デイリーニュース

  • 革命記念日に18人死亡 エジプトは活動家 ジャーナリストへの弾圧を強める

    独裁者ホスニ・ムバラクを失脚させたエジプトの2011年蜂起の記念日に、同国では少なくとも18人の抗議者が殺害され、軍人アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領が権力を握ってから最も血の流れたデモとなりました。インターネット上のバイラル・ビデオでは、タハリール広場付近で行われた24日の抗議の中で、社会主義国民同盟党(Socialist Popular Alliance Party)の主要メンバー、シャイマ・アル=サバーが銃殺された様子も映し出されています。「全ての社会的変化と同様、エジプトでも地域全体での民主主義への闘争は続きます」と、映画『ザ・スクエア(The Square)』のプロデューサー、カリム・アマーは言います。このドキュメンタリーは2011年にタハリール広場で始まったエジプト革命を記録したもので、2014年のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされました。「私達に希望を与えてくれるのは、『ザ・スクエア』で皆さんが見たのと変わらぬ大規模な若者たちの集団です。彼らはこれからも抗議し続けます」と彼は言います。また、『ザ・スクエア』の監督であるジハーン・ヌージャイムに、その映画のアシスタント・プロデューサーを勤め、現在エジプトで投獄されているサナ・エル=セイフについても話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/28(Wed)
    記事番号: 
    3
  • バーバラ・ボクサー上院議員に聞く 大学内レイプ法案、気候変動懐疑主義、オバマの対「イスラム国」戦争支持の理由

    エイミー・グッドマンがカリフォルニア州選出の民主党上院議員バーバラ・ボクサーにインタビューします。ボクサー議員は大学および軍隊が性的暴行への態度を変えることを主張するリーダー的存在です。彼女は構内での性的暴行の被害者に擁護者を提供することを大学に義務づける法案をを提出しました。その法案について、また2016年の議員退職予定と、なぜ彼女が「イスラム国」に対するオバマ大統領の軍事行動を支持するかについて話を聞きます。「戦争は最後の手段であり決して最初の手段ではありません」とボクサーは述べます。「私は戦争することや戦闘部隊を送ることを支持しません。オバマ大統領の計画はそうではなく、テロ集団と戦う人々を支援するものです」といいます。

    dailynews date: 
    2015/1/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 映画『ザ・ハンティング・グランド』が明かす: 多くの大学は性暴力を隠蔽し被害者の学生を保護しない

    テネシー州の陪審は、学生寮内で意識のない女子学生を強姦した元バンダービルト大学のフットボール選手に有罪判決を下しました。本日は全米の大学構内で起こる性的暴力を追った画期的な新ドキュメンタリー映画を紹介します。この判決の被告、ブランドン・バンデンバーグとコーリー・ベイティーは、加重強姦を含む合計16の重罪に当たる犯罪で有罪判決を受け、数十年服役する可能性があります。他2名の元バンダービルト大学フットボール選手、ブランドン・バンクスとジャボリアン・マッケンジーも強姦罪で起訴されており裁判を待っています。 しかし、この裁判のように性的暴行の加害者である学生が有罪となり罰せられるのは、実は珍しいことなのです。サンダンス映画祭で初公開されたドキュメンタリーThe Hunting Ground(『ザ・ハンティング・グランド』)は、米国内の大学がいかに性的暴行を隠蔽し、性的暴行の常習犯から学生達を守ろうとしていないかを暴露しています。 この映画の監督であるカービー・ディックとプロデューサーのエイミー・ジーリングに話を聞きます。彼らの前作 The Invisible War(『見えない戦争』)は、軍隊にまん延する性暴力を扱った作品で、2012年にサンダンス映画祭で観衆賞を獲得し、アカデミー賞にもノミネートされました。

    dailynews date: 
    2015/1/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「たった一人でも変化は起きる」デュバーネイ監督が振り返る評論家ロジャー・エバートからの影響

    『セルマ』はエイバ・デュバーネイ監督の最初の大型予算長編映画でした。次のステップを考える一方で、彼女は映画作家の卵たちにこうアドバイスしています。「私たちは許可なしで働かなくてはなりません。特に女性がこの業界で働くときは、なおさらです。私たちがしたいことにをするのに、誰に許可を求めればいいのでしょう? そんな人はいないのです。ただ自分の進む道を決めて歩き始めるだけです」。デュバーネイから、彼女の次の長編映画についても話を聞きます。ハリケーン・カトリーナの破壊的状況の中のニューオーリンズを舞台にした恋愛物語と殺人ミステリーです。また、高く評価された映画評論家のロジャー・エバートが彼女の人生に与えた影響についても話を聞きます。彼は彼女の初期のプロジェクトの一つであるI Will Follow(『アイ・ウィル・フォロー』)を絶賛しました。「彼は無名だったあの作品を引き上げてくれました。同時に私も引き上げられた」と、彼女は言います。

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    2015/1/27(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 映画『セルマ』の監督 投票権法成立をめぐるジョンソン大統領とキング牧師の対立の描写を弁護

    映画『セルマ』の監督エイバ・デュバーネイとのインタビューを続けます。デュバーネイが映画で描いたリンドン・ジョンソン大統領の姿と、彼とマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師との関係のあり方が論議を呼んでいますが、それについて答えてもらいましょう。『セルマ』で描かれるジョンソン大統領は、投票権法に否定的で、運動の妨害さえ行い、連邦捜査局(FBI)を使ってキング牧師を監視し、嫌がらせをするような政治家です。「私は、誰かのイメージを回復させたり、誰かの功績を守るためにここにいるわけではありません」とデュバーネイは言います。『セルマ』は、警察の暴力に対して今日も続いている抗議や抵抗に焦点を当てているのに、今の論議はそこから人々の注意をそらしてしまうと、落胆を語ります。D.W.グリフィス監督がウッドロウ・ウィルソン大統領のために悪名高い人種差別映画『國民の創生』の上映会をホワイトハウスで開いてからちょうど50年後に、オバマ大統領とミシェル夫人のためにホワイトハウスで『セルマ』を上映した様子についてもデュバーネイに聞きます。

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    2015/1/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「人々のパワー」:映画『セルマ』の監督エイバ・デュバーネイが語る公民権と投票権の平等を求める闘い

    映画『セルマ』の監督エイバ・デュバーネイとの長時間インタビューの中で、アマデミー賞候補の彼女の同映画の抜粋を放送します。同映画はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師のセルマの行進でのリーダーシップを描くと共に、リンドン・ジョンソン大統領に圧力をかけ投票権法に署名させた草の根の公民権運動の役割、そしてキング牧師が投獄されていた間に妻のコレッタ・スコット・キングとマルコムXとの間で交わされた秘密の会談などを取り上げています。デュバーネイはまた、公民権と投票権運動の活動家らに対して行使された警察と自警団による攻撃を描くに際しての自分の姿勢を語ります。「あの時代には多くの暴力がありました。でも私は、暴力を、失われた命に対する畏敬の念を啓発するものとして描きたかったのです。こうした黒人たちの命には意味があったのだと」と、デュバーネイは言います。

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    2015/1/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 映画『セルマ』の監督エイバ・デュバーネイが語る ハリウッドの多様性の欠如と#(ハッシュタグ)アカデミー賞は白人だらけ

    本日1月27日は、絶賛されている新しい公民権映画『セルマ』の監督エイバ・デュバーネイに時間いっぱい話を聞きます。同映画は、投票権の平等を求める闘いに全米の関心を引こうとと、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が率いた1965年3月のアラバマ州セルマからモンゴメリーまでの大行進を扱っています。『セルマ』はアカデミー賞の作品賞にノミネートされましたが、多くの人にとってショックなことに、デュバーネイはノミネートされませんでした。彼女がノミネートされていれば、アフリカ系米国人女性で初めての監督賞へのノミネートでした。サンダンス映画祭の会場でデュバーネイに、映画製作とアカデミー賞のノミネーションについて話を聞きます。「アカデミー賞の候補作品のなかで、なぜ有色人種についての映画は『セルマ』だけなのでしょう?」と、彼女は疑問を呈します。

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    2015/1/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 黒人の命も大切だ:ジョーダン・デイヴィスめぐる新作映画 白人自警団員の有罪を求める遺族の苦闘

    本日は、パークシティで開催中のサンダンス映画祭からお送りします。上映された作品の一つは、非武装のアフリカ系アメリカ人の殺害に対して全米各地に広がる抗議行動をテーマにした映画です。3 1/2 Minutes(『3分半』)と題されたこの映画は、ここ数年で全米で大きく報道された事件のひとつ、17歳の少年ジョーダン・デイヴィスの殺害を検証したものです。2012年11月23日にフロリダ州で、ガムとタバコを買うためにガソリンスタンドに立ち寄った10代の若者4人に何が起こったのか?少年らは、駐車場で彼らの車の隣に車を止めた中年の白人男性、マイケル・ダンと言い争いになりました。ダンは、少年たちがかけていた音楽の音量を下げるよう要求しましたが、少年らが断ったため、怒りだしました。彼はダッシュボードから拳銃を取り出し、危険を察して走り去ろうとする少年たちの車に向って10回も発砲しました。銃声が響き始めたのはダンが到着してから3分半後でした。銃弾の雨の中、ジョーダン・デイヴィスは死亡しました。発砲後、ダンは現場から逃走し、恋人とホテルへ行き、ピザを注文しました。警察には通報しませんでした。前年にフロリダ州で非武装の10代の少年トレイボン・マーティンを殺害したジョージ・ジマーマンが無罪判決を勝ち取っていたため、デイヴィスの両親は、この殺人事件の公判を毎日傍聴しました。

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    2015/1/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 最高裁 元航空保安官の解雇は不当と政府職員の内部告発を支持

    米国最高裁判所が、連邦職員が内部告発を行う権利を支持する画期的な判決を下しました。元国土安全保障省運輸保安庁連邦航空保安官ロバート・マクリーンによる内部告発をめぐる裁判です。マクリーンは2003年7月、MSNBCの記者に対し、米国機ハイジャック計画の可能性を警告されていたにもかかわらず、米国国土安全保障省は費用を惜しんで、特定の長距離便に航空保安官を搭乗させる措置をやめさせたと暴露しました。MSNBCの報道は激しい抗議を引き起こし、政策は急遽、撤回されました。3年後、マクリーンは情報源だったことを認めた後、解雇されました。マクリーンは解雇を不当として不服を申し立て、数年にわたる司法闘争が繰り広げられました。最高裁が今週、7対2で彼の主張を認める判決を出し、ようやく結審となりました。問題とされたのは、マクリーンの行動が、米国の内部告発者保護法で保護されるかどうかでした。同法は、違法行為や重大な失態、市民の安全を脅かすような事態であれば、職員がそれを公表することを保護しています。ロバート・マクリーン本人と、最高裁でマクリーンの弁護にあたったニール・カチャル弁護士に聞きます。カチャルは、元米国訟務長官代理でした。

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    2015/1/23(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 民間諜報企業へのハッキングを報道したバレット・ブラウン記者に禁錮5年の判決

    アノニマスに協力したとされる活動家でジャーナリストのバレット・ブラウンに禁錮5年間の判決が下されました。賠償金と罰金を合わせて90万ドル近くの支払いも命じられています。ブラウンは2014年、脅迫状の送信、サイバー攻撃の共犯、司法妨害の罪状について有罪を認め、今年1月22日に判決を言い渡されました。ブラウンは民間諜報機関や軍事請負業者の極めて隠蔽された業界を調査したために、不正に攻撃されたと支持者たちは主張しています。22日の判決後、ブラウンは皮肉たっぷりの声明を発表しました。そこには、こう書かれています。「朗報!サイバー軍産複合体への私の調査がきわめて優秀だったので、米国政府は本日、私を刑務所官民業複合体に送り込み、調査に当たらせるとの決定を下した」。ブラウンの事件をめぐってライターでシステム・アドミニストレーターのケビン・ギャラガーに話を聞きます。ギャラガーは、「バレット・ブラウンに自由を」(Free Barrett Brown)という支援ネットワークを率いる活動家でもあります。政府がブラウンについて述べていることを信じてはならない、とギャレットは言います。

    dailynews date: 
    2015/1/23(Fri)
    記事番号: 
    4

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