今週、ワシントンDCの国立公園ナショナル・モールにマーティン・ルーサー・キング・ジュニア博士の生涯と遺産とを讃えて新たに建立された記念碑が公開されました。ナショナル・モール内での記念碑で、戦争に関係しないもの、歴代大統領あるいは白人男性ではないものはキング博士のこの像が初めてです。ハリケーン・アイリーンが接近しているために、オバマ大統領など25万人が出席するとされていた28日(日)の正式な開碑式は延期の運びとなりました。28日は雇用と自由を求めたあのワシントン大行進の48周年にあたっていました。キング博士がリンカーン記念館の階段のところで有名な「私には夢がある」という演説を行った日です。それでも嵐にかかわらず明日27日には雇用と正義を求める関連デモが行われ、最後はキング記念碑までの行進で終わる予定です。長年にわたる公民権運動の活動家でレインボウ/PUSH連合代表のジェシー・ジャクソン師と、キング博士の長い友人でスピーチライターだったビンセント・ハーディング博士に話を聞きます。ハーディングはやはり有名なキング博士の反戦演説「ベトナムを超えて」の共同執筆者でもあります。ハーディングは、キング博士の暗殺直後に書かれたカール・ウェンデル・ハインズの詩の一節を朗読してくれます。「死んだ人間というのは実に都合の良いヒーローなんです……記念碑を作るのは簡単です。