米中央情報局(CIA)の反テロ部門のトップだったグレン・カールは、ブッシュ政権が、研究者でありイラク戦争批判の卓越した論客でもあったフアン・コールの信用を失墜させようと、彼を中傷する個人情報を収集していたことを明らかにしました。カールによると、ブッシュ政権は少なくとも二度、イラク侵攻後に一躍有名になったブログサイト「Informed Comment(情報に裏打ちされた意見)」の主宰者であるコールに関する情報収集の要請を行ったそうです。カールはこの要請に応えることを拒否しました。本日はそのカールとコールの2人に登場してもらい、このとんでもない暴露事実に関して話し合ってもらうとともに、コールがなぜこの件で議会調査を求めているのかを話してもらいます。「私が標的にされたのはブッシュ政権がいわばプロパガンダ政権だったからだと思います。アメリカ国民の目から真実を隠し通すことができると思っていた人が集まっていたのです。」とコールは言います。「ブッシュ政権は情報コミュニティ全体と完全に反目し合っていました。CIA全体、中でもCIAの国家情報会議とのあつれきは大きかった」とコールは続けます。「私はブッシュ政権と情報コミュニティ、広くはブッシュ政権への批判者との間の緊張状態や敵対状況の背景をよく知っています。」