公民権博物館の式典をボイコット 「我々の遺産が汚されるべきではない」

    ミシシッピ州では9日、多くの黒人コミュニティのリーダーらが、ドナルド・トランプ大統領の出席に抗議して、2つの新しい公民権博物館の開館式をボイコットしました。ボイコットした人には、アフリカ系米国人の民主党ジョージア州選出下院議員のジョン・ルイス、ミシシッピ州選出下院議員のベニー・トンプソンらが含まれます。彼らは共同声明を出し、「女性や障害者、移民、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手らに対するトランプ大統領の中傷コメントは、ファニー・ルー・ヘイマー、アーロン・ヘンリー、メドガー・エバーズ、ロバート・クラーク、ジェームズ・チェイニー、アンドリュー・グッドマン、マイケル・シュワーナーなど、ミシシッピをより良い場所にしようとした無数の人々の努力を無にするものだ」と述べました。全米黒人地位向上協会(NAACP)のデリック・ジョンソン代表とジャクソン市長のチョクウェ・アンタル・ルムンバに話を聞きます。二人はいずれも、トランプの出席に抗議して9日の活動の一部をボイコットしました。ジョンソンはトランプの出席を「公民権運動の先輩らへの侮辱だ」と批判しています。

    dailynews date: 
    2017/12/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アラバマ州上院補欠選挙 ロイ・ムーア候補の人種差別・同性愛嫌悪・宗教的狂信

    ジェフ・セッションズの司法長官就任に伴うアラバマ州上院議員補欠選挙は、民主党のダグ・ジョーンズ候補と共和党のロイ・ムーア候補の間で接戦となっており、論議が高まっています。選挙は12日火曜日に行われます。アラバマ州の上院議員選挙では20年間、民主党の敗北が続いています。ムーア候補は少なくとも9人の女性から十代の時の性的な嫌がらせや攻撃を告発されていますが、世論調査での両候補の支持率は拮抗しています。ドナルド・トランプ大統領はロイ・ムーアへの支持を繰り返し表明しており、8日にフロリダ州ペンサコラで集会を開いた際にも同様の発言を行いました。この場所はアラバマ州との境界から20マイルしか離れておらず、アラバマ州モービルと同じメディア市場に位置しています。ロイ・ムーアのアラバマ州における政治的キャリアは長く、人種差別や同性愛嫌悪、イスラム嫌悪、宗教的狂信という面で際立っています。ダグ・ジョーンズの陣営は先週末、アフリカ系米国人の有権者を特にターゲットとした大規模な投票推進活動を繰り広げました。ニュージャージー州選出上院議員のコリー・ブッカーやアラバマ州選出下院議員のテリー・スウェル、元マサチューセッツ州知事の民主党ディーバル・パトリックら、多くの著名なアフリカ系米国人の政治家が週末にかけてジョーンズの応援を展開しました。

    dailynews date: 
    2017/12/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「ドナルド・トランプの危険な症状」精神科医バンディ・リー 大統領の精神状態への危惧を語る

    ドナルド・トランプ大統領が6日に行われたイスラエルに関するスピーチで、ろれつが回らず言葉を誤って発音した後、彼の精神状態に対する疑念が広がり続けています。ホワイトハウス報道官サラ・ハッカビー・サンダースは7日、高まる懸念を受けて、トランプは健康診断を受ける予定になっていると発表しました。一方、国防総省幹部は先月、トランプが核兵器を発射せよとの非合法な命令を出しても無視すると、上院委員会に伝えています。この証言は、核戦争を開始する大統領の権限に関して40年余りを経て初めて開かれた議会聴聞会て出てきました。イェール大学医学部で教える司法精神医学者で、暴力の専門家として世界的に有名なバンディ・リー医師に話を聞きます。彼女はベストセラーとなったThe Dangerous Case of Donald Trump: 27 Psychiatrists and Mental Health Experts Assess a President(『ドナルド・トランプの危険な症状:27人の精神科医とメンタルヘルス専門家が大統領を査定』)を編集しました。

    バンディ―・リー医師は、イェール大学や同大学医学部もしくは精神医学科を代表している訳ではないと、断っています。

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    2017/12/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ここに民主主義はない:追放されたホンジュラス大統領セラヤ 2009年の米国支援クーデーターが現在の危機を招いた

    2009年に米国が支援したクーデターにより追放されたマヌエル・セラヤ元ホンジュラス大統領は、独占インタビューの中で、米国の行動がホンジュラスの現在の政治危機を招いたと話しています。米国の後ろ盾を受けているフアン・オルランド・エルナンデス大統領が野党候補のサルバドール・ナスララと対決した11月の大統領選の結果は、いまだに政府から発表されていません。政府が管理する選挙委員会が、ナスララが得票数でリードしていると判明した時点で票の集計を中止したことで、大規模デモが起こりました。セラヤは現在、ナスララ率いる反独裁連合に参加する野党「自由と復興党」の党首を務めています。

    dailynews date: 
    2017/12/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 女性著名人が性暴力被害を実名告発するも 低賃金労働者は依然虐待にさらされている

    12月6日、タイム誌は2017年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に、性暴力やセクハラに抗議し、世界的運動へと発展させた女性たちを選んだと発表しました。同誌は女性たちを「沈黙を破る者たち」と呼び、ハリウッド女優やジャーナリスト、農業労働者、ホテル清掃員などを選んでいます。低賃金セクターである農業労働者やホテル清掃員、家事手伝いなどの職種は、非白人や移民の女性が従事する割合が極端に高く、セクハラや性暴力被害を受けても泣き寝入りせざるを得ない実情を見ていきます。「ミー・トゥー」(Me Too)運動をはじめた人物で、タイム誌の最新号でも取り上げられたタラナ・バークに話を聞きます。バークは2006年、性的虐待や暴力、搾取の被害を受けた若い女性のために同組織を立ち上げました。バークは現在、「ジェンダー平等をめざす女子の会」(Girls for Gender Equity)の役員を務めます。

    dailynews date: 
    2017/12/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「ホワイトハウスの入植者」エルサレムをイスラエルの首都と宣言するトランプにパレスチナ人が一斉抗議

    トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館をテルアビブからエルサレムへと移転させる手続きを開始すると発表したことで、パレスチナ人が抗議活動を繰り広げています。東エルサレムより、パレスチナ人作家で「法的支援および人権保護のエルサレム・センター」(Jerusalem Center for Legal Aid and Human Rights)のプロジェクト・コーディネータを務めるブドゥール・ハサンと、「平和を求めるユダヤの声」(Jewish Voice for Peace)のレベッカ・ビルコマソン事務局長に話を聞きます。パレスチナ政治家で学者のハナン・アシュラウィにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/12/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • PLO幹部ハナン・アシュラウィ:トランプのエルサレム首都宣言は国際法違反 和平の可能性を「抹殺する」

    トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館をテルアビブからエルサレムへと移転させる手続きをはじめると12月6日に発表したことで、ヨルダン川西岸地区およびガザの全域の都市でパレスチナ人が抗議を行っています。この発表には国際的にも大きな反発が起りイギリス、フランス、イラン、ヨルダン、エジプト、アラブ連盟その他の国々の指導者がこぞってこの動きを批判しています。一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこれを「平和への重要な一歩」と呼びました。ラマラより、パレスチナの政治家で学者のハナン・アシュラウィに話を聞きます。アシュラウィは2009年にパレスチナ解放機構(PLO)執行委員会のメンバーに選出され、パレスチナの最高執行機関に入った初の女性となりました。中東和平プロセスではパレスチナ側の公式スポークスパーソンも務めました。

    dailynews date: 
    2017/12/7(Thu)
    記事番号: 
    1

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