デイリーニュース

  • 平和の預言者 ダニエル・ベリガン神父を振り返る

    メモリアル・デー(戦没者追悼記念日)の特別番組をお送りします。まずは伝説的な反戦神父、ダニエル・ベリガン神父の生涯と功績を振り返りましょう。ベリガン神父は4月30日、95歳の誕生日を目前に亡くなりました。詩人であり、平和主義者であり、教育者であり、社会活動家であり、劇作家でもあったベリガン神父は、「米国の軍事的帝国主義」と自らが名付けたものに対する抵抗を生涯貫き、亡くなった弟フィリップとともに、1960年代後半の反戦運動や徴兵反対運動、その後の核兵器反対運動の広がりに大きく貢献しました。今日は、ベリガン神父を彼自らの言葉で振り返ります。前回の放送ではお伝えしなかったデモクラシー・ナウ!の2006年のインタビューの一部も再放送します。

    dailynews date: 
    2016/5/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「私たちは死体をまたいでいった」 ヒロシマの生存者で反核活動家セツコ・サーロウが爆弾投下を振り返る

    オバマ大統領が現職大統領として初めて広島市を訪れる中、1945年8月6日の米国による爆弾投下が引き起こした惨状を振り返ります。この日、人類の歴史で初めて核爆弾が落とされました。当時13歳だったセツコ・サーロウは女学校の生徒でした。あの日の朝8時、彼女は爆心地となった場所から1マイル離れた学校校舎の2階にいました。彼女は窓越しに青みがかった白い閃光を目にしたのを覚えています。それからすぐ、爆破によって校舎が倒壊し、彼女は宙に投げ出されました。それ以来、セツコは生涯を通じて核兵器反対の運動をつくってきました。今日はセツコ・サーロウその人に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/5/27(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「市民的不服従は生存のため」 移民活動家が抗議活動を理由にDACA更新を却下したオバマ政権を提訴

    シカゴでは移民活動家が米国国土安全保障省を相手取り、政治活動を理由にDACA (Deferred Action for Childhood Arrivals) 保護の更新を拒絶されたと訴訟を起こしました。29歳のイレリ・ウンスエタ・カラスコは、DACAによる滞在資格を2013年に取得しました。DACAとは、一定の条件を満たせば、幼少期に米国へ連れてこられた在留資格のない人たちを国外退去から保護するという、オバマ政権のドリーム法に基づく政策です。ウンスエタ・カラスコは条件を満たしていると主張しているにも関わらず、米国国土安全保障省は彼女のDACA更新申請を却下しました、その理由は、彼女が市民的不服従の活動に参加し、オバマ政権が過去最高の水準に達した国外退去措置を中止するよう要求しているからです。イレリ・ウンスエタ・カラスコに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/5/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 広島で「核なき世界」を呼びかけたオバマ大統領 1兆ドルの核兵器刷新計画と矛盾

    オバマ大統領は現職大統領として初めて日本の広島を訪れました。同市には1945年8月6日、米軍戦闘機が世界初の原子爆弾を投下し、14万人が死亡、10万人が重傷を負いました。3日後、米国は2つ目の核爆弾を長崎に投下し、7万4000人が亡くなりました。広島平和記念公園での演説で、オバマ大統領は原爆投下に対する謝罪はせず、「核なき世界」の構築を呼びかけました。「我が国を含む核保有国は、(他国から攻撃を受けるから核を持たなければいけないという)「恐怖の論理」から逃れる勇気を持つべきです」とオバマ大統領は話しました。核兵器廃絶を呼びかけたにもかかわらず、米国は保有核兵器をより小さく、精密なものに刷新する計画をひっそりと進めています。これは、今後30年間で1兆ドルをかけた大がかりな取り組みの一環です。今日は、ピューリツァー賞を受賞した歴史家カイ・バードに話を聞きます。バードの共著にはAmerican Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer(「オッペンハイマー『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」)があります。

    dailynews date: 
    2016/5/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • テキサス他10州トランスジェンダーへの攻撃を拡大 トイレ裁判を使った「政治的人気取り」目的か 

    オバマ政権は最近、全国の公立学校に対して、トランスジェンダーの学生に自らの性的アイデンティティに沿ったトイレとロッカールームを使用する許可を義務付ける指示を出しました。それに対し5月25日、11州がオバマ政権を相手取って訴訟を起しました。11州の内9州の知事は共和党員です。訴状によれば、「被告は全米の職場および教育現場を大規模な社会実験の場とし、民主的プロセスを軽視し、子どもおよび基本的プライバシーの権利を守る常識的政策を踏みにじった」としています。「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」(Human Rights Campaign)は、テキサス州先導の同訴訟は「これらの州および全米のトランスジェンダーの若者に対する恥ずべき攻撃」だと声明を出しました。この訴訟が起こされる少し前、オバマ政権がノースカロライナ州が通過させた「HB 2」と呼ばれる反トランスジェンダー法に対して同州を訴える訴訟を起したばかりでした。「HB 2」法は、LGBTの人々を差別から守る条例を無効とし、トランスジェンダーに出生証明書にある性別のトイレ使用を強制する法律です。米自由人権協会(ACLU)の専任弁護士チェイス・ストレンジオに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/5/26(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 石油は地中にとどめよ:ビル・マッキベン サンダース候補に民主党政策綱領委員に任命される

    ビル・マッキベンは先日、バーニー・サンダース上院議員により今年の民主党全国委員会における党の政策綱領委員に任命されました。サンダース議員は他にも人種差別反対運動活動家のコーネル・ウエスト、ネイティブ・アメリカン活動家のデボラ・パーカー、ミネソタ州選出で議会革新議員団委員長も務めるキース・エリソン下院議員、そしてパレスチナの権利活動家で学者、アラブ系米国人協会(Arab American Institute)創設者のジェームズ・ゾグビーの4人を任命しました。環境保護団体「350.org」共同創設者のビル・マッキベンに、7月にフィラデルフィアで行われる民主党政策綱領委員会で、環境保護運動の経験をいかに活かすつもりかについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/5/26(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ビル・マッキベン エクソン社 化石燃料への投資撤収の威力 正体不明の右派グループの標的にされることについて語る

    5月25日、エクソンモービル社株主総会は気候変動対策を求める一連の決議案を拒否しました。今回は、炭素ガス排出量増加が危険な気候変動に関連しているとする、同社の科学者による調査結果を、エクソン社が数十年間隠蔽してきたことが発覚して以来はじめての総会でした。環境保護団体「350.org」の共同創設者、ビル・マッキベンに話を聞きます。マッキベンは先日、ガーディアン紙にLet’s give up the climate change charade: Exxon won’t change its stripes(「気候変動についての見え透いた言い訳はもうお終いにしよう――エクソン社は変わる気などないのだから」)と題された記事を寄稿しました。マッキベンは以前、エクソン社ガソリンスタンド前で一人、「エクソンモービル社が気候変動について嘘をついたため、このスタンドは現在、一時閉鎖中です」と書いたプラカードを掲げる抗議活動を行い逮捕されたこともあります。

    dailynews date: 
    2016/5/26(Thu)
    記事番号: 
    3
  • エクソン社元科学者の孫娘 気候変動を否定する偽りに資金提供する決断について 同社CEOを問い詰める

    5月25日にダラスで行われたエクソンモービル社年次株主総会では、気候変動対策のための一連の決議案が拒否されました。その中にはカリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)、ニューヨーク州トーマス・ディナポリ会計監査官、英国国教会も支持した決議案も含まれます。しかし、少数株主が外部者を取締役として任命することができる決議案が可決したことで、将来、気候変動活動家がエクソン社の取締役になる可能性がでてきました。今回は、炭素ガス排出量増加と危険な気候変動を関連づけたエクソン社の科学者による調査結果を、同社が数十年間隠蔽してきたことが発覚して以来はじめての株主総会でした。同総会では、元エクソン社科学者の孫娘が、同社CEOにこれまでの方針について問い詰めました。質問を行ったアナ・カリンスキーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/5/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「重大なセキュリティ・リスク」: クリントンの私用メールサーバー使用は規則違反と米国務省

    米政府内監査部は、ヒラリー・クリントンが国務長官だった期間に許可なしに私用メールサーバーを使用したのは、政府規定違反だったと結論づけました。この国務省総括監査長官による報告書は長く待たれていたものでしたが、主要結論は「違反」と言うものでした。同報告書は、もしクリントンが同省情報セキュリティー担当者に自宅にある私用サーバーの使用許可を求めたとしたら、「重大なセキュリティ・リスク」の恐れから許可されなかったと結論づけています。これは、自宅のサーバー利用は認められており、許可を取る必要はなかったとするクリントン側の主張と食い違います。同報告書はまた、クリントンが私用メルアドで送受信したメールをきちんと保存しなかったことについても批判しています。同報告書によれば、クリントンおよびシェリル・ミルズ、ジェイク・サリバン、そしてフーマ・アベディンを含む彼女の部下8人は、監査総括監査室の捜査中に質問を受けることを拒否しました。国務長官時代のヒラリー・クリントンの私用メールサーバー使用については、現在FBIも捜査中です。ジャーナリストマイケル・トレーシーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/5/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 我々の生命が懸かっている:ニューヨーク市郊外原発脇のパイプライン建設予定地を抗議者たちが封鎖

    ニューヨーク市から約 1 時間北部のピークスキルで、老朽化したインディアンポイント原発からわずか数百フィートの場所に設置予定のガス・パイプライン建設を阻止するため、住民達が封鎖活動を開始しました。この建設計画は、パイプラインの破損が核災害の引き起こしニューヨーク全市の脅威になりかねないとして住民や原発専門家の懸念に火をつけました。パイプラインの建設はスペクトラ・エネルギー社が行い、公式名称は「アルゴンキン・インクレメンタル・マーケット事業(Algonquin Incremental Market Project) 」、略して「AIM」 パイプライン』と呼ばれています。ほんの数時間前、ピークスキルの住民と活動家達が、パイプライン建設阻止運動を拡大し、スペクトラの作業現場入り口に輸送コンテナを設置しました。このコンテナは持続可能な作りになっており、中に2人の活動者が住み込んでいます。封鎖開始を「デモクラシーナウ!」が現場取材しました。

    dailynews date: 
    2016/5/25(Wed)
    記事番号: 
    3

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