ガザで国連の管理下にある学校に対する砲撃を、米政府が非難したわずか数時間後、米国防総省は、イスラエルに対し新たに、戦車用の迫撃砲や、擲弾発射筒用弾薬を含む砲弾を提供したことを認めました。一方、米議会の議員は、イスラエルをミサイル攻撃より守る「アイアンドーム」(Iron Dome)に対する、数億ドル相当の追加予算案に取り組んでいます。米のニュースキャスター、解説者や政治家は、アイアンドームのロケット攻撃に対する制御能力を称賛してきましたが、高い評価を受ける物理学者のシオドア・ポストルは、アイアンドームが実際に機能しているという証拠はないと言います。その一部は米軍需品メーカー、レイセオン(Raytheon)社により構築されたアイアンドームは、ポストルの推定では、イスラエルに対し発射されるミサイルのわずか5パーセントしか遮断していません。マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)の科学、技術および国家安全保障政策(science, technology and national security policy)学部教授のポステルは、ミサイルおよびミサイル防御システムを含む現代戦の様々な側面の分析を専門としています。
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