デイリーニュース

  • ロバート・ライシュ:トランプの経済政策と闘うにはモラルと公益が中心にならなければならない

    ドナルド・トランプは大統領候補のときに米国民に、メディケア、メディケイド、社会保障の削減はないと約束しました。しかしこの約束は、守られていません。トランプ大統領の新たな予算案は、メディケア、メディケイド、社会保障への資金を削減する一方で、国防総省の支出を大幅に増加することを提案しています。トランプの予算案は、さらに、幼児期の栄養から高齢者介護、職業訓練まで米国の社会的セーフティ・ネットの中心を形成する重要な貧困撲滅計画を削減あるいは完全に削除しようとしています。この予算案が提出されるその前には、トランプ大統領と共和党議員が、トランプ大統領と彼自身の家族を含む米国の再富裕層に圧倒的に有利な1兆5000億ドルの減税を推し進めました。ビル・クリントン大統領の下で労働長官を務めたロバート・ライシュに話を聞きます。彼は現在カリフォルニア州立大学バークレー校の教授です。2月20日に発売される彼の最新刊のタイトルはThe Common Good(『公益』)です。

    dailynews date: 
    2018/2/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 加速するマラーの捜査:13人のロシア人が起訴されトランプの元補佐は有罪へ クシュナーへの焦点も絞られる

    ロバート・マラー特別検察官によるトランプ政権の捜査でいくつかの重大な進展がありました。CNNの報じるところによれば、マラーは現在、トランプの娘婿ジャレッド・クシュナーが大統領の政権移行チームで働きながら、同時に彼の家族企業への資金を確保しようとしていたことを捜査しているそうです。一方、ロサンゼルスタイムズ紙は、トランプ陣営の元選対補佐リック・ゲイツが有罪を認め、トランプの元選対本部長ポール・マナフォートに不利な証言をすることに合意したと報じています。この司法取引の下で、ゲイツはマネーロンダリング(資金洗浄)と不法な外国のロビー活動についての罪を認めることになっています。これらの展開が見られたほんの数日前には、司法省が米国の選挙制度を傷つける目的でオンラインの宣伝活動を画策し2016年の大統領選に影響を与えようとしたことに関連して、13人のロシア人と3つの企業を起訴しています。国家安全保障と市民の自由権を専門とする独立系ジャーナリストのマーシー・ウィーラーに話を聞きます。彼女はウェブサイトEmptyWheel.netを運営しています。

    dailynews date: 
    2018/2/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • サンフアン市長 プエルトリコの植民地的扱いの終結を訴え ハリケーン「マリア」の復旧の遅れで

    ハリケーン「マリア」がプエルトリコを襲って5カ月が経ちますが、島の多くの地域ではいまだに電力が復旧せず、食糧と水の供給も遅れています。マリア襲撃後に島に送られるはずだった3000万食の緊急食が実際にはごく一部しか届けられていなかったことが明るみになり、連邦緊急事態管理庁(FEMA)は一連のスキャンダルに見舞われています。FEMAが承認した1億5600万ドルに上る3000万食の配給契約は、女性が1人で経営する会社との契約でした。この女性が5万食しか届けられなかった段階で、FEMAは「物流の悪夢」が起こっているとして契約を解消するに至りました。FEMAはこれ以前にも、防水シートの配給契約を新設されたばかりのフロリダ州の会社と結び、3000万ドル以上を助成しましたが、この会社はプエルトリコに何も届けることができませんでした。サンフアン市のカルメン・ユリン・クルス市長に詳しく聞きます。

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    2018/2/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • プエルトリコ ハリケーン「マリア」から5カ月 サンフアン市長が「惨事便乗型資本主義」と民営化を批判

    昨年9月20日にプエルトリコ島を襲ったハリケーン「マリア」から今週で5カ月になります。島の4分の1以上ではいまだに電力が復旧しておらず、米国史上で最長の停電となっています。公式の死者数は64人にすぎませんが、ハリケーンが島を襲った9月以降、1000人以上が死亡したとみられています。プエルトリコ知事は、米国で最大規模の公営電力局として知られるプエルトリコ電力公社(PREPA)を民営化する計画を発表しました。中心都市サンフアン市のカルメン・ユリン・クルス市長に詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • フロリダ州パークランドの高校銃乱射事件を生き延びたエマ・ゴンザレスが銃規制を求めて力強いスピーチ

    フロリダ州では、ブロワード郡パークランドにあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校での銃乱射事件で殺害された17人の葬儀が次々と行われています。そんななか、事件の生存者である若者たちが銃規制を求めるかつてない運動を展開しています。生存者たちは17日に集会を開き、政治家たちが全米ライフル協会(NRA)から資金を受け取ることをやめるよう要求しました。マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の4年生(最高学年)のエマ・ゴンザレスが行ったスピーチを始めから終わりまで放送します。

    dailynews date: 
    2018/2/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 南ア新大統領シリル・ラマポーザが海外のタックスヘイブンへ利益を移していたのは周知の事実

    数々の汚職スキャンダルのさ中、14日夜、ジェイコブ・ズマが南アフリカの大統領職を突然辞任し、アフリカ民族会議議長のシリル・ラマポーザが新大統領となることが確実となりました。ラマポーザは1980年代のアパルトヘイト時代に鉱山労働者全国組合の指導者でした。その後、鉱業権益を網羅する企業帝国を築きました。2012年、ストライキに参加した鉱山労働者34人が警官に殺害されたマリカナ・プラチナ鉱山もそのひとつです。現在、ラマポーザは、純資産4億5000万ドルを持つアフリカで最も裕福な人物の一人です。ラマポーザが民間企業にいた時代のタックスヘイブンとのつながりが活動家らの論議の的になっています。ヨハネスバーグから活動家で地域権利擁護団体Amandla.mobi創設者のコケツォ・モエティに話を聞きます。"The rich can’t steal, right?"(『金持ちは盗めない、でしょ?』)はNews24への彼女の最新記事です。

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    2018/2/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 白人至上主義 父権制と銃:フロリダ銃乱射犯人の 女性に対する殺人脅迫や暴行の記録 

    フロリダ州ブロワード郡にあるストーンマン・ダグラス高校で14日起きた銃乱射事件では、17人が殺害され、少なくとも15人が負傷し、学校での銃乱射事件として全米史上最悪の事件の1つとなりました。19歳で元生徒のニコラス・クルーズ容疑者とこれまでに大量虐殺を行った他の多くの犯人に共通する特徴があることを示す証拠が出てきています。彼には、女性に暴力的な行為をおこなったり、脅迫した記録がありました。また、15日に白人至上主義者のヘイト団体「リパブリック・オブ・フロリダ・ミリティア(Republic of Florida Militia)」は、クルーズ容疑者がこの団体に所属し軍事訓練に参加したことがあると発表しました。しかし、この団体のリーダーは後にこの発表を撤回しています。クルーズの元クラスメイトは彼のことを政治的に極端に偏っていて、人種差別的な考えを信奉していたと述べました。ニューヨーク大学南北アメリカ研究所(the Hemispheric Institute)の客員教授でDecolonizing Dialectics(『脱植民地の弁証論』)の著者ジョージ・チッカリエロ=マーヘルとフロリダの調査報道センター代表兼共同創設者で『インターセプト』の寄稿者のトレバー・アーロンソンに更に詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • パークランドの銃乱射事件でトランプ 簡単な銃入手とずさんな身元調査にふれず精神疾患を強調

    フロリダ州ブロワード郡にあるストーンマン・ダグラス高校で殺害された17人を悼み、同州パークランドでは15日夜 ろうそくを灯して追悼するキャンドル・ビジルに生徒と家族が集まりました。この銃乱射事件は、学校で起きた事件としては全米史上最悪の1つです。15日早朝、トランプ大統領はツイッターに「フロリダの銃乱射事件の犯人には、精神的な混乱を示す兆候が数多くみられた。素行の悪さと奇矯な行動で学校を退学させられている。近所の住民やクラスメイトは彼がひどい問題児だと知っていた。このような事例は当局に何度でも通報すべきだ!」とつぶやきました。トランプのコメントは、精神疾患のある人に対して悪いイメージをすり込むとメンタルヘルス擁護者は警告しています。精神疾患者は、暴力の加害者になるよりむしろ犠牲者であることが多いのです。

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    2018/2/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 住宅保有への締め出し:全米の銀行で非白人が組織的に住宅ローンを却下されていることが発覚

    調査報道センター(The Center for Investigative Reporting)発行の『リビール』(Reveal)が、ショッキングな調査報道を公表しました。それによるとアフリカ系およびラテン系米国人は、今でも全米で日常的に典型的な住宅ローンを白人よりも非常に高い確率で拒否されているということです。この調査報道は、2015~16年に連邦政府に提出された3100万件の住宅ローン申請書を調べた結果が基になっています。リビールの調査では、ワシントンD.C.、アトランタ、フィラデルフィア、セントルイス、サンアントニオを含めた全米各地で、「レッドライニング」(赤線引き)と呼ばれる融資拒否が行われていることが明らかになりました。調査報道センターの『リビール』上級記者であるアーロン・グランツと、33歳のアフリカ系米国人ラシェル・ファルールに話を聞きます。ファルールはフィラデルフィアでレンガ造りのテラスハウスを購入しようとしましたが、金融業者から2度住宅ローンを却下されました。『リビール』の調査によれば、フィラデルフィアでアフリカ系米国人が住宅ローンを断られる確率は2.7倍高いことがわかっています。

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    2018/2/15(Thu)
    記事番号: 
    3
  • サンディ・フック小学校事件以来 200件の校内銃撃事件が発生 それでも銃規制を拒否する共和党議員

    コネチカット州ニュータウンのサンディ・フック小学校で2012年に起った乱射事件以来、学校が現場となる銃撃事件は200件に上っています。しかし米国では連邦議会および多くの州議会で共和党議員らが銃規制を法制化することを阻んできました。このフロリダの銃乱射事件の数日前に、トランプ大統領は今年度の予算案を公表しましたが、この予算案では即時犯歴照会システム(NICS)への予算が数百万ドル減額されています。「銃暴力阻止連合」(Coalition to Stop Gun Violence)のジョシュ・ホロウィッツ理事長に話を聞きます。ホルヴィッツは、Guns, Democracy, and the Insurrectionist Idea(『銃、民主主義と暴徒の思想』)を共同執筆しました。

    dailynews date: 
    2018/2/15(Thu)
    記事番号: 
    2

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