デイリーニュース

  • オバマがペーニャ・ニエト墨大統領を迎える中、メキシコの連邦警察と学生の失踪を結び付ける衝撃的な報告が明らかに

    1月6日、オバマ大統領がメキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領をホワイトハウスに迎えるに際し、複数の人権団体は、メキシコ政府が国家治安部隊による虐待に対する捜査と起訴をしなかったことについて、同政府に圧力をかけるようオバマに求めています。二人の会談は衝撃的な新たな報告の直後でした。この報告は、ゲレロ州での地元警察による襲撃の後、43人の学生が行方不明になった夜に何があったのかメキシコ政府は知らなかったとする主張と真っ向から対立するものです。メキシコの「プロセソ誌」(Proceso)によると、連邦警察はこの攻撃に一役買い、連邦当局者は主要な証人を拷問にかけた可能性があります。この事件はメキシコ全土および世界中での抗議行動に火をつけました。新事実を報じた2人の記者アナベル・ヘルナンデスとスティーブ・フィッシャーに話を聞きます。ヘルナンデスはメキシコの捜査ジャーナリストとして第一線で活躍し、Narcoland: The Mexican Drug Lords and Their Godfathers(『麻薬王国:メキシコの麻薬王たちとその守護神たち』)でもあります。

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    2015/1/6(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「後腐れのないデビッド・デューク」:共和党院内幹事のスティーブ・スカリースが人種差別団体での演説で辞任か?

    1月6日、米議会が新たに召集される一方で、共和党員のトップの一人が、白人至上主義者とネオナチの集会でかつて演説したことを認めました。下院院内総務のスティーブ・スカリースは2002年の「欧米統一権利団体」(European-American Unity and Rights Organization:EURO)の集会で演説したという報告を認めました。EUROは元クー・クラックス・クラン(KKK)の指導者で、おそらく全米で最も悪名高い白人至上主義者であるデビッド・デユークによって設立されています。スカリースは当時、ルイジアナ州議員でした。1月5日、ホワイトハウス報道官のジョシュ・アーネストは、「スカリース氏は自分のことを『後腐れのないデビッド・デューク』と称したとされています。このことが下院共和党会議について何を語るのか、それは共和党自身が決めることです」と述べました。南部貧困法律センターのシニアフェローで、スカリースの否認には信憑性がないと言う、マーク・ポトックから話を聞きます。

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    2015/1/6(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 正義か復讐か?:ボストンマラソン爆破事件の裁判開始でアメリカ自由人権協会が懸念を提起

    過去数十年で最も注目を浴びている裁判の一つである「米国対ジョハール・ツァルナエフ」裁判の陪審員選びが1月5日に始まりました。21歳のツァルナエフは、3人が死亡、26人以上が負傷したボストンマラソンのゴール付近での爆弾を仕掛けたことで起訴されています。この事件は、1995年のオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件以来、米国史上最悪の爆破事件です。ツァルナエフは30の罪状で起訴されていますが、有罪が認められれば死刑の判決を受けることになる罪状が半数以上です。陪審員の選択には数週間かかり、その後の裁判は最大5ヶ月かかる予定です。しかし、爆弾の犠牲者や広範なボストンのコミュニティが幕引きを求める一方で、適正続きをめぐる様々な思惑がこの訴訟を数年に長引かせる可能性もあります。裁判に先立ち、被告側弁護団は、被告は爆破が起きたボストンでは公正な裁判を受けられないとして、訴訟を州外に動かそうとしましたが失敗に終わりました。連邦検察はまた、死刑執行が禁じられている州で死刑を求刑していることになります。このことによって、死刑に反対意見を持つものが除外されるなど、陪審員候補者は厳しく制約されることになるでしょう。

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    2015/1/6(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 無人機攻撃から秘密施設まで 機密ベールの中で行われる米外交政策

    パキスタンの北ワジリスタンで4日、米無人機の攻撃により少なくとも9人のパキスタン人が殺害されました。2015年に入って初めての無人機攻撃の報道です。この報道は、匿名のパキスタン政府当局者及び治安当局者の発言に基づいたものです。オバマ政権はこれまでのところ声明を出していません。長年、米政府は無人機攻撃の存在を公に認めてすらいませんでした。無人機プログラムは、安全保障国家である米国が秘密工作に依存していることを示す例の1つです。先日の上院情報委員会の報告書では別の例として、米政府が囚人らを拘束し拷問を行っている、謎に包まれたCIAの海外秘密施設のネットワークの存在が明らかにされました。また同報告書は、CIAが自らを秘密のベールに包み、囚人への尋問の残虐さを政治家らにほとんど知らせていなかったと指摘しています。CIAは、物議をかもしたその尋問手法の効力について、ホワイトハウス、国家安全保障会議、司法省、そして議会を欺いたとされています。

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    2015/1/5(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米国とイスラエルに立ち向かう 国際刑事裁判所加盟は国を持たない占領下のパレスチナに正義をもたらすか

    パレスチナが国際刑事裁判所(ICC)への加盟申請を、他の十数件の国際条約への加盟申請とともに提出したため、米国とイスラエルが反発しています。パレスチナ自治政府は、イスラエル占領下のパレスチナ領における戦争犯罪で、イスラエル当局者を訴追したいと述べています。これに対する報復として、イスラエルはパレスチナ自治政府が職員給与や公共サービスの支払いに必要としている税収の送金を凍結しました。パレスチナ自治政府が国際刑事裁判所への加盟申請をする道を選んだのは、国連安全保障理事会において、2017年末を期限としたイスラエルの占領地からの撤退とパレスチナ国家の樹立を求めた決議案が、米国とイスラエルのロビー活動により否決されたことを受けたものです。本日は、米国のシンクタンク「政策研究所」の研究員で、Understanding the Palestinian-Israeli Conflict: A Primer(『パレスチナ・イスラエル紛争を理解する:入門編』)や『国連を支配するアメリカ─超大国がつくる世界秩序』の著者のフィリス・ベニスと、ウェブサイト「エレクトロニック・インティファーダ」の共同創設者でThe Battle for Justice in Palestine(『パレスチナでの正義の戦い』)の著者のアリ・アブニマーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/5(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ラッセル・ブランド 革命 格差拡大 薬物中毒 警察の軍事化 ノーム・チョムスキーを語る

    新春特別番組として、ラッセル・ブランドのインタビューをお届けします。ブランドは長年イギリスで最も人気のあるコメディアンの一人ですが、2014年にはイギリスの政治的左翼の代表的な発言者としても頭角を現しました。彼はこれまでに緊縮政策に反対する抗議行動に参加し、米国の「ウォール街を占拠せよ」抗議運動で演説し、ハッカー集団アノニマスと一緒にデモ行進を行ったりしてきました。ドラッグ中毒を克服した経験から、ブランドはイギリスの薬物法に対する批判でも主だった存在となっています。こうした批評活動をさらに広げた新著が出版されました。書名はRevolution(『革命』)です。

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    2015/1/2(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 独占:エクアドル大使館での避難生活が続くジュリアン・アサンジ 新著を語る

    本日の新春特別番組では、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジのデモクラシー・ナウ!独占インタビューをお届けします。2014年7月、エイミー・グッドマンはロンドンのエクアドル大使館で、政治亡命して3年目に入ったアサンジに話を聞きました。アサンジは、スウェーデンと米国の両方で捜査対象になっています。米国では、イラクとアフガニスタンの戦争に関する軍の機密文書と国務省の機密外交公電を大量に公表した件で、秘密大陪審がウィキリークスを調査しています。スウェーデンでは、性的不品行の告発に関する事情徴収のため、起訴されていないにもかかわらず指名手配されています。インタビューの中でアサンジは、新著When Google Met Wikileaks(『グーグル ウィキリークスと出逢う』)について語りました。同書はこの時点ではまだ発行前でしたが、9月に出版されました。

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    2015/1/2(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 刑務所に行くのは誰? マット・タイビ『分裂:貧富の格差時代の米国の不公正』を語る

    お正月の特別番組第二部では、2014年4月に行った、マット・タイビが自著The Divide: American Injustice in the Age of the Wealth Gap(『分裂:貧富の格差時代の米国の不公正』)を語るインタビューを放送します。同書は、金融危機が始まって以来、圧倒的多数のホワイトカラー犯罪者(知能犯罪者)が刑期を逃れる一方で、不平等な司法制度によって貧困者や有色人種が大量に投獄されている理由を問います。「他のすべての人々には法執行が信じれないくらい厳しいことを考えるとき、ホワイトカラー犯罪者に法的処置がされないことを考えると、さらに異様に思えます」と、タイビは言います。

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    2015/1/1(Thu)
    記事番号: 
    2
  • マット・タイビと銀行内部告発者 JPモーガン・チェースが経済を破壊した経緯を語る

    お正月の特別番組として、内部告発者アレイン・フライシュマンの、デモクラシー・ナウ! 独占インタビューを放送します。フライシュマンの助けによって、米司法省は、JPモーガン・チェース銀行に対し金融危機との関わりをめぐって米史上最大規模の罰金を課すことができました。先日、古巣のローリング・ストーン誌に戻ったばかりのマット・タイビにも話を聞きます。フライシュマンは彼女が目撃した、同行の住宅ローン業務の業務における「大掛かりな犯罪的な証券詐欺」の詳細を語ります。タイビの調査記事は"The $9 Billion Witness: Meet the woman JPMorgan Chase paid one of the largest fines in American history to keep from talking"(「90億ドルの証人:JPモーガン・チェースが米国史上最大の罰金を支払ってでも証言を阻止した女性とは?」)と題されています。

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    2015/1/1(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 史上最も暖かかった年末に「もう一つのノーベル賞」受賞者ビル・マッキベン地球温暖化への行動を呼びかける

    記録的な暖年となった2014年最後の放送は、気候活動家で作家のビル・マッキベンのスピーチです。マッキベンは2007年に温暖化対策を要求する行動集 団「350.org」を共同設立し、地球温暖化 への対策を怠ることの危険性を警告し続けてきました。彼は最近、「350.org」の日常業務の指導的役割から離れる意向を表明しました。とはいえ、上級 顧問となって理事会にはとどまり続け、今までの仕事の90%程度は変わらないと本人は述べています。マッキベンは今月初め スウェーデンのストックホルムで、「もう一つのノーベル賞」として知らるライト・ライブリフッド賞を受賞しました。本日はその演説の抜粋して放送します。

    dailynews date: 
    2014/12/31(Wed)
    記事番号: 
    3

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