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2014年5月8日(木)

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  • 5月第1週、国連拷問禁止委員会(The U.N. Committee on Torture)はバチカンに対し、カトリック教会内で行われてきた性的虐待事件の処理について非常に疑問視していると述べました。この公聴会の4ヶ月前には、国連子どもの権利委員会(the U.N. Committee on the Rights of the Child)が、バチカンは数十年に渡り組織的に虐待を見て見ぬ振りをし、性的犯罪を隠蔽しようと試みてきたと非難したばかりです。今回の公聴会では、シルヴァノ・トマシ大司教が、カトリック教会は子供への性的虐待を理由に、過去十年の間に800名以上の聖職者を解任したと明かしました。公聴会には何人もの性的虐待被害者も出席しており、今日の番組ゲスト、「聖職者による虐待被害者ネットワーク」(Survivors Network of those Abused by Priests)会長で創設者のバーバラ・ブレインもそのひとりです。「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)の上級常勤弁護士および、「聖職者による虐待被害者ネットワーク」の国際的な支援活動の相談役も務めるキャサリン・ギャラガーにも話を聞きます。

  • プロテスタント教会の世界でも、カトリック教会を揺るがしたのと同様の性的虐待スキャンダルが明るみにでる瀬戸際にあるのでしょうか? キャサリン・ジョイス記者に話を聞きます。彼女は、「アメリカン・プロスペクト」(The American Prospect)誌の特集で、ジェリー・フォルウェル牧師により創設されたリバティー大学(Liberty University)の法律教授で、性的虐待事件を多く手がけた元検事でもあるボズ・チヴィジャンについて取り上げています。チヴィジャン教授は自己の経験から団体「キリスト教環境における虐待と取り組む信者の会」(Godly Response to Abuse in the Christian Environment/GRACE)を作りました。2014年2月に福音主義で有名なボブ・ジョーンズ大学(Bob Jones University)が教員と学生に対し性的暴力に関する聞き取りのためGRASEと契約しましたが、結果報告を出す直前に契約解消、それに対する世間の非難を受けて再契約したことが、大きなニュースとなりました。チヴィジャンは、著名な福音伝道師、ビリー・グレアム牧師の孫にあたります。

  • コネチカット州の16歳の有色人種のトランスジェンダーの女の子「ジェーン・ドウ(氏名非公開)」が、罪状を特定されないままに独房監禁された問題についてみていきます。4月9日、コネチカット州の児童および家族局(Department of Children and Families/DCF)は、この少女に安全な環境を提供できないとし少女の移管を要請、高等裁判事が刑務所での勾留を命令しました。この決定は、普段あまり使われることのないコネチカット州法を引き合いに作られました。DCFはこの少女を刑務所へ送ることの正当性として、彼女には過去に暴力的な行動がみられたとしています。しかし裁判所への宣誓供述書では少女は「DCFは、私が傷つけられることから守ってくれませんでした。彼らは私を助けることを放棄し、私は刑務所に送られるのです」と書いています。少女はさらに、8~15歳の間に繰り返し、DCF職員から性的および肉体的虐待を受けており、その間ずっと、DCFの保護下にあったことを詳細に記しています。同州二アンティックの成人女性用刑務所での勾留について、少女はハートフォード・クーラント(The Hartford Courant)紙に掲載された投稿で「私は毎日22時間を看守に見つめられて独房で暮らしています。シャワーを浴びるときや、トイレに行くときもそれは変わりません。これは屈辱的です。囚人たちは常に叫び声や泣き声をあげ、なかなか眠れませんでした。それほどうるさくないセクションに私は移されました。これは悪い夢なんだと自分に言い聞かせるけれど、終わりが見えません」と書いています。少女の弁護士を務めるアーロン・ロマノと、「米国自由人権協会」(American Civil Liberties Union)の「レズビアン、ゲイ、バイセクシャルおよびトランスジェンダー・プロジェクト」(Lesbian, Gay, Bisexual and Transgender Project)の専従弁護士を務めるチェース・ストランジオに話を聞きます。

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