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2012年5月22日(火)

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  • > 北大西洋条約機構(NATO)は、シカゴでの史上最大の首脳会議を終えました。大西洋を越えた軍事同盟がそもそも存在するべきなのかという問題と、2013年にアフガニスタン部隊へ主導権を移行する新たな合意について、討論します。「くぎを打つハンマーの立場にいると、何もかもが打たれる釘のように見えます。同じように、軍事同盟の立場にいると、あらゆる問題が軍事的解決を必要としているように見えるのです」と、作家で政策研究所(the Institute for Policy Studies)のフェローであるフィリス・ベニスは言います。「NATOは巨大なハンマーです。問題なのは、アフガニスタンは釘ではないし、リビアも釘ではないということです。アフガニスタンやリビアは、政治的に対処すべき政治問題なのです。軍事同盟の強化によって、NATOは、国連憲章の目的の弱体化に一役買っています。国連憲章は、世界の強者の意志を映し出している地域軍事機関の優位と特権ではなく、紛争の非暴力的解決法として、政治的に結びついた地域組組織の重要性を訴えています。一方、CIAで安全保障を30年分析し、米国議会調査部のシニアスペシャリストでもあったスタン・スローンは、NATOを支持する立場からこう反論します。「米国がこの同盟で同盟国を持つことは、我々の利益、米国の国益にかなうのです。(NATOは)今ままでずっと政治的同盟でした。加盟諸国がお互いの協力に価値があり、軍事力を行使することもやむを得ないと考える限り、彼らは引き続き、同盟が必要であると判断するでしょう。

  • 5月第3週の週末、シカゴの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議での抗議行動で100人近くが逮捕されました。テロ関連犯罪容疑で起訴された5人の活動家のうちの1人を弁護する米法律家ギルド (National Lawyers Guild)の弁護士サラ・ジェルソミーノから話を聞きます。5人のうち2人は爆発物または発火装置の所有未遂に問われ、3人はテロ計画の共謀、テロの物理的支援、爆発物所持に問われています。しかしジェルソミーノは、“NATOスリー”と呼ばれる3人は、爆発物を仕込んだ政府側の人間によってわなにかけられたのだと言います。「テロという重罪に直面している依頼人たちは現在、独房にいれられていることがわかりました」と、ジェルソミーノは言います。「今週の最優先事項は、現在彼らが陥っている極めて懲罰的で非常に危険な状態から、彼らを救い出すことです」。

  • グアテマラ沖での海洋保護団体シー・シェパードの所有船とフカヒレ密漁者たちとの衝突にかかわる10年前の容疑で、コスタリカへ身柄引き渡しのためドイツで逮捕された「シー・シェパード環境保護団体」(SS)の設立者、ポール・ワトソンが保釈されました。SSは国際漁業保全法を施行するために非暴力的直接行動をすることで知られ、特にその反捕鯨活動で広く認識されています。SSは、ワトソンの逮捕は政略的なものであるという立場を維持し、支持者らに対し、コスタリカのローラ・チンチラ大統領がドイツを訪問する5月23日に行われる抗議行動に集結することを呼び掛けています。ワトソンにドイツのフランクフルトから話を聞きます。「我々は誰も傷つけたことはありません」と、ワトソンは言います。「私が知る限り、世界で最も強力な武器はカメラです。だから我々はカメラを持って闘いに行きます。現在、年間9000万頭のサメが、アジアのフカヒレ産業に供給されるために殺されています。つまりサメのヒレだけが切り落とされ、あとは海に投げ込まれているのです。この様子を我々はグアテマラ沖で撮影し、この極めて不法な活動に反対して我々は介入したのです」。

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