デイリーニュース

  • ローリー・ギャレット:コロナウイルス感染拡大への世界的対処に人種差別的態度を影響させてはいけない

    新型コロナウイルスの流行の可能性について政府に警告をしていた中国人医師が、武漢中心病院で勤務中に同ウイルスに感染して死去しました。34歳の眼科医リー・ウェンリアン(李文亮)は昨年12月30日、医師仲間に新型コロナウイルスについて警告をしました。彼はその後、「虚偽の発言をした」として警察の捜査を受けました。リー医師の死で中国には怒りと憤慨の声が沸き上がり、中国のソーシャルメディアサイトWeiboでは今週、「表現の自由を」というハッシュタグが急速に拡散しました。新型コロナウイルス感染による被害は現在、中国で死者630人を超え、感染を確認された人は世界中で31,000人を超えています。中国の中央政府は発生地である武漢の政府職員に、感染した住民全員を集めて隔離することを命じました。住民は、ウイルス感染症状のある家族を当局に報告するよう命じられています。ピュリッツァー賞を受賞した科学専門記者ローリー・ギャレットは、中国政府はウイルス拡大を抑止するために、数千万人を隔離するなど「地球上のどの国も絶対に出来ないことをしている」と言います。内部告発した医師が亡くなる数日前に、ギャレットに話を聞きました。

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    2020/2/7(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米国が冷戦後初の新核兵器を実践配備したことで核戦争のリスク上昇

    全米科学者連盟(FAS)は1月下旬、米国海軍が低出力核弾頭を搭載した潜水艦を初めて配備したことを明らかにしました。2019年後半にジョージア州キングスベイ潜水艦基地から実践配備されたUSSテネシー号は、国内外で批判を浴びている低出力核弾頭W76-2を搭載しています。W72-6は、米国が広島に投下した原子爆弾の約3分の1の威力を持っていると推定されています。ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)はこのニュースを「核戦争のリスクを高める、警戒すべき変化」だと考えています。軍事及び核政策に特化したベテラン記者ウィリアム・アーキンに話を聞きます。『トップ・シークレット・アメリカ──最高機密に覆われる国家』をはじめ多数の著書があります。新たな小型核兵器の配備についても、全米科学者連盟(FAS)と共著の記事の中で、いち早く報道しています。アーキンは最近、ニューズウィーク誌で“With a New Weapon in Donald Trump’s Hands, the Iran Crisis Risks Going Nuclear”(「トランプの手中の新兵器はイラン危機を核戦争に導きかねない」)という題の記事を書きました。「取材して驚いたのは…この小型核兵器をめぐる新展開は、いま政治の世界で起きていることに負けず劣らず重要だということです」とアーキンは語ります。

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    2020/2/7(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 歴史を消去:米国立公文書館がトランプの移民政策による被害者の記録を破棄

    1月、米国立公文書館は、2017年のウィメンズ・マーチでの写真を加工したことを謝罪しました。加工はトランプ大統領への批判の部分を削除するために行われたもので、公文書館が写真に手を加えたという衝撃的な事実を最初に報道したのはワシントン・ポスト紙でした。国立文書館は自らが主催した「Rightfully Hers: American Women and the Vote」(「彼女の当然の権利――米国女性と選挙」)という展覧会で、初のウィメンズ・マーチの巨大な写真を展示しましたが、その中で「神はトランプを嫌悪する」(God Hates Trump)と書かれたポスターや、「トランプと共和党は女性に触れるな」(Trump & GOP — Hands Off Women)など、トランプの名前が書かれたプラカードは名前の部分には「ぼかし」が入っていました。他にも、女性器を描いたプラカードの部分もぼかされていました。国立公文書館は当初、写真を加工するという判断を正当化し、「今の政治的論争に関わらないため」に手を加えたのだとワシントン・ポスト紙に述べていました。本日は、コロンビア大学歴史学教授で歴史研究所調査主任であるマシュー・コネリーに話を聞きます。

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    2020/2/6(Thu)
    記事番号: 
    3
  • アイオワ州民主党予備選での混乱が続く バーニー・サンダースの代議員数を元マサチュセッツ州知事デバル・パトリックに与えるというミスも

    2月4日に行われたアイオワ党員集会の結果が徐々に集計され、97%の投票区での結果が明らかになりなった6日朝の時点で、バーニー・サンダース上院議員と、元サウスベンド市長ピート・ブティジェッジがほぼ同点で1位に並んでいます。得票数ではサンダースが1位ですが、「州代議員相当数」では僅差でブティジェッジが優位に立っています。ブティジェッジは州代議員相当数の26.2%、サンダースは26.1%を獲得しています。ニューヨーク・タイムズ紙は、総合的にはサンダースが勝つ可能性が高いと予想しており、その理由のひとつとして、サンダースが「サテライト」党員集会での圧倒的な強さを見せていることを挙げています。投票結果の発表が、説明できない程遅かったことに対する様々な分野からの批判に対し、民主党関係者は、ほとんど無名であったシャドウという会社が作ったアプリがアイオワ州での混乱を招いたと述べています。しかし、同社は民主党上層部およびブティジェッジ選挙事務所と資金的な繋がりがあります。アイオワ州ブラックホーク郡管理委員会の委員長で、アイオワ州のサンダース選挙事務所共同事務局長であるクリス・シュバルツに話を聞きます。

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    2020/2/6(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 歴史学者:大統領弾劾裁判の無罪評決で 共和党はトランプのやりたい放題を容認したも同然

    米上院は米史上3番目となる大統領弾劾裁判で、トランプ大統領への2件の訴追について無罪評決を下しました。トランプは自身の再選を助けるために、政治的ライバルであるジョー・バイデンを捜査するようウクライナに圧力をかけた「権力乱用」と議会による捜査を妨害した「議会妨害」で、米下院で訴追されていました。上院の民主党議員は全員がトランプ大統領の罷免に賛成票を投じましたが、共和党で唯一賛成したのはユタ州選出のミット・ロムニー議員だけでした。彼は「権力乱用」でトランプの弾劾にも賛成しました。ロムニーは、大統領弾劾裁判で所属政党の大統領に不利な票を投じた初の上院議員となりました。トランプ大統領はこの評決を「米国の勝利」とし、今回の弾劾裁判はでっち上げだとTwitterに投稿しています。トランプはまた、ロムニーを秘密の民主党工作員だとする動画も投稿しています。息子のドナルド・トランプ・ジュニアは、ロムニーを共和党から除名するよう求めています。弾劾裁判は終わりましたが、トランプ大統領の行動に対する捜査は継続する可能性があります。2月5日、下院司法委員会の委員長ジェリー・ナドラーは、下院はジョン・ボルトン元国家安全保障問題担当補佐官を召喚する可能性が高いと述べました。コネチカット大学米国史教授でハーバード大学ラドクリフ・インスティテュートのフェローであるマニーシャ・シンハに話を聞きます。

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    2020/2/6(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 白人作家がメキシコ人を描いた小説『アメリカの汚れ』への反発 を受け、出版社が ラ テ ィ ー ネ ク ス 作 家 作 品 の 出 版 強 化 に 同 意

    出版業界で自分のたちの作品がより多くとりあげられるよう求めるラティーネクス[中南米にルーツをもち、北米で暮らしている人]の作家が率いる運動が勝利宣言をするなか、小説American Dirt(『アメリカの汚れ』)への大きな反発と批判を見ていきます。「ハッシュタグ・ディグニダード・リテラリア」(#DignidadLiteraria)または、「文学の尊厳」は、論争の的となった移民小説American Dirt(『アメリカの汚れ』)に対抗して結成されました。小説の著者ジャニーヌ・カミンズ はメキシコ人ではなく、この本の前金として数百万ドルを受け取り、本はオプラのブッククラブにも選出されました。しかし、American Dirt(『アメリカの汚れ』)は、メキシコとメキシコ移民の経験をくいものにし、ゆがめて表現しているという批判を受けています。また、この小説が中米の人々の声を完全に無視しているという批判もあります。3日、文学の尊厳運動の指導者たちは、ニューヨーク市で、この本の出版社フラッティロン・ブックスの所有者であるマクミラン出版との交渉の成功を祝いました。出版社側は、スタッフと出版物の双方でラティーネクスを増やすすることに同意しました。この運動はまた、出版業界全体の差別的な慣行の調査も求めています。

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    2020/2/5(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ロベルト・ロバット:民主党と共和党は、移民・外交政策・企業支配に関して同じシナリオ

    4日、トランプ大統領は2020年の施政方針を示す一般教書演説を上下院合同議会で行いました。演説は、移民を極悪非道の悪者として描くなど、トランプの2016年選挙キャンペーンのテーマの多くを再現したものでした。引き続き『インターセプト』の調査報道ジャーナリストであるリー・ファンと、近日刊行のUnforgetting:A Memoir of Revolution and Redemption(『忘れない:革命と救済の回想録』)の著者であるロベルト・ロバットの二人に話を聞きます。10人近くの民主党議員がスピーチをボイコットし、加えて数人の民主党員が演説の最中に退出しました。しかしロバットは、民主党の体制派は、多くの重要な問題でトランプと変わらない、と述べます。「ナンシー・ペロシは演説原稿を破ったかもしれませんが、両党とも移民、外交政策、企業支配のような問題について、同じシナリオを使って活動しています。トランプにはそれが分かっています」とロバットは言います。

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    2020/2/5(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 一般教書演説で、トランプは「偉大なアメリカの復活」を叫び、ヘイトと外国人嫌いを祝福

    4日夜トランプ大統領は、3回目の一般教書演説を行いました。翌5日には、共和党が多数を占める上院が米国史上3回目の大統領弾劾裁判で彼を無罪にする投票をすることが見込まれるタイミングでした。経済と移民に著しく重点を置いたトランプのスピーチは、共和党議員が「もう4年!」と掛け声をあげ、まるで選挙キャンペーン集会さながらの場面が多々ありました。トランプは、自身の弾劾裁判にはまったく触れませんでした。演説に先立ち、トランプはナンシー・ペロシ下院議長との握手を拒否しました。一方、スピーチが終わるとすぐペロシが、トランプの演説原稿のコピーを破るのを、テレビカメラがとらえました。ペロシは後にこの演説を「虚偽のマニフェスト」と呼びました。ラシダ・トレイブ、ティム・ライアン、セス・モールトン、ビル・パスクレルなど民主党議員数人がトランプの演説中に議場から退出しました。ニューヨーク州選出のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス、マサチューセッツ州のアヤナ・プレスリー、カリフォルニア州のマキシーン・ウォータース、テキサス州のアル・グリーン、ジョージア州のハンク・ジョンソン、テネシー州のスティーブ・コーエン、オレゴン州のアール・ブルーメナウアー、フロリダ州のフレデリカ・ウィルソンなどの民主党議員は初めから出席をボイコットしました。

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    2020/2/5(Wed)
    記事番号: 
    2
  • アイオワ州党員集会集計作業の初期段階でサンダースとブティジェッジがリード 集計アプリの欠陥で大失態

    3日のアイオワ州民主党員集会で、投票区の71%が、2020年最初の大統領候補指名選の最終集計を報告しましたが、最終結果は不明のままです。バーニー・サンダース上院議員が一般投票では首位ですが、伝統的に大統領候補選の勝者を決する州代議員獲得数では、前サウスベンド市長のピート・ブティジェッジが26.8%で、サンダースの25.2%を僅差でリードし、首位となっています。サンダースは第1回と第2回[訳注:1回目の投票で下位の候補を外し、2回目の投票を決戦とする]の両方で一般投票数で勝利し、ブティジェッジが次点、ついでエリザベス・ウォーレン上院議員の順でした。ジョー・バイデン前副大統領は4位で、エイミー・クロブシャー上院議員がそれに続きました。完全な結果がいつ発表されるか、そして結果報道の問題が民主党の選挙戦にどのように影響するかは不明です。民主党の役員らは、Shadowという会社が作成した新しいアプリのトラブルを問題にしています。このアプリは投票区が結果を報告するのに役立つよう考案され、ネバダ州の民主党党員集会でも使用が計画されていましたが、4日にその計画をとりやめました。ニュースサイト『インターセプト』のレポーターであるリー・ファンに話を聞きます。

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    2020/2/5(Wed)
    記事番号: 
    1
  • バーニー・サンダースはトランプを倒せるか? ジャコビン誌のバスカー・サンカラとアトランティック誌のデビッド・フラムが討論

    アイオワ州の混乱から一夜明け、民主党の選挙戦の焦点は現在ニューハンプシャー州に移っています。ニューハンプシャー州の予備選まで1週間を前にして、同州のほとんどの世論調査ではバーニー・サンダース上院議員が首位に立っています。全米の各所でサンダースの人気が急上昇している一方で、民主党の主流派は、民主社会主義を自称する彼が党の代表候補になる可能性に公然と懸念を示しています。バーニー・サンダースは民主党の企業寄りの派閥からの攻撃に直面していますが、彼の支持者の多くは彼こそが11月にトランプを倒すのに最適な候補者だと言います。サンダースの大統領選での勝算について違う見解を持つ2人のゲストによる討論を放送します。デビッド・フラムはアトランティック誌の常勤ライターで、Trumpocracy: The Corruption of the American Republic(『トランポクラシー:アメリカ共和国の腐敗』)の著者です。フラムは2001年と2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領のスピーチライターを務め、ブッシュの有名な「悪の枢軸」という表現を書くのに一役買ったことで評価を得ました。フラムの最新記事のタイトルは"Bernie Can’t Win"(「バーニーは勝てない」)です。

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    2020/2/4(Tue)
    記事番号: 
    2

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