独裁者ホスニ・ムバラクを失脚させたエジプトの2011年蜂起の記念日に、同国では少なくとも18人の抗議者が殺害され、軍人アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領が権力を握ってから最も血の流れたデモとなりました。インターネット上のバイラル・ビデオでは、タハリール広場付近で行われた24日の抗議の中で、社会主義国民同盟党(Socialist Popular Alliance Party)の主要メンバー、シャイマ・アル=サバーが銃殺された様子も映し出されています。「全ての社会的変化と同様、エジプトでも地域全体での民主主義への闘争は続きます」と、映画『ザ・スクエア(The Square)』のプロデューサー、カリム・アマーは言います。このドキュメンタリーは2011年にタハリール広場で始まったエジプト革命を記録したもので、2014年のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされました。「私達に希望を与えてくれるのは、『ザ・スクエア』で皆さんが見たのと変わらぬ大規模な若者たちの集団です。彼らはこれからも抗議し続けます」と彼は言います。また、『ザ・スクエア』の監督であるジハーン・ヌージャイムに、その映画のアシスタント・プロデューサーを勤め、現在エジプトで投獄されているサナ・エル=セイフについても話を聞きます。