3日は、20世紀最大級の産業災害の25周年にあたります。1984年12月3日の午前零時を少しまわった頃、インドのボパール市で、米企業ユニオン・カーバイド社が経営する殺虫剤生産工場から数トンにおよぶ毒ガスが漏出しました。その後数日以内に、8千人から1万人が命を失いました。その後長年にわたり、さらに数千人が亡くなりました。いまなお、15万人以上が慢性の障害や疾患で苦しんでいます。11月30日の週に発表された新レポートによると、旧工場近辺の15の地域社会の飲料水にいまなお、高度な毒性化学物質が存在しています。ボパールの活動家、サチナス・サランギに、この災害事故といまも続く救済への苦闘について話を聞きます。