デイリーニュース

  • ウィキリークスがイラク戦争の機密文書を公開:新たに民間人死者1万5千人以上が明らかに

    内部告発グループのウィキリークスが、イラク戦争に関する39万点に及ぶ米国機密文書を公表しました。これは米国史上最大の機密情報流出であり、また公式な記録上では戦争に関する最大の内部資料数となります。2003年の米軍進攻以来イラクで起こった暴力、拷問、そして苦難に関する多数の新たな証拠を提供するものです。 米政府の主張と反して、この戦争記録は米国防総省がイラク市民の死者数を把握していたことを示しています。イラク戦争の民間人死者数を集計するグループ「イラクボディーカウント」によると、公表された文書にはこれまで知られていなかった1万5千人に及ぶイラクの民間人死者についての情報が含まれています。 同記録が、2004年のファルージャでの米軍による攻撃など米軍による民間人殺害を記録していないことを考えると、実際の被害者数ははるかに多いとみられます。また、同記録では、イラク軍による人権侵害を米国が公式に許容していたことが示されています。2004年6月の米軍命令「フラーゴ242(Frago 242)」により、イラク軍によるイラク人への違法行為について、連合軍が調査をすることは禁止されました。
    dailynews date: 
    2010/10/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • マドリードで数千人がデモ、モロッコ治安部隊の西サハラ抗議キャンプ弾圧を非難

    スペイン・マドリードで13日、モロッコ治安部隊による西サハラでの最近の弾圧に抗議する数千人規模のデモが開かれました。モロッコの治安部隊は前週、2万人のサハラウィ(西サハラ住民)がモロッコによる占領に反対する大規模な抗議運動を行っていたキャンプ地に突入しました。モロッコ当局は、キャンプ組織を支援した100人以上の西サハラ出身の活動家たちを軍事裁判にかけると発表しています。西サハラの都市アイウンに滞在中の国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチのピーター・ブッカートに話を聞きました。またサンフランシスコ大学の教授でWestern Sahara: War, Nationalism, and Conflict Irresolution(『西サハラ:戦争、ナショナリズム、出口の無い衝突』)の執筆者であるスティーブン・ズーヌスも番組に出演しました。

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    dailynews date: 
    2010/11/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • パート2:ウィキリークスの創設者が語る戦争記録、“タブロイド・ジャーナリズム”、ウィキリークス“包囲”の理由

    ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジュに、米国史上最大の機密漏洩である、イラク戦争に関する米軍の機密文書約40万点の公表について引き続き話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/10/26(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ハイチ 医療支援団体の医師:「市民を脆弱にしている社会事情が変わらない限りコレラは止まらない

    ハイチ政府は、コレラの蔓延は失速してきていると述べていますが、専門家らはコレラが今後数年経っても発生し続けるだろうと警告しています。これまでに、少なくとも259人が死亡、3300人以上が感染しています。ハイチで長年活動している団体パートナーズ・イン・ヘルスの医師エバン・ライアンから話を聞きます。彼は2008年に、米国がハイチの浄水プロジェクトを妨害した経緯についての研究を手助けした中心的人物です。
    dailynews date: 
    2010/10/26(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ウィキリークスの創設者が語る戦争記録、“タブロイド・ジャーナリズム”、ウィキリークス“包囲”の理由

    ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジュが、米国史上最大の機密漏洩である、イラク戦争に関する米軍の機密文書約40万点の公表について語ります。これらの文書が公表されれば、2003年の米国主導の侵攻以来のイラクでの民間人死傷者の数、暴力、拷問、被害などについての膨大な新証拠を提示することになります。オバマ政権がイラクでのこれまでの米軍の行動を擁護している一方で、文書中の疑惑は国際的な非難を引き起こしました。アサンジュはまた、米国防総省が脅そうとも、ウィキリークスがさらにアフガニスタン戦争関係の軍事文書も公表するのを止めることはないと表明しました。
    dailynews date: 
    2010/10/26(Tue)
    記事番号: 
    1
  • FBIのテロ摘発おとり捜査事件 有罪のパキスタン人学生は無実を主張

    アドナン・ミルザはパキスタンの国籍を持ち、米国には学生ビザでやってきました。その彼がタリバンへの物的支援を共謀して行い、また不法に火器を所有していたとして有罪となり、仮釈放なしの禁固15年を言い渡されました。連邦当局はこの評決を歓迎していますが、アドナンの友人や支持者らは彼は潔白であり、FBI(連邦捜査局)の潜伏情報提供者にでっち上げられたのだと主張しています。そのアドナンに先週、話を聞きました。刑期言い渡しの前日のインタビューです。
    dailynews date: 
    2010/10/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ビルマ民主化指導者のアウン・サン・スー・チー、解放される

    ビルマ(ミャンマー)の民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーが解放されました。ノーベル平和賞も受賞した彼女は、過去21年間のうちの15年、軟禁状態での生活を強いられました。自宅軟禁期間終了後の13日に、ミャンマーの軍事政権が軟禁を解除しました。当局が自宅の敷地に設置していた有刺鉄線のバリケードを除去した後、数百人の人々がスーチーの家へ押しかけました。ビルマの反体制派活動家で政治犯として収監されたこともあるアウン・ディン、そして米国のビルマ民主化支援団体「U.S. Campaign for Burma」のジェニファー・クィグリーに話を聞きました。
    dailynews date: 
    2010/11/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 著名なインド人作家アルンダティ・ロイがインドのカシミール領有に異議を呈して逮捕の恐れ

    受賞歴を持つインド人作家アルンダティ・ロイが煽動容疑で逮捕の危機にあります。公然とカシミールの独立を訴え、インドがカシミールは「インドの不可欠な一部だ」と主張していることに異議を唱えたからです。煽動罪で有罪となればロイは終身刑に処せられる可性もあります。2010年9月19日にロンドンで行った彼女へのインタビューをお送りします。
    dailynews date: 
    2010/10/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • NYタイムズ紙世論調査担当者とネイション誌政治記者 「3回連続の現職に逆風の選挙」を語る

    ここ数十年でもなかなか興味深い結果となりそうな中間選挙戦もあと数日を残し最終局面に入りました。世論調査では概ね共和党が下院を制し、一方の民主党は上院での過半数をかろうじて維持すると予想されています。そうなると米国連邦議会は異例の「ねじれ議会」となります。ニューヨークタイムズの世論調査を担当し同種調査のまとめサイトFiveThirtyEight.comの創設者であるネイト・シルバーと、ネイション誌の政治記者でHerding Donkeys: The Fight to Rebuild the Democratic Party and Reshape American Politics(『ロバの群れをまとめる:民主党再建とアメリカ政治作り直しのための戦い』)を上梓したアリ・バーマンに話を聞きます
    dailynews date: 
    2010/10/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 食への権利: 企業、外国政府による 土地の収奪で第3世界に飢餓

    食への権利に関する国連特別報告者、オリビエ・デシューターに貧しい国々の5億人あまりの小農が飢えに苦しんでいるという自身が出した最近の警告について語ってもらいます また、その原因の一部は諸外国と企業が土地を大量に買いあさっているからだとだといいます。もう一人のゲスト、スミタ・ナルラは、アフリカと南アジアでの土地取引の多くは透明性を欠いており、追い立てで現地コミュニティを脅かし、人々の暮らしをむしばみ、食へのアクセスを危機に陥らせていると指摘する新しい研究を執筆したばかりです。

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    dailynews date: 
    2010/10/28(Thu)
    記事番号: 
    3

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