ブラック・パンサー党に、最初に銃を提供し、武闘訓練を行った人物が、実は、FBIのカルフォルニアにおけるスパイで情報提供者だったという、衝撃的な新しい疑惑が浮上しました。2009年に死亡したリチャード・アオキは、ブラック・パンサー党の初期のメンバーで、正式な役職を与えられた唯一のアジア系米国人でした。アオキが仲間の党員について情報を流していたという主張は、新刊Subversives: The FBI’s War on Student Radicals and Reagan’s Rise to Power (『破壊分子たち:FBIの対急進派学生作戦とレーガンの政治的台頭』)を書いた調査ジャーナリスト、セス・ロゼンフェルドが手に入れた、元FBI局員の証言とFBIの報告書に基づいています。何人かの学者や、アオキの友人や同僚はこの本に書かれていることに異を唱えています。ロゼンフェルドに話を聞きます。彼は受賞暦のあるジャーナリストで、調査報道センター(Center for Investigative Reporting)が発行した、”Man who armed Black Panthers was FBI informant, record show”(「ブラック・パンサーに武器を提供した男はFBIの工作員だったと記録が証明している」)という記事を書きました。