新たに機密解除された文書によって、ワシントン州のステューデント・フォー・デモクラティック・ソサイエティとポート・ミリタリゼーション・レジスタンス(湾岸軍事化反対組織)の活動メンバーが、実は米軍への情報提供者だったことが明らかになりました。「ジョン・ジェイコブ」という名で知られたこの人物の本名はジョン・タウリーで、フォート・ルイス基地の軍事保護部門のメンバーでした。このスパイ事件で軍が演じた役割が違法である可能性が浮上しています。米国の民警団法では、米国内の治安維持に米軍を動員することを禁じているからです。フォート・ルイス基地は当番組のインタビューを拒否しましたが、デモクラシー・ナウ宛ての声明文の中で、基地の広報課はタウリーが軍事工作員であることを初めて公的に認めました。社会活動団体に対する政府によるスパイ行為を密着取材してきたエイリーン・クランシーは「本件は現代において最も重要な新事実の一つになるだろう」と述べています。