デイリーニュース

  • 警官によるウォルマートでの黒人青年射殺事件不起訴に 一方店内ビデオと警察への通報内容は矛盾

    オハイオ州大陪審は、ジョン・クロフォードを射殺した白人警官の起訴を否決しました。8月、22歳のアフリカ系アメリカ人クロフォードが銃で他の客を威嚇しているという通報をした人物があり、その後クロフォードはウォルマート内で射殺されました。実際にはクロフォードは、同店で販売されている未装填のライフル型BBガンを棚から手に取ったのでした。新たに公開された監視カメラ映像で、警察への通報者の説明と実際に起こったことには大きな食い違いがあるのが明らかになっています。現在、米司法省は、クロフォードの公民権が侵害されなかったか連邦による事件の見直しをすると発表しています。2人のゲストをお招きしました。ウォルマートに監視カメラ映像公開を求める運動を仕掛けた全米組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)事務局長ラシャド・ロビンソンと、今回の射殺事件に対する抗議活動を組織してきたオハイオ学生協会(Ohio Student Association)の創設メンバーのジェームズ・ヘイズです。

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    2014/9/25(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「リーダー達は当てにならない」: 国連気候変動サミットでの実行力のなさを受けて、民衆が主導権を握る運動が始まる

    史上最大の「民衆の気候マーチ」(People’s Climate March)から2日後の23日、120カ国以上の世界の指導者達が1日のみの国連気候変動サミットのためニューヨークに集まりました。これは2015年にパリで開催予定の200カ国による気候変動サミットに先立ち開かれたものです。パリでは代表団が地球温暖化ガス削減の最終合意を試みる予定です。一連の演説では、指導者達は地球温暖化を遅らせ、海洋温度上昇を2℃以下にとどまらせることへの同意を示しましたが、同意には法的拘束力はありません。さらに中国、インド、ロシアなど最大炭素排出国の指導者達は、このサミットに参加しませんでした。しかし、このサミットで結ばれた誓約の中で一つ注目できるのは、30カ国以上が2030年までに森林破壊を終わらせるという最終期限を設けたことです。うまくいけば、毎年約80億トンの温室効果ガスを削減できることになります。これは世界中の10億台の車の排気ガスに匹敵する数字です。しかし、世界で最大の連続熱帯雨林を持つブラジルは、自国の法律と目標に抵触するという理由で署名を拒否しました。本日は二人のゲストをお迎えしています。

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    2014/9/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シリアの停戦なき内戦 米国主導の攻撃は 世界最悪の危機に更なる無秩序を招く

    シリアの過激派を標的にした米国主導の爆撃は、米防総省高官がこの任務が何年もかかることを認識する中、激しさを増しています。23日、米国と多国籍軍は「イスラム国」標的に向け200以上の空爆を行いました。最新の空襲は、何十万人ものクルド人が、「イスラム国」と繋がる過激派から逃れるため逃亡したトルコ国境付近を襲いました。活動家たちはこの空爆で市民が殺されたと伝えています。インデペンデント紙の中東特派員でありThe Jihadis Return: ISIS and the New Sunni Uprising (『ジハードの復活:ISISおよび新スンニ派の蜂起』)の著者パトリック・コウバーンに話を聞きます。

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    2014/9/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ヴァンダナ・シヴァ、ウィノナ・ラデューク、デスモンド・ダサが語る国連気候変動サミットに対する世界的な草の根の反応

    歴史的な「民衆の気候マーチ」(People’s Climate March)から2日後の9月23日、世界各国の首脳が国連の気候変動サミットのためにニューヨーク市に集まっています。オバマ大統領をはじめ、各国の100人以上の首脳が参加する予定です。しかし、中国、インド、カナダなど、いくつかの主要な大気汚染国の首脳は会議に参加しません。同サミットは、長く、いまのところ成功していない過程の一環で、このあと2015年にパリで開かれる気候交渉の前哨戦です。パリでは、各国が地球温暖化を引き起こす排出量を限定する義務的な取り決めへの道を探る予定です。第一線で活躍する3人の環境活動家に話を聞きます。インドのヴァンダナ・シヴァ、南アフリカのデスモンド・ダサ、ミネソタ州北部の「ホワイト・アース保留地」(White Earth Reservation)のウィノナ・ラデュークです。

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    2014/9/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「ウォールストリートをあふれさせよう」運動 地球温暖化における巨大金融の責任を追及する座り込みで100人が逮捕される

    ニューヨーク市で史上最大の気候マーチの翌日、9月22日、同市ウォールストリート周辺で抗議者らが集会を開きました。目的は、地球温暖化と気候変動の原因となっている大気汚染を引き起こしている燃料産業における金融業界の役割を強調することです。この抗議行動は、125カ国の首脳が約5年前のコペンハーゲン以来初めての政府高官レベルの気候協議に参加する、9月23日の国連の気候変動一日サミットを前に行われました。「ウォールストリートをあふれさせよう」(Flood Wall Street)と叫びながら、青い服を着た数百人が米国証券取引所から数ブロックのブロードウェイ沿いで座り込みの抗議を行いました。抗議者らは、警察が催涙ガスを使い100人近くを逮捕し始めるまでの8時間以上にわたって、通りを占拠しました。デモクラシー・ナウ!は、街頭でこの抗議行動を取材しました。デモに参加した人々の声を番組の取材映像でご覧ください。

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    2014/9/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • シリアの「イスラム国」に対する米国による空爆の拡大:オバマは「終わりなき戦争」の新局面を開いたのか?

    米国は、「イスラム国」(ISIS)と「コラサン・グループ」(Khorasan group)として知られる別の武装組織のメンバーを標的にしたシリアへの空爆を開始しました。米国国防総省は米軍が紅海と北アラビア湾の戦艦から47発のトマホーク対地攻撃ミサイルを発射したと述べています。さらに、米空軍、米海軍、海兵隊の戦闘員、爆撃機、無人機がこの空爆に参加しました。シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、シリア東部のラッガやデリゾールの少なくとも50箇所を標的にした空爆で、少なくとも20人の「イスラム国」の戦闘員が死亡しました。米国は、バーレーン、ヨルダン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦が、シリアとイラクにまたがる広い範囲を掌握した「イスラム国」に対する空爆に参加あるかあるいは空爆を支援していると述べています。米国は「欧米勢力に対する緊急テロ攻撃を妨害するため」という理由でコラサン・グループに対しては単独で攻撃をしています。シリア政府は、米国は空爆を始める数時間前に目下の攻撃について知らせてきたと主張しています。一方、米国はイラクへの爆撃を拡大し、キルクーク周辺で新たな空爆を開始しました。こうした展開について2人のゲストから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/9/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 富豪石油王の後継者ジョン・D・ロックフェラー 高まる化石石油事業売却運動に参加

    気候変動問題をめぐるダイベストメント(事業売却)における大きなニュースとして、石油で莫大な資産を得たロックフェラー家が、化石燃料企業の売却を開始すると声明を発表しました。スタンダード・オイルの後継者であるジョン・D・ロックフェラーは、企業や資産家の間で高まっている石油、石炭天然ガス会社の売却運動に参加するとのことです。本日は、売却・投資を調整したウォレス・グローバル・ファンドの共同会長のスコット・ウォレスに話を聞きます。彼は、フランクリン・D・ルーズベルト政権の副大統領を務め、1948年に進歩党から大統領選に出馬したヘンリー・ウォレスの孫にあたります。

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    2014/9/22(Mon)
    記事番号: 
    10
  • シアトルの社会主義政治家クシャマ・サワント:急進的で非暴力の気候変動運動が必要だ

    気候変動活動家が米国内外から集まり、21日にニューヨークで行われた歴史的な「民衆の気候マーチ」に参加しました。社会主義者としてはシアトルの市議会に1世紀以上ぶりに選出されたクシャマ・サワントに話を聞きます。

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    2014/9/22(Mon)
    記事番号: 
    9
  • 「気候変動は今起きている」:元アイルランド大統領メアリー・ロビンソンとマーシャル諸島のトニー・デブルム外相

    ニューヨークの「民衆の気候マーチ」に参加した数十万人の中に、アイルランド元大統領で元国連人権高等弁務官、現在は「メアリー・ロビンソン財団:気候正義」代表のメアリー・ロビンソンがいました。デモクラシー・ナウ!のデモ現場からの特番で彼女は、太平洋国家のさらされている気候変動への脅威について語るマーシャル諸島のトニー・デブルム外相と共にインタビューに応じました。「海抜6フィート、太平洋の真ん中に位置し、世界で最も影響を受けやすい環礁諸国5国のうちの一国」とデブルムは語ります。「気候変動問題は今起きており、今対処しなければいけないということを世界に伝えることができるとても素晴らしい機会だとわれわれが考えていることを、ロビンソンさんとともに主張します」

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    2014/9/22(Mon)
    記事番号: 
    8
  • ミュージシャンのスティング:「民衆の気候マーチ」で先住民グループと行進した理由

    世界的有名なミュージシャンで活動家のスティングが、「民衆の気候マーチ」からお送りする3時間の特番に立ち寄り、先住民活動家と共に環境保護運動の最前線で行進を行う理由を語りました。「先住民のメッセージは最初から一貫しています。我々は危機に陥っているのだ、と。彼らは満足していない、私もです。何とかしなければいけないのです」とスティングは語ります。

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    2014/9/22(Mon)
    記事番号: 
    7

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