デイリーニュース

  • 誘拐された米国ジャーナリスト、オースティン・タイスの両親 息子をシリアから解放する苦闘を語る

    シリア戦争を報道していた米国ジャーナリストのオースティン・タイスが現地滞在中に失踪してから2年半近くが経ちます。タイスは失踪当時、紛争が悪化するシリアで状況を報道できる数少ない外国人ジャーナリストの一人でした。彼は戦闘地から徹底的な戦況報告を伝えるため、シリア国内を広範囲に移動しました。昨年、二人のジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーとスティーブン・ソトロフをが、自称イスラム国の戦闘員に斬首されたため、タイスはシリアで拘束されている唯一の米国人ジャーナリストとなりました。シリアはジャーナリストにとって世界で最も危険な国とされ、2011年3月に紛争が始まってから130人近くの報道・情報提供者達が殺されています。タイスの両親、デボラとマーク・タイス夫妻に、息子の釈放について今も続く取り組みを話してもらいます。タイスの釈放のため国民意識を高める活動を開始した「国境なき記者団」の米国のディレクター、デルフィン・アルガンドにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市長への対立姿勢を強める警官労組リーダー 労組内部で反対派に直面

    ビル・デブラシオ市長に対する組織的な反抗活動を指揮した後、NY最大の警官労働組合の代表であるパトリック・リンチは、警察内部で自らへの対抗勢力に直面しています。リンチは、2人の警官が銃を持った男に射殺された「責任はデブラシオにある」と非難し、その後2週間にわたり、ニューヨーク市警による逮捕と召喚の数を低下させるという抗議活動の先頭に立ちました。しかし、今年6月に行われる パトロール警察官相互援助組合(Patrolmen’s Benevolent Association)の代表を決める選挙では、彼と意見を異にする警官たちが対立候補を立てる模様です。デモクラシー・ナウ!の共同司会者でニューヨーク・デイリー・ニュースのコラムニストのフアン・ゴンザレスがこの反抗について話します。このような動きが出てきたのは、近年ではNY市警の大多数が有色人種となり、人口動態が変わりつつあることに起因すると彼は言います。

    dailynews date: 
    2015/1/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ナイジェリアでの大虐殺:ボコ・ハラムによる史上最悪の襲撃で最大2000人が死亡

    世界がパリのシャルリー・エブド紙での虐殺に注目している一方、ナイジェリアでは大規模な残虐行為が明らかになりました。イスラム武装集団ボコ・ハラムは1月3日、北部の町バガとその周辺地域を襲撃しました。その後数日にわたって、数百人、あるいは数千人の市民が殺害されました。茂みの中へ追い込まれた住民らは射殺され、また他の者は泳いでチャド湖を渡ろうとして溺れたと報じられています。多くの住居が燃え尽き、街頭には死体がばら撒かれました。死者は500人から最大2000人と推定されています。また、約3万人が行き場を失いました。アムネスティ・インターナショナルは今回のバガへの襲撃は、6年間にわたるボコ・ハラムの反乱のなかでも、もっとも破壊的な行為かもしれないと言っています。ボコ・ハラムは、ナイジェリア北部でのイスラム国家樹立を目指して絶え間ない暴力行為を行っています。アムネスティ・インターナショナルUSAの政治関係代表であるアドティ・アクウェイから話を聞きます。

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    2015/1/13(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 国境なき記者団が語るパリの虐殺事件後の現場とシャルリー事件後の報道の自由

    国境なき記者団は、シャルリー・エブド紙での虐殺をめぐる1月11日の行進に、「加害者たちが参加していた」という言ってこき下ろしています。同団体は、エジプトやロシア、トルコ、アラブ首長国連邦といった「ジャーナリストやブロガーが組織的に迫害されている国の指導者たちが参加していることに驚愕した」と言います。サウジアラビアは他のアラブやイスラム諸国と共に攻撃の非難に参加しましたが、それと同時に、投獄されたブロガー、ライフ・バダウィへの公開むち打ち刑に対する世界的抗議に直面しています。バダウィは1月9日、保守的な同王国で言論の自由に徹した進歩的なウェブサイトを運営したことに対する刑罰の一環として、1000回のむち打ち刑のうちの最初の50回を受けました。ソーシャルネットワーク上で共有された1つの風刺画では、むちで打たれている1本の鉛筆が描かれています。アムネスティ・インターナショナルは、バダウィは討論のためのオンライン・フォーラムを開設したことで罰せられている政治犯だと見なしています。国境なき記者団から2人のゲストに話を聞きます。1月11日のデモに参加し、シャルリー・エブドへの襲撃が起こった直後に現場にいたプログラム・ディレタクターのルシー・モリリオンと、国境なき記者団の米国代表デルフィン・ハルガンドです。

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    2015/1/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルド:ぺトレイアスへの容赦を要求するフェインステインの嘆願で、情報漏えい者が皆平等ではないことが明らかに

    米連邦捜査局(FBI)と連邦検察は元中央情報局(CIA)長官のデビッド・ぺトレイアスが機密情報を彼の不倫相手の女性に提供したことに対し重犯訴追を勧告しました。ぺトレイアスは2012年、彼の伝記の執筆者であるポーラ・ブロードウェルと不倫していたことを認め、辞任しました。今回の勧告は、ぺトレイアスがブロードウェルに彼のCIAの電子メールアカウントと他の機密書類へのアクセス権を与えていたかとうかの捜査に端を発しています。当初はエリック・ホルダー司法長官が、2014年末までに起訴するかどうかを決定することになっていました。ニューヨークタイムズ紙によると、今回の遅れは「ホルダーが政府の内部告発者に対する弾圧をしていたときにぺトレイアスが特別待遇を受けているのではないかという疑問を持つ」一部の連邦当局者を苛立たせました。カリフォルニア州選出の民主党上院議員であるダイアン・フェインステインは1月11日、司法省に対し、「我々の世代の大将」であり「非常に素晴らしい」ぺトレイアスは「十分苦しんだ」として、彼を刑事告訴しないよう求めました。ピュリツァー賞受賞のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドから話を聞きます。彼はフェインステインの発言についてこう言います。「今まで聞いた中でも実に不愉快な発言の一つです。

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    2015/1/13(Tue)
    記事番号: 
    2
  • グレン・グリーンウォルドが語るテロの“専門家”になる方法:事実を無視し、イスラム教徒を責め、米国のプロパガンダを喧伝

    いわゆるテロリズムの専門家とは誰なのでしょうか? パリでの襲撃を受けて、商業メディアのニュース番組は、テロリズムや外交政策、世界情勢の権威を自称する専門家で再びあふれています。この拡大するしかも怪しげな「テロの専門家」という分野について、3人のゲストと共に検証します。ピュリッツアー賞ジャーナリストで、「ジ・インターセプト」(The Intercept)の共同設立者であるグレン・グリーンウォルド、ハーバード大学の社会学講師で、Disciplining Terror: How Experts Invented 'Terrorism'(『学問分野としてのテロ:専門家がいかに“テロリズム”を作り上げたか』)の著者であるリサ・スタンプニツキ、仏紙「リベラシオン」(Libération)の外交問題記者であるリューク・マシューです。

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    2015/1/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジェレミー・スケイヒルが語る パリ襲撃とアルカイダの関与 そして米国がイエメンで密かに行った戦争

    シャルリー・エブドのスタッフを襲撃した銃撃犯、シェリフ・クアシとサイド・クアシは、3日にわたる捜索の末に9日、フランスの警察に射殺されました。シェリフ・クアシはフランスのテレビ局に対し、2011年にイエメンで米無人機によって殺害されたイスラム教の聖職者アンワル・アルアウラキから財政支援を受けていたと語りました。クアシ兄弟は2011年にイエメンに渡航し、アルカイダが拠点としているマーリブの砂漠で武器の訓練を受けたと伝えられています。一方で、週末に公開された動画では、パリのユダヤ人向けスーパーマーケットで4人の人質を殺害した銃撃犯アムディ・クリバリが「イスラム国」に忠誠を誓う様子が撮影されていました。インターセプトへの声明文の中で、アラビア半島のアルカイダ(AQAP)の関係者は「AQAP指導部が計画を指示し、ムハンマドの名誉のための報復としてターゲットを慎重に選んだ…フランスはイスラム教と抑圧された国々への戦争において明白な役割を担っているから、ターゲットは特にフランスにいる人物だった」とシャルリー・エブド襲撃への関与を発表しました。本日はこのAQAPの犯行声明を公表したインターセプトのジェレミー・スケイヒルにアルアウラキの経歴と、パリ襲撃犯が主張した過激派とのつながりについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「偽善の大騒ぎ」:ジェレミー・スケイヒルが語る パリのデモに参加した世界の首脳たちはいかに報道の自由に対立しているか

    11日、17人が死亡したシャルリー・エブド襲撃事件とその後の事件を受け、約370万人がフランス全土でデモを行いました。パリでは100万人以上がデモに参加し、フランス史上最大のデモとなりました。世界の首脳ら40人以上がパリに集結し、行進の先導に加わりました。「私たちがディスプレーで見たのは、一方ではとても心強いものでした。これだけ多くの人とが街頭に集まるのを見たのです。しかしもう一方で、デモの先頭を行進したあれだけ大勢の世界の首脳たちのことになると、これはいわば偽善の大騒ぎでした。デモに参加した各国元首や政府代表は一人残らず、ジャーナリストに対する戦争を行ってきた人々です」と、インターセプト共同創設者のジェレミー・スケイヒルは語ります。

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    2015/1/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • バーモント州 新知事シャムリソンの就任式で医療皆保険制度を要求し29名逮捕

    バーモント州では8日、ピーター・シャムリン知事の就任演説中に、医療保険の単一支払者制度を要求する座り込みが行われました。同州で単一支払者制度(皆保険制度)を創設するという公約を掲げていたシャムリソンが、12月に公約撤回を発表したことを受けたものです。8日の座り込みで、抗議者たちは歌を歌い、口々に要求を叫びながら失望を表明し、逮捕されました。「医療は人権キャンペーン」(the Healthcare is a Human Right Campaign)を組織しているバーモント労働者センター代表のジェイムズ・ハスラムに話を聞きます。

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    2015/1/9(Fri)
    記事番号: 
    4
  • コロラド州のNAACP事務所の爆破を米国内テロ事件としてFBIが捜査

    FBI は、 NAACP (黒人地位向上協会)コロラド支部の屋外に仕掛けられた爆弾が爆発した事件は国内テロの可能性があると表明しました。この手製の爆破装置は、6日朝、コロラドスプリングスのNAACP事務所の建物の壁で爆発しました。近くに一缶のガソリンが置かれていましたが、発火はまぬがれました。FBIの報道担当者は、ヘイトクライムが動機である可能性も認めています。警察は、40歳ぐらいの白人男性を参考人として指名手配しています。南部貧困法律センターによるとNAACPは1965年以来8回の爆弾による攻撃を受けています。1993年には3回の攻撃を受け、その次が今回の攻撃でした。NAACPコロラドスプリングス支部の元支部長で、NAACPコロラド・モンタナ・ワイオミング州会議代表のローズマリー・ハリス・ライトルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/9(Fri)
    記事番号: 
    3

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