ニューヨーク市では9月4日、2001年9月11日の世界貿易センターへの攻撃で、犠牲者第一号として記録されたマイカル・ジャッジ神父を追悼して数百人が通りを行進しました。ニューヨーク市消防局付司祭のジャッジは当時68歳で、現場で一人の消防局員に臨終の祈りを与えている最中に亡くなりました。彼は政治的、社会的領域を超えた崇拝者と友人を持つ英雄的存在で、その人生はSaint of 9/11(『9/11の聖者』)という高く評価されたドキュメンタリー映画の中で取り上げられ追悼されました。同映画は、ジャッジ神父が同性愛者だったという半分隠された秘密を描いたことでも注目に値します。個人的な日記の中で、尊敬されたカトリック神父であった彼が、いかに「同性愛者である自分自身のことに思いをいたらせ、自分が会う人々が自分のことを全部は知りえない」と思っていたか記していました。長年にわたる同性愛者の権利を求める活動家で、『9/11の聖者』をプロデュースしたインディペンデント映画製作者であるブレンダン・フェイに話を聞き、同ドキュメンタリーと彼の新作映画Remembering Mychal(『マイカル追憶』)の抜粋を放送します。