デイリーニュース

  • マイケル・ムーア:米上院はクリスティン・ブラジー・フォードの訴えを真剣に受け止め、カバノーの審理を延期すべきだ

    最高裁判事候補のブレット・カバノーとクリスティン・ブラジー・フォードの両者に対する上院聴聞会は、すぐには進展しないかもしれません。ブレイジー・フォードが、聴聞会で証言する前に、彼女が10代だった時にカバノーにレイプされそうになった件に関するFBIの調査を求めているからです。上院司法委員会のチャック・グラスリー委員長は、ブラジー・フォードとカバノーの双方に24日に証言するように声をかけましたが、ブラジー・フォードの弁護士たちはその申し出を辞退しています。弁護士らはグラスリーへの書簡の中で次のように書いています。「フォード氏の人生がめちゃめちゃにされてしまったさなかに、あなたと委員会のスタッフは、上院議員20人以上の前でカバノー判事と同じテーブルに着き証言するよう公聴会を予定したのです。それは彼女にとって痛切なトラウマとなった哀しい事件を全米テレビ公開で再び経験しろということなのです」。この書簡は、ブラジー・フォードが複数の殺害予告の脅迫を受け、自宅で暮らすことができなくなっていることも明らかにしました。18日夜、グラスリー上院議員は、クリスティーン・ブラジー・フォードが証言しなくても、最高裁判事の審理を「これ以上遅らせる理由はない」と述べました。オスカー賞を受賞した映画監督マイケル・ムーアに、カバノーとクリスティン・ブラジー・フォードについて話を聞きます。
    dailynews date: 
    2018/9/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 経済崩壊に続くウォール街占拠運動から10年  協同組合運動が拡大中

    9月第3週は、ウォール街占拠運動(Occupy Wall Street)の7周年で、世界的な金融危機の始まりのきっかけとなった米投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破たんから10年です。この金融危機は、ウォール街占拠運動のほか、スペインのM-15運動、ギリシャの反緊縮運動を含む大規模な世界的反資本主義運動の引き金ともなりました。「これらの出来事の記念日にほとんど何もしないということに驚かされます」と、作家で活動家のネイサン・シュナイダーは言います。「あの経済危機の原因に真剣に取り組むことを何もしてこなかったことを、われわれは自覚しているのだと思います。」シュナイダーの新刊は、2008年の金融危機以来再び盛り上がりを見せている、共同所有に基づいた経済の代替モデルについて説明しています。この本のタイトルはEverything for Everyone: The Radical Tradition That Is Shaping the Next Economy(『すべての人にすべてのものを:次世代の経済を形作る急進的な伝統』)です。

    dailynews date: 
    2018/9/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 連邦緊急事態管理局から移民税関捜査局に資金移動 ハリケーン「フローレンス」後の強制送還を恐れて保護を求める移民たち

    ハリケーン「フローレンス」は山場を越えましたが、地方当局は南北カロライナ州とバージニア州の住人たちにとっても最も危険な洪水はこれからだと言っています。数千人が自宅からの避難命令を受け、さらに数百人以上が増水からの救助を求めています。しかし滞在許可を持たない移民たちは、助けを求めることで移民局の法執行対象となることを恐れています。一方、トランプ政権は、こう留施設や強制送還費用の支払いのため、連邦緊急事態管理局(FEMA)の予算から約1000万ドルを移民税関捜査局(ICE)に再配分しました。「幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals program:DACA)の受益者で、 ノースカロライナ州グリーンボロを拠点とし「シエンブラNC」(Siembra NC)とアメリカ・フレンズ奉仕団の世話人であるローラ・ガルドゥニョ・ガルシアと、「収容行為監視ネットワーク」(Detention Watch Network)の政策部長であるメリー・スモールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • カバノーに不利な証言をしようとする連邦裁判所の職員を上院が無視 インターセプト誌記事で明らかに

    連邦最高裁判事候補のブレット・カバノーが、高校生時代に、パーティーで15歳の少女をレイプしようとしたという告発を受け、上院司法委員会のチャック・グラスリー委員長は9月17日に新たな公聴会を開くことを発表しました。カバノーと、告発者である大学教授のクリスティン・ブラジー・フォードの双方が宣誓した上で証言する予定です。カバノーに対する告発が波紋を広げる一方で、ライアン・グリムがインターセプト誌に発表した新たな記事では、弁護士のサイラス・サナイが、やはりカバノーを告発しようとした連邦裁判所の複数の職員の代理として上院議員のチャールズ・グラスリーとダイアン・ファインスタインに何度も連絡をとろうとしたことを明らかにしています。これらの職員たちは、不祥事を起こした第9巡回控訴裁判所のアレックス・コジンスキ元首席裁判官の事務官だったカバノーの職務について話をしたがっていました。コジンスキ―は少なくとも15人の女性への性的嫌がらせによって告発されたことを受け2017年に辞任しました。しかし、サナイはグラスリーとファインスタインから1度も返事をもらいませんでした。カバノーはコジンスキーが性的に不適切な行動をしたところを直接見たことはないと繰り返し述べてきました。インターセプト誌のワシントンDC支局長であるライアン・グリムに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 警官に殺された男性の家族 「ダラス警察がジーンを中傷するのは彼を殺した警官を守るためか?」

    テキサス州ダラスでは、26歳の黒人男性が自宅アパートで白人警官に射殺された事件への抗議が続いています。アンバー・ガイガー警官は2週間前、ボザム・シェム・ジーンのアパートに入って発砲、ジーンを殺害し、過失致死の罪で刑事告発されました。ガンガーは自分のアパートと勘違いしたと警察は主張しています。訴追がなぜ3日間遅れたのか、殺害時になぜガイガーが自分のアパートではないことに気づかなかったかについて疑問の声が高まっています。ジーンの家族は、ジャンのアパートの捜索令状に記載されていた情報を公開したとして警察を批判しています。ジャンの家族の代理人で公民権弁護士のリー・メリットは、警察が身内の警官が処罰されないようにジーンを中傷しようとしているとし、「(26年の生涯にわたって警察沙汰を起こさなかった)ジーンがついに犯罪者になるためには、ダラス警官に殺されることが必要だったのです」と指摘します。

    dailynews date: 
    2018/9/17(Mon)
    記事番号: 
    4
  • カバノーはロー対ウェイド判決を覆すか? カバノーの最高裁判事承認は女性の「生死にかかわる」問題

    最高裁判事候補のブレット・カバノーによる性的暴行疑惑が報道される中、ロー対ウェイド判決(人工妊娠中絶への規制を違憲とした判決)に対するカバノーの立場に注目が集まっています。ニューヨーク・タイムズ紙は、9月前半の指名承認公聴会が始まる前に複数のリーク文書を受け取っていたことを認めています。この中には、ロー対ウェイド判決が「法的な決着」であることを疑問視するカバノーのメールも含まれています。「スレート・ドット・コム」(Slate.com)上級編集者のダリア・リスウィック、「米国進歩センター行動基金」(Center for American Progress Action Fund)の上級研究員で「シンク・プログレス」(ThinkProgress)の司法担当編集者のイアン・ミルハイザーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • フェイスブックがカバノーへの批判記事を検閲 保守メディアの「フェイクニュース」との判断をうけて

    ニュースサイト「シンク・プログレス」(ThinkProgress)は先週、上級研究員のイアン・ミルハイザーによる“Brett Kavanaugh said he would kill Roe v. Wade last week and almost no one noticed”(「ブレット・カバノーは先週ロー対ウェイド判決を覆すと言ったがほとんど注目されず」)と題した記事を掲載しました。その後、フェイスブックのファクトチェッカーを務める保守メディア「ウィークリー・スタンダード」がこの記事を「フェイクニュース」と判断したことで、フェイスブックはこの記事を格下げの対象としました。ニュースサイト「インターセプト」(The Intercept)は、「フェイスブックの措置は、これをシェアすると通信上および経済的に不利な影響を被りますという他メディアへの脅しであり、記事に対する事実上の攻撃だ」とするベッツィー・リード編集長のコメントと共に、ミルハイザーの記事を再掲載しました。「米国進歩センター行動基金」(Center for American Progress Action Fund)の上級研究員で「シンク・プログレス」司法担当編集者のイアン・ミルハイザーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • カバノーの高校時代の暴行をブラジー・フォードが告発 上院はアニタ・ヒル事件の過ちを繰り返すのか

    トランプ大統領が最高裁判事に指名したブレット・カバノーの過去のレイプ未遂をクリスティン・ブラジー・フォード博士が告発したことをうけ、数日後に迫る上院司法委員会での指名承認が疑わしくなってきました。カリフォルニア州パロアルト大学のクリスティン・ブラジー・フォード教授は、高校時代、同じく高校生だったカバノーに性的暴行を加えられたと主張しています。フォードはこの話を表に出そうとは考えていませんでしたが、情報の流出を受け、考えを変えたと言います。フォードは現在、自分の経験について証言してもいいと語っています。16日掲載のワシントンポスト紙のインタビューでフォードは、1980年代前半に「まっすぐ歩けないほど酔った」カバノーとその友人に寝室に無理やり連れこまれたと語っています。同紙は、「フォードによると、友人が見張りをする中、カバノーはフォードをベッドに仰向けに押し倒し、服の上から身体を触り、自分の体を押し付け、不器用な手つきでワンピース型の水着とその上に着ていた服を脱がそうとした。フォードが悲鳴を上げようとすると、カバノーが手で口をふさいだとも言っている」と報じました。「スレート・ドット・コム」(Slate.com)の上級編集者ダリア・リスウィックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/9/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 地球工学をめぐる論争:気候変動と闘うため地球に「ハック」を仕掛けるべきか?

    カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事の「グローバル気候行動サミット」が同州サンフランシスコ市で開催中です。気候変動対策の中でも異論の多い解決策のひとつ「地球工学」について考えます。「気候操作」とも呼ばれる地球工学は、温室効果ガス排出の影響の低減を狙う意図的な地球の改造のことです。そうした提案はすでに世界中の政府機関、科学者、企業などによって検討されています。地球工学の支持者たちは急進的な方法で地球を操作することを認めており、硫黄酸化物を含むエアロゾルを成層圏に噴射したり、大気中の二酸化炭素を除去することなどが提案されています。しかし、このような「テクノロジーによる対処」は気候変動の根本的原因の解決にはつながらず、むしろ地球を危険に晒す危険があるとの批判もあります。ETCグループの理事であり、「気候正義連盟」(Climate Justice Alliance)創設メンバーで理事のゴーパル・ダヤネニと、ハーバード大学工学・応用科学スクールの応用物理学教授でハーバード・ケネディー行政大学院の公共政策学教授のデビッド・キースの二人を招き討論会を行いました。キース教授は、大気中から二酸化炭素を捕まえる技術を開発する会社、「カーボン・エンジニアリング」の創設者です。

    dailynews date: 
    2018/9/14(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 100人以上の先住民活動家 カリフォルニア州ブラウン知事の市場原理に基づく気候変動対策を批判

    100人以上の先住民・気候正義運動の活動家たちは11日サンフランシスコで、カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事が主催する「気候変動と森林破壊の対策本部」(Climate and Forest Task Force)の会合に、会場の外から抗議活動を行いました。抗議者たちはブラウン知事や対策本部メンバーに手紙を届けようと試みました。デモクラシー・ナウ!は抗議活動が行われている街頭の様子を取材しました。

    dailynews date: 
    2018/9/14(Fri)
    記事番号: 
    3

Pages