トランプの指名した閣僚たちが現代米国史上最大の金持ち政権を作ると言われるなか、上院での指名承認公聴会が10日(火)から連続で行われます。しかし次期大統領ドナルド・トランプの指名した閣僚候補には、倫理的な問題の審査や身辺調査が十分でないとの懸念が浮上しています。「彼らのうち誰をとっても、ほかの政権であれば大問題になる候補がずらりとそろっています。しかしトランプ政権は全体としてみたときに、米国史上、前例のないものなのです」とロバート・ワイスマンは語ります。ワイスマンは、トランプの選んだ閣僚候補の企業とのつながりと利益相反を追及するサイト「CorporateCabinet.org」を旗揚げした市民団体「パブリック・シチズン」代表です。ミネソタ大学のリチャード・ペインター教授(会社法)にも話を聞きます。ペインター教授は2005年2月から2007年7月まで、ジョージ・W・ブッシュ大統領の主任倫理弁護士を務めました。