ロシアの教会内で反プーチンの抗議行動を行ったとしてフェミニスト・パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人に禁固2年の判決が言い渡されました。2月21日に「プッシー・ライオット」のメンバーは、モスクワ市内の救世主ハリストス大聖堂の祭壇前に突如として表れ、踊り、ひざまずき、「パンクの祈り」と称して聖母マリアに対しプーチンを追い払ってくださいと祈りました。彼女たちの平和的抗議に対する禁固刑の判決に世界中で抗議の声が上がっており、今日にも30以上の都市でデモが行われる予定です。この裁判は「政治的な狂言」だと、「プッシー・ライオット」の弁護士団代表はデモクラシー・ナウ!のインタビューに答えます。「民主主義の中で生きている人たちには、法律を一切無視するシステムの中で生きる方法なんて到底理解できないことです。政府ではなく社会を信じるのが唯一の手段なのです。このような公判では常識なんてありません。社会の反応だけがロシアの現状を物語ってくれるからです」と「プッシー・ライオット」弁護士団の助手アリサ・オブラスツォワは語ります。まずロシアで、その後欧州人権法裁判所で不服申し立てをするつもりだとオブラスツォワは話します。モスクワ市内の裁判所のまわりで抗議者が逮捕される中、NYでプッシー・ライオット支援行動を組織しているパンクロック・ミュージシャンのJDサムソンに話を聞きます。