「民衆の気候マーチ」(The People’s Climate March)では対地球温暖化への行動を求め世界中から集まった数十万人がニューヨークで街頭デモを行いましたが、その後の9月第4週に行われた国連気候サミット(United Nations climate summit)では各国の首脳らが行動の約束を伴わないまま、話し合いを進めました。この国際的に気候に注目が集まった週、そして次に何が起こるかについて、グリーンピース・インターナショナル事務局長クミ・ナイドゥーに話を聞きます。気候サミットの前日、グリーンピースは「環境を汚す奴らより民衆の声を聞け!」というメッセージを、国連ビルの側面に投影しました。ここでグリーンピースが活動の主要な焦点としているのは北極です。バン・キムン国連事務総長との会見で、グリーンピースは北極圏の長期的保護を求める600万件の署名を渡しました。科学者の報告によれば、北極は世界平均二倍を超える速さで温暖化が進んでおり、グリーンピース及びその他組織は、同地域での石油探索禁止を求めています。
画像クレジット:マイケル・ネイグル/グリーンピース