デイリーニュース

  • ニモ・バッセイが語るCOP22でのジレンマ:気温上昇が続く中 富裕国による汚染止まらず

    世界銀行はモロッコのマラケシュでの「国連気候変動枠組条約第22回締約国会議」(COP22)で、自然災害により毎年2600万人が貧困に追い込まれているという新たな報告書を発表しました。気候変動により最大の打撃を受けている地域の1つは、アフリカ大陸です。アフリカの代表的な環境保護主義者で、ナイジェリアの「母なる地球の健全協会」(Health of Mother Earth Foundation)代表のニモ・バッセイから話を聞きます。バッセイには数冊の著作がありますが、最新刊はOil Politics: Echoes of Ecological Wars(『石油政策:環境戦争の反響』)です。

    dailynews date: 
    2016/11/15(Tue)
    記事番号: 
    6
  • モロッコのもうひとつの出来事を検証:緊縮財政に対する抗議から西サハラ占領まで

    モロッコのマラケシュでは10月末、警察によって押収された魚を取り戻そうとした魚売りが、ごみ収集車に押しつぶされて死亡したことを受け、数千人が街頭でデモを行いました。ネット上で回覧されている映像には、ムフシン・フィクリが圧縮機に押しつぶされる直前に、自分のメカジキを取り戻そうと、ごみ収集車の後部に飛び込む様子が映っています。モロッコでの抗議行動は、2011年のアラブの騒乱中にデモを組織した「2月20日運動」(February 20 movement)の活動家たちが呼びかけました。フィクリの死は、2010年の「アラブの春」蜂起のきっかけとなったチュニジアの果物売りモハメド・ブアジジの死に通ずる所があります。オランダ系モロッコ人の人類学者でイギリスを拠点とする民主主義活動家であり、ロンドンのウエストミンスター大学の講師でもあるミリヤム・オラフに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/15(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 気候変動否定論者が大統領に就任する前にオバマに打てる対策は?

    「気候変動に取り組むことが可能な人類の能力への残り時間はあとわずかです」と述べる「フレンズ・オブ・ジ・アース」(FoE)のアサド・レーマン。オバマ大統領に対し、任期終了前に「気候活動のレベルを上げる」よう求めています。米国務省の科学特使でカリフォルニア大学バークレー校のエネルギー学教授であるダニエル・カーメンにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/15(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 米国防総省は気候変動が現実だと知っている トランプは科学を無視するのか?

    米国防総省の委託によってまとめられた報告書で、今後20年間に気候変動の影響による戦争と自然災害で数百万人の死者が出る、世界規模の大惨事が生じる可能性があるとする結論が出ています。米国務省の科学特使でカリフォルニア大学バークレー校のエネルギー学教授であるダニエル・カーメンに、これに対する意見を聞きます。カーメンは、同報告書は米国当局者たちの意見と共鳴しているとし、「クリーンエネルギーは[立ち退き]に対する最善の防御策です。なぜなら、我々は、貧しい地域のためのエネルギー資源をマイナス面まったく無しに構築することができますから」と賛意を表します。

    dailynews date: 
    2016/11/15(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 気候変動問題関連団体:トランプの人種差別と反科学的世界観は世界各地で30人に1人の難民を生む

    「国連気候変動枠組条約第22回締約国会議」(COP22)が開催中のモロッコのマラケシュからさほど遠くない地中海では、戦争と飢餓から逃れようとする途上で数千人の難民たちが溺死しています。難民となる原因の一端は、気候変動です。「今、気候変動について対策を取らなければ、30人に1人が家を追われることになるでしょう」と、「フレンズ・オブ・ジ・アース」(FoE)のアサド・レーマンは言います。次期米大統領に選ばれたドナルド・トランプと「ブレキジット」(英国のEU離脱)の支援者ナイジェル・ファラージとの会談についてレーマンに話を聞きます。EU離脱で英国内の環境基準が低下する可能性があるとレーマンは言います。

    dailynews date: 
    2016/11/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 米国務省科学特使が語るトランプの気候変動否定論 そしてサンダースだったらトランプに勝てた理由

    国連の発表によると2016年は、観測史上最も暑かった2015年を上回り史上最も暑い年となる可能性が高そうです。そんな中、ロイター通信は、次期米大統領に選出されたドナルド・トランプが気候変動と闘うパリ協定から米国が迅速に離脱する方法を探っていると報じています。トランプは長年にわたり気候変動を否定し、地球温暖化は中国のでっち上げだと評したこともあります。モロッコのマラケシュでの「国連気候変動枠組条約第22回締約国会議」(COP22)と、気候変動と闘う世界的取り組みに対してドナルド・トランプ選出がもつ重要性について、米国務省の科学特使でカリフォルニア大学バークレー校のエネルギー学教授であるダニエル・カーメンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/15(Tue)
    記事番号: 
    1
  • COP22の現場から:気候活動家「国際社会は、トランプに交渉を破綻させてはならない」

    マラケシュで行われている気候変動をめぐる交渉とドナルド・トランプ選出の意義について、「フレンズ・オブ・ジ・アース」(FoE)のアサド・レーマンが議論に加わります。レーマンは、危険な気候を防ぐための国際行動を呼びかけるキャンペーンの代表を務めています。レーマンは英国をベースに活動しています。先週末には、ブレグジット(英国のEU離脱)に向けたキャンペーンの中心的人物であるナイジェル・ファラージがトランプタワーのドナルド・トランプを訪れ、大統領に選出されたトランプが会った最初の外国の政治家となりました。

    dailynews date: 
    2016/11/14(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 米国の新大統領は気候変動否定論者 COP22開催中のマラケシュでは数千人が「気候正義」求めてデモ

    本日のデモクラシー・ナウ!は、「国連気候変動枠組条約第22回締約国会議」(COP22)が2週目に入ったばかりのモロッコのマラケシュからお送りします。先週の米大統領選でのドナルド・トランプの勝利によって、会議は大きく揺れ動きました。トランプは、「パリ協定を脱退し、国連の地球温暖化プログラムに米国の税金を投入することを全面的に停止する」と宣言しています。気候変動をめぐる正義を求めて13日にデモ行進を行った数千人の人々の声の一部をお伝えします。

    dailynews date: 
    2016/11/14(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「トランプのアメリカ」に抗議:人種差別・外国人排斥・イスラモフォビアに反対するデモが全米で続く

    世界各地では先週末にかけて、移民の規制やイスラム教徒の登録などの選挙公約や、女性に対する性的虐待を働いたとする疑惑をめぐって、米国大統領に選ばれたドナルド・トランプへの抗議の声が沸き起こりました。米国では、シアトルやポートランド、ロサンゼルス、サンフランシスコ、オークランド、シカゴ、オクラホマシティ、ソルトレークシティ、マサチューセッツ州スプリングフィールド、オハイオ州のデイトン、シンシナティ、フロリダ州の複数の都市、ニューヨーク、フィラデルフィアなど各地でデモ活動が行われました。フィラデルフィアでは13日日曜日、米国で生まれた3人の子どもを持つメキシコ移民の父親が教会の聖壇に入り、自分とほかの人々の国外退去を阻止するようオバマ大統領に呼びかけました。トランプの故郷であるニューヨークでは13日、連続5日目となる抗議活動が開かれました。デモクラシー・ナウ!は、参加者推定1万人とされるこのデモ行進の現場で人々の声を聞きました。

    dailynews date: 
    2016/11/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 白人ナショナリスト&反ユダヤ主義者が大統領執務室入り:トランプがスティーブン・バノンを側近に任命

    「名誉毀損防止同盟」(ADL)と「南部貧困法律センター」(SPLC)は、大統領に選出されたドナルド・トランプがチーフ・ストラテジストにスティーブン・バノンを指名したことを激しく批判しています。右派ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」元代表、トランプの大統領選キャンペーンマネージャーとしてのバノンの役割について、SPLC代表のリチャード・コーエンに聞きます。コーエンは、「チャールストンの虐殺(2015年6月に起こった黒人教会での銃乱射事件)の2週間後、人々は自信をもって南部連合旗を掲げるべきだとする記事を(『ブライトバート・ニュース』は)掲載したのです」と語ります。さらに『ブライトバート・ニュース』が関係しているオルタナ右翼(alt-right)は「デジタル時代の白人至上主義や白人ナショナリズム以外の何者でもない」とし、大統領に選ばれたトランプに対し、「あらゆる形の偏見に強く反対し、その言葉に従って行動する」よう呼びかけています。

    dailynews date: 
    2016/11/14(Mon)
    記事番号: 
    1

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